エリンギのトマトソースペンネ ~ 素材の味を活かす?① [パスタ・ピザ]
エリンギは加熱すると松茸のような香りが出て、うまく丁度に火を通せば、コリコリした食感も楽しめる。
素材の味を活かすなんてよく言うけれど、どうしたらそんなことができる?
エリンギで言うなら
椎茸類はふつう生では食べないし、食べると危険。
加熱する目的はまず食べられるようにすること。加熱すると水分が出て縮み、結果として旨みが凝縮される。
素材の味を殺してしまう方法は?
強い味も素材の香りと味を消してしまう。濃い味付けの佃煮みたいに例外はあっても、それはまた別のおいしい食べ方。
エリンギのトマトソースパスタで、素材の味を活かす方法を考えてみる。それも簡単にできる方法で。(Tips1)
<エリンギのトマトソースペンネ ~ 素材の味を活かす?①>
<材料>
トマトソースを冷凍しておいたもの。白く固まっているのはオリーブオイル。
材料はモッツァレラチーズの他にとろけるチーズ、クリームチーズ、チェダーでもナチュラルチーズなら何でもよい。
トマトソースがなかったら、ぜひ、生のトマトを使ってほしい。ふつうのトマトなら種を取って適当に切ればいい。ミニトマトならそのまま使える。
他に何かプラスして、おいしさに深みを出したいなら生ハムがよい。
大根の葉がなかったら(ふつうないって?)、パセリやセロリの葉、水菜やほうれん草、何か緑のものがあるとよい。
<下ごしらえ>
エリンギは大きさによって縦に2つか4つに切る。長かったら半分に切ってから。
ピザと同時に使うためこんな切り方。下の方は横に薄く切ってピザで使う。
軽く塩をしたらオリーブオイルを全体に絡める。これはオーブントースターで焼くため、短時間で上手く焼けるようにと、旨みが抜けすぎないようにするため。
モッツァレラチーズはこんな感じ。
<作り方>
1.エリンギをオーブントースターで焼く
焼く時間は大きさと能力によって違う。できるだけ高めの温度で短時間が、おいしい焼き方。ポイントは香り。
2.ペンネを茹でる。
ペンネはアルデンテに茹でるのでは多分硬くておいしくない。少しやわらかめに茹でて、ペンネじゃなく、エリンギが主役になるようにする。
3.耐熱容器に茹でたペンネを入れてオリーブオイルを絡める。
これはお弁当に持っていくため、ペンネがくっつかないように、オリーブオイルは多め。
4.容器にトマトソースとモッツァレラチーズを入れる。
5.エリンギをのせ、パルメザンチーズを振りかける。
チーズをかけて焼くから、パスタというよりグラタンかも。
6.オーブントースターでチーズが溶けるまで焼く。
7.焼けたら軽くコショウを振って大根の葉を散らす。
大根の葉だって役目を果たしてくれる。あるとないとでは大違い。
ペンネを茹でる鍋を1つ使っただけで、あとはオーブントースターで簡単調理。
フライパンでするならエリンギはオリーブオイルで炒めるといい。もっと美味しく食べるなら、網で直火焼き。それが一番エリンギが喜ぶかも。松茸の代わりなんかじゃなくて、エリンギの持つ香りが立ってくる。
Tips1
エリンギは、日本ではバブルの時代に生まれたキノコで、それまでは存在しなかった。よく松茸と比較され、代わりに使われることもある。もともとはいなかったきのこのため、エリンギの本来の味、香りは分からない。エリンギは栽培して”作られた”味と香り。
椎茸も同じでスーパーで売っている椎茸は人工栽培されたもの。人工栽培だからおいしくないってことはない。野生の椎茸なんて食べたことある人少ないでしょう。
椎茸は菌床でも原木でも栽培された人工。間違った知識を持ってはいけないので、椎茸の栽培法で分かりやすいサイトがありましたのでリンクを貼ります。
しいたけ栽培って??
しかし、秋が旬のきのこって、栽培ものでも旬なんでしょうか。。。
戻る
エリンギの原産は地中海地方沿岸で、フランス、イタリアでは定番食材だとか。ルネサンスの時代ではどんな食べ方をしていたのでしょうか。”食卓の賢人たち” の時代にもあったのか。
「エリンギ 古代ローマ」で Google 検索すると様々なものがヒットしますが、どれも「だとか」や、「らしい」で終わり。
くだらないことかもしれないけど、どんな食べ方をしてたかが分かれば、どんな味がするかが想像できる。
もう10年、いや20年若ければ図書館でエリンギのことば探しをしてみたい。そうやってエリンギの味を膨らませて食べるのも美味しいに違いない。
戻る
TOP HOME
素材の味を活かすなんてよく言うけれど、どうしたらそんなことができる?
エリンギで言うなら
- 焼いて香りを出す
- 焼いて水分を抜く
- 塩をして水分を抜く
- 煮て旨みを凝縮させる
- 蒸して汗をかかせる
椎茸類はふつう生では食べないし、食べると危険。
加熱する目的はまず食べられるようにすること。加熱すると水分が出て縮み、結果として旨みが凝縮される。
素材の味を殺してしまう方法は?
- 加熱しすぎる
- 強い味付けをする
強い味も素材の香りと味を消してしまう。濃い味付けの佃煮みたいに例外はあっても、それはまた別のおいしい食べ方。
エリンギのトマトソースパスタで、素材の味を活かす方法を考えてみる。それも簡単にできる方法で。(Tips1)
<エリンギのトマトソースペンネ ~ 素材の味を活かす?①>
<材料>
- エリンギ
- ペンネ
- トマトソース
- モッツァレラチーズ
- パルメザンチーズ
- 大根の葉
- 塩
- コショウ
- オリーブオイル
トマトソースを冷凍しておいたもの。白く固まっているのはオリーブオイル。
材料はモッツァレラチーズの他にとろけるチーズ、クリームチーズ、チェダーでもナチュラルチーズなら何でもよい。
トマトソースがなかったら、ぜひ、生のトマトを使ってほしい。ふつうのトマトなら種を取って適当に切ればいい。ミニトマトならそのまま使える。
他に何かプラスして、おいしさに深みを出したいなら生ハムがよい。
大根の葉がなかったら(ふつうないって?)、パセリやセロリの葉、水菜やほうれん草、何か緑のものがあるとよい。
<下ごしらえ>
- トマトソースを解凍する
- エリンギを縦に2つから4つに切る
- エリンギに軽く塩をしてオリーブオイルを絡める
- モッツァレラチーズを適当な大きさに切る
- 大根の葉をみじん切りにする
エリンギは大きさによって縦に2つか4つに切る。長かったら半分に切ってから。
ピザと同時に使うためこんな切り方。下の方は横に薄く切ってピザで使う。
軽く塩をしたらオリーブオイルを全体に絡める。これはオーブントースターで焼くため、短時間で上手く焼けるようにと、旨みが抜けすぎないようにするため。
モッツァレラチーズはこんな感じ。
<作り方>
1.エリンギをオーブントースターで焼く
焼く時間は大きさと能力によって違う。できるだけ高めの温度で短時間が、おいしい焼き方。ポイントは香り。
2.ペンネを茹でる。
ペンネはアルデンテに茹でるのでは多分硬くておいしくない。少しやわらかめに茹でて、ペンネじゃなく、エリンギが主役になるようにする。
3.耐熱容器に茹でたペンネを入れてオリーブオイルを絡める。
これはお弁当に持っていくため、ペンネがくっつかないように、オリーブオイルは多め。
弁当だから耐熱容器で作ってるけれど、家で食べるならフライパンでどうぞ。 |
4.容器にトマトソースとモッツァレラチーズを入れる。
5.エリンギをのせ、パルメザンチーズを振りかける。
チーズをかけて焼くから、パスタというよりグラタンかも。
6.オーブントースターでチーズが溶けるまで焼く。
7.焼けたら軽くコショウを振って大根の葉を散らす。
大根の葉だって役目を果たしてくれる。あるとないとでは大違い。
ペンネを茹でる鍋を1つ使っただけで、あとはオーブントースターで簡単調理。
フライパンでするならエリンギはオリーブオイルで炒めるといい。もっと美味しく食べるなら、網で直火焼き。それが一番エリンギが喜ぶかも。松茸の代わりなんかじゃなくて、エリンギの持つ香りが立ってくる。
関連記事 |
・トマトソース② ~ ワインの煮詰めがポイント ・トマトソース① ~ 何にでも使えるソースに ・鰯のトマトソースパスタ ~ トマト炒めればトマトソース ・冷凍したものの解凍の仕方 ~ オーブンで ・エリンギのピザ ~ 素材の味を活かす?② |
Tips1
エリンギは、日本ではバブルの時代に生まれたキノコで、それまでは存在しなかった。よく松茸と比較され、代わりに使われることもある。もともとはいなかったきのこのため、エリンギの本来の味、香りは分からない。エリンギは栽培して”作られた”味と香り。
椎茸も同じでスーパーで売っている椎茸は人工栽培されたもの。人工栽培だからおいしくないってことはない。野生の椎茸なんて食べたことある人少ないでしょう。
椎茸は菌床でも原木でも栽培された人工。間違った知識を持ってはいけないので、椎茸の栽培法で分かりやすいサイトがありましたのでリンクを貼ります。
しいたけ栽培って??
しかし、秋が旬のきのこって、栽培ものでも旬なんでしょうか。。。
戻る
エリンギの原産は地中海地方沿岸で、フランス、イタリアでは定番食材だとか。ルネサンスの時代ではどんな食べ方をしていたのでしょうか。”食卓の賢人たち” の時代にもあったのか。
「エリンギ 古代ローマ」で Google 検索すると様々なものがヒットしますが、どれも「だとか」や、「らしい」で終わり。
くだらないことかもしれないけど、どんな食べ方をしてたかが分かれば、どんな味がするかが想像できる。
もう10年、いや20年若ければ図書館でエリンギのことば探しをしてみたい。そうやってエリンギの味を膨らませて食べるのも美味しいに違いない。
戻る
TOP HOME
エリンギのピザ ~ 素材の味を活かす?② [パスタ・ピザ]
エリンギと市販のピザを使って簡単にできる、素材の味を活かす(?)ピザ。パスタと同時に作ると、共通の材料で2つおいしいものができる。
<材料>
チーズはモッツァレラでなくても、ナチュラルチーズなら何でもよい。クリームチーズなら安上がりでおいしいものができる。(Tips1)
トマトソースの作り方は、「エリンギのトマトソースペンネ ~ 素材の味を活かす?①」の記事の方にリンク有り。
<下ごしらえ>
エリンギのトマトソースペンネと同じ
<作り方>
1.エリンギをオーブントースターで焼く。
エリンギの香りが出るまで。この後、ピザの上にのせて焼くので焼き過ぎないこと。
2.ピザにトマトソースをのせる。
3.エリンギとモッツァレラチーズをのせる。
4.オーブントースターやオーブン、グリルで焼く。
焼く温度は可能なかぎり高く。焼く時間は可能なかぎり短く。高い温度で早く焼くのがピザにはおいしい。
モッツァレラチーズが溶けたら焼き上がり。
5.コショウを振ったら出来上がり。
好きならオリーブオイルをふりかける。パセリやバジルをのせてもおいしい。
簡単にできる、エリンギの素材の味を活かす(?)作り方。
こんな手抜きでも、エリンギを加熱しすぎず、丁度に火を通せば、香り豊かなエリンギが主役のピザになる。
Tips1
チーズにはナチュラルチーズとプロセスチーズがある。違いは「加熱してないか」、「加熱してあるか」。
とろけるチーズと言われるものはナチュラルチーズで、プロセスチーズは焼いても溶けない。
モッツァレラチーズには白い「フレッシュ」と黄色い「熟成」がある。もちろんいずれもナチュラルチーズ。
それぞれ用途は違うけれど、「熟成」の方をそのまま食べると、「フレッシュ」と同じ風味と食感がある。どちらも加熱して食べるなら、完全に溶かさないとおいしくない。また、冷めるとゴムみたいになるので、熱々の状態で食べるのがよい。
パルメザンチーズは粉チーズとして、丸い筒に入って売っていて、室温でも保存できる不思議なチーズ。自分で削って食べるような、ホールの状態で売っているものは、もちろん室温保存できない。
ブルーチーズは青カビのチーズで、強い香りがありとてもおいしい。これ単独で食べるよりはブリー(ブルーとは違う)やチェダーなど、数種類のチーズと一緒に食べると、もっとおいしく食べられる。ピザやパスタ、料理にもいろんなチーズを組み合わせた方がおいしい。
モッツァレラ、カッテージ、マスカルポーネはフレッシュチーズ。クリームチーズはソフトと言われるチーズ。どれも、それ自体には味はあまりなく、チーズの風味を愉しむためのもの。砂糖を加えればスイーツも作れる。
カルボナーラにはパルメザンチーズじゃなきゃならないことはなく、他の「ナチュラル」チーズだったら何でもできる。塩味のしないチーズを使うなら、塩を足してやればいいだけ。いろんなチーズの風味が愉しめておいしい。
戻る
TOP HOME
<材料>
- 市販のピザでチーズだけのもの
- エリンギ
- トマトソース
- モッツァレラチーズ
- 塩
- コショウ
- オリーブオイル
チーズはモッツァレラでなくても、ナチュラルチーズなら何でもよい。クリームチーズなら安上がりでおいしいものができる。(Tips1)
トマトソースの作り方は、「エリンギのトマトソースペンネ ~ 素材の味を活かす?①」の記事の方にリンク有り。
<下ごしらえ>
エリンギのトマトソースペンネと同じ
- トマトソースを解凍する
- エリンギを縦に2つから4つに切る
- エリンギに軽く塩をしてオリーブオイルを絡める
- モッツァレラチーズを適当な大きさに切る
<作り方>
1.エリンギをオーブントースターで焼く。
エリンギの香りが出るまで。この後、ピザの上にのせて焼くので焼き過ぎないこと。
2.ピザにトマトソースをのせる。
3.エリンギとモッツァレラチーズをのせる。
4.オーブントースターやオーブン、グリルで焼く。
焼く温度は可能なかぎり高く。焼く時間は可能なかぎり短く。高い温度で早く焼くのがピザにはおいしい。
モッツァレラチーズが溶けたら焼き上がり。
5.コショウを振ったら出来上がり。
好きならオリーブオイルをふりかける。パセリやバジルをのせてもおいしい。
簡単にできる、エリンギの素材の味を活かす(?)作り方。
こんな手抜きでも、エリンギを加熱しすぎず、丁度に火を通せば、香り豊かなエリンギが主役のピザになる。
関連記事 |
・エリンギのトマトソースペンネ ~ 素材の味を活かす?① |
Tips1
チーズにはナチュラルチーズとプロセスチーズがある。違いは「加熱してないか」、「加熱してあるか」。
とろけるチーズと言われるものはナチュラルチーズで、プロセスチーズは焼いても溶けない。
モッツァレラチーズには白い「フレッシュ」と黄色い「熟成」がある。もちろんいずれもナチュラルチーズ。
それぞれ用途は違うけれど、「熟成」の方をそのまま食べると、「フレッシュ」と同じ風味と食感がある。どちらも加熱して食べるなら、完全に溶かさないとおいしくない。また、冷めるとゴムみたいになるので、熱々の状態で食べるのがよい。
パルメザンチーズは粉チーズとして、丸い筒に入って売っていて、室温でも保存できる不思議なチーズ。自分で削って食べるような、ホールの状態で売っているものは、もちろん室温保存できない。
ブルーチーズは青カビのチーズで、強い香りがありとてもおいしい。これ単独で食べるよりはブリー(ブルーとは違う)やチェダーなど、数種類のチーズと一緒に食べると、もっとおいしく食べられる。ピザやパスタ、料理にもいろんなチーズを組み合わせた方がおいしい。
モッツァレラ、カッテージ、マスカルポーネはフレッシュチーズ。クリームチーズはソフトと言われるチーズ。どれも、それ自体には味はあまりなく、チーズの風味を愉しむためのもの。砂糖を加えればスイーツも作れる。
カルボナーラにはパルメザンチーズじゃなきゃならないことはなく、他の「ナチュラル」チーズだったら何でもできる。塩味のしないチーズを使うなら、塩を足してやればいいだけ。いろんなチーズの風味が愉しめておいしい。
戻る
チーズを使ったパスタの記事 |
・チェダーチーズでカルボナーラ ・チーズのスパゲティ ・スモークサーモンのクリームスパゲティ ~ ディルの甘い香り ・サーモンとディルのスパゲティ |
TOP HOME
ジェノベーゼ風スパゲティ ~ 胸焼けなしの後悔しないおいしさ [パスタ・ピザ]
ジェノベーゼはバジルの爽やかな香りと、オリーブオイル、パルメザンチーズ、松の実のコクが合わさった濃厚なおいしさが病みつきになる。
爽やかでありながらこってり、それがジェノベーゼの魅力だけど、さすがに年をとってくると、食べた後に胸焼けする。食べるんじゃなかったって。
それでも、ジェノベーゼには「食べたい」、「どうしても食べたい」と思う、衝動に駆られる魅力がある。
食べている時はおいしくて幸せな気分、どんどん食がすすみ、ワインもおいしく飲める。しばらくすると、ワインを注ぐ回数が減り、徐々に胃と胸が重くなってくる。こんなことって私だけでしょうか?
そこで、濃厚でこってりしたジェノベーゼ(Tips1)とは違い、バジルの爽やかな香りに、オリーブオイルとパルメザンチーズの旨みを、表面に絡める、あっさりしたジェノベーゼ風スパゲティにアレンジ。
<胸焼けしないジェノベーゼ風スパゲティ>
ペスト・ジェノベーゼはふつう、バジル、松の実、オリーブオイル、パルメザンチーズ(ペコリーノチーズ)、ニンニクをすりつぶして混ぜ合わせる。そうすることでこってりとした油に、バジルの爽やかさが加わる。
食べた後でも胸焼けしない、さっぱりとしたジェノベーゼにするには、すりつぶさないで、それぞれを和えるだけ。和えるだけでも爽やかさ、濃厚な旨みの両方が味わえる。
<材料>
ジェノベーゼ(風)スパゲティにいんげんとじゃがいもは付き物で、これが入ると入らないではおいしさが全然違う。濃厚なソースがじゃがいもに絡み、いんげんの青臭さが口の中をさっぱりとさせてくれる。
トマトはあまり入れないだろうが、トマトの酸味でよりさっぱりと食べることができる。
<下ごしらえ>
30分から1時間水につけたら、葉だけを摘みとって、水分を拭き取る。(すりつぶす方のジェノベーゼペーストだと、水は完全に拭き取らないと日持ちしない。カビる。)
いんげんとじゃがいもは同じくらいの大きさに切る。
ミニトマトの代わりに、ふつうのトマトを使う場合は、横に割って種を取ってから細かく切る。皮は硬いのが気になるなら湯剥きする。炒めると柔らかくなるのでそのままでも構わない。
松の実だったら粒のまま。
パスタと一緒に茹でてもいいけれど、慌てずゆっくり、飲みながら作るような場合は、予め茹でておいた方がよい。この後さっと炒めるので固茹で。茹でずに炒めるだけでももちろんいい。みんな風味が違っておいしい。
ニンニクは風味が強いのがよければすりつぶし。
それからの順はみじん切り->薄切り->叩き潰し->丸ごと->皮ごと。その時の気分で。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いてニンニクを弱火で炒める。
焦がさないようにじっくりと。ニンニクを食べないなら、香りが出たら取り出す。
これで香りがつくのか? やってみたらわかる。ほのかな香りに誘われ、きっと白ワインのコルクを抜くはず。
2.落花生を炒める。
この落花生は生の状態から何度も煎ってあるため香りが出ない。残念。
松の実だったら加熱するとほわーんと甘い香りが漂う。
市販の殻付き落花生なら、殻に守られてる分、炒めると香りが出そうだけど、素直に松の実で作るのをお勧めする。
3.いんげんとじゃがいもを炒め合わせる。
下茹でしてあればさっと合わせるだけ。
軽く塩コショウする。
4.白ワインを振りかけ、アルコールと水分を飛ばす。
白ワインをかけたら強火でアルコールを飛ばす。フライパンを揺すって、材料が焦げないように、ワインの水分も飛ばしてしまう。ワインが残ると酸味が残る。
5.ミニトマトを入れて塩をして炒める。
トマトに塩をしたら皮が少し弾けるまで炒めて火を止める。
6.パスタをアルデンテに茹でる。
パスタの茹でとソース作りの同時進行も可。
7.ソースを再び加熱して、茹で汁を入れて乳化させたら麺を絡める。
ソースの乳化のコツはフライパンを前後によーく揺すること。
乳化したそのトロミが麺に絡まりおいしくなる。
8.味を見て塩コショウしたら、火を止めてバジルを手でちぎって混ぜ合わせる。
バジルは加熱するかしないかで風味が変わる。余熱だけでも香りは出る。生っぽいのが嫌なら少し炒める。
9.パルメザンチーズを振って混ぜたらできあがり。
上に生のままのバジルを飾って、パルメザンチーズを少し振る。
このジェノベーゼ風スパゲティなら胸焼けしない。それでもバジルの風味、チーズの濃厚な旨みもいっぱい。
松の実だったら。。。
落花生でも生落花生だったら香りは出る。美味しいに違いない。
Tips1
ジェノベーゼとは、ふつう連想するものはバジルのペーストのこと。バジルペーストなんてよく売っている。
そのふつう連想するジェノベーゼは、ペスト・ジェノベーゼと言って、ジェノバのペストのこと。
ペストとペーストは違います。ペストは pesto、ペーストは paste です。
ペースト(paste)は練ったもののことで、”パスタ” の語源でもる。一方、ペスト(pesto)はバジルを使用した”調味料” のことで、ペスト・ジェノベーゼはジェノバのペスト(調味料)という意味。バジルは英語でイタリア語ではバジリコ。
ペスト・ジェノヴェーゼ - Wikipedia
ペースト - Wikipedia
戻る
Tips2
バジルの保存の仕方
バジルは買ってきたら水か氷水にしばらくつけて蘇生。すぐに食べきらないのに、袋のまま冷蔵庫にしまうと、まず、翌日にはしおれる。スーパーで売っている時点で、もうしおれ始め弱っている。
バジルなんてそんなに売れるものじゃないだろうから、しおれ、とろけたものしかないかもしれない。とろけたものは水につけると、よけいに溶けてしまうので水には浸けない。
ペーパーか新聞紙でくるんで水で湿らせる。
ビニール袋に入れて冷蔵庫にしまえば結構持つ。
イタリアンパセリも同じ。
戻る
TOP HOME
爽やかでありながらこってり、それがジェノベーゼの魅力だけど、さすがに年をとってくると、食べた後に胸焼けする。食べるんじゃなかったって。
それでも、ジェノベーゼには「食べたい」、「どうしても食べたい」と思う、衝動に駆られる魅力がある。
食べている時はおいしくて幸せな気分、どんどん食がすすみ、ワインもおいしく飲める。しばらくすると、ワインを注ぐ回数が減り、徐々に胃と胸が重くなってくる。こんなことって私だけでしょうか?
そこで、濃厚でこってりしたジェノベーゼ(Tips1)とは違い、バジルの爽やかな香りに、オリーブオイルとパルメザンチーズの旨みを、表面に絡める、あっさりしたジェノベーゼ風スパゲティにアレンジ。
<胸焼けしないジェノベーゼ風スパゲティ>
ペスト・ジェノベーゼはふつう、バジル、松の実、オリーブオイル、パルメザンチーズ(ペコリーノチーズ)、ニンニクをすりつぶして混ぜ合わせる。そうすることでこってりとした油に、バジルの爽やかさが加わる。
食べた後でも胸焼けしない、さっぱりとしたジェノベーゼにするには、すりつぶさないで、それぞれを和えるだけ。和えるだけでも爽やかさ、濃厚な旨みの両方が味わえる。
<材料>
- パスタ
- バジル
- ニンニク
- オリーブオイル
- パルメザンチーズ
- 落花生※
- じゃがいも
- いんげん
- ミニトマト
- 塩
- コショウ
- 白ワイン
ジェノベーゼ(風)スパゲティにいんげんとじゃがいもは付き物で、これが入ると入らないではおいしさが全然違う。濃厚なソースがじゃがいもに絡み、いんげんの青臭さが口の中をさっぱりとさせてくれる。
トマトはあまり入れないだろうが、トマトの酸味でよりさっぱりと食べることができる。
<下ごしらえ>
- バジルを氷水につけてシャキッとさせて、葉だけを摘みとり水気を拭く。
- いんげんを4、5cmの長さに切る。
- じゃがいもを4、5cmの細切りにする。
- ミニトマトを縦に4つに切る。
- 落花生を半分に切る。
- いんげんとじゃがいもを下茹でする。
30分から1時間水につけたら、葉だけを摘みとって、水分を拭き取る。(すりつぶす方のジェノベーゼペーストだと、水は完全に拭き取らないと日持ちしない。カビる。)
いんげんとじゃがいもは同じくらいの大きさに切る。
ミニトマトの代わりに、ふつうのトマトを使う場合は、横に割って種を取ってから細かく切る。皮は硬いのが気になるなら湯剥きする。炒めると柔らかくなるのでそのままでも構わない。
松の実だったら粒のまま。
パスタと一緒に茹でてもいいけれど、慌てずゆっくり、飲みながら作るような場合は、予め茹でておいた方がよい。この後さっと炒めるので固茹で。茹でずに炒めるだけでももちろんいい。みんな風味が違っておいしい。
ニンニクは風味が強いのがよければすりつぶし。
それからの順はみじん切り->薄切り->叩き潰し->丸ごと->皮ごと。その時の気分で。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いてニンニクを弱火で炒める。
焦がさないようにじっくりと。ニンニクを食べないなら、香りが出たら取り出す。
これで香りがつくのか? やってみたらわかる。ほのかな香りに誘われ、きっと白ワインのコルクを抜くはず。
2.落花生を炒める。
この落花生は生の状態から何度も煎ってあるため香りが出ない。残念。
松の実だったら加熱するとほわーんと甘い香りが漂う。
市販の殻付き落花生なら、殻に守られてる分、炒めると香りが出そうだけど、素直に松の実で作るのをお勧めする。
3.いんげんとじゃがいもを炒め合わせる。
下茹でしてあればさっと合わせるだけ。
軽く塩コショウする。
4.白ワインを振りかけ、アルコールと水分を飛ばす。
白ワインをかけたら強火でアルコールを飛ばす。フライパンを揺すって、材料が焦げないように、ワインの水分も飛ばしてしまう。ワインが残ると酸味が残る。
5.ミニトマトを入れて塩をして炒める。
トマトに塩をしたら皮が少し弾けるまで炒めて火を止める。
6.パスタをアルデンテに茹でる。
パスタの茹でとソース作りの同時進行も可。
7.ソースを再び加熱して、茹で汁を入れて乳化させたら麺を絡める。
ソースの乳化のコツはフライパンを前後によーく揺すること。
乳化したそのトロミが麺に絡まりおいしくなる。
8.味を見て塩コショウしたら、火を止めてバジルを手でちぎって混ぜ合わせる。
バジルは加熱するかしないかで風味が変わる。余熱だけでも香りは出る。生っぽいのが嫌なら少し炒める。
9.パルメザンチーズを振って混ぜたらできあがり。
上に生のままのバジルを飾って、パルメザンチーズを少し振る。
このジェノベーゼ風スパゲティなら胸焼けしない。それでもバジルの風味、チーズの濃厚な旨みもいっぱい。
松の実だったら。。。
落花生でも生落花生だったら香りは出る。美味しいに違いない。
Tips1
ジェノベーゼとは、ふつう連想するものはバジルのペーストのこと。バジルペーストなんてよく売っている。
そのふつう連想するジェノベーゼは、ペスト・ジェノベーゼと言って、ジェノバのペストのこと。
ペストとペーストは違います。ペストは pesto、ペーストは paste です。
ペースト(paste)は練ったもののことで、”パスタ” の語源でもる。一方、ペスト(pesto)はバジルを使用した”調味料” のことで、ペスト・ジェノベーゼはジェノバのペスト(調味料)という意味。バジルは英語でイタリア語ではバジリコ。
あまり深入りすると、料理どころではなくなるので、Wikipedia のリンクだけ貼っておきます。納得いくまで知りたいなら図書館へ行って、それぞれの単語を引かれるといいと思います。オックスフォード英語辞典のような大きな辞書を引くと歴史まで分かります。 ペスト自体がバジルを使用した調味料。ペーストは英語で練ったもののこと。ジェノバ ”ペースト” は不思議なことば。 |
ペスト・ジェノヴェーゼ - Wikipedia
ペースト - Wikipedia
戻る
Tips2
バジルの保存の仕方
バジルは買ってきたら水か氷水にしばらくつけて蘇生。すぐに食べきらないのに、袋のまま冷蔵庫にしまうと、まず、翌日にはしおれる。スーパーで売っている時点で、もうしおれ始め弱っている。
バジルなんてそんなに売れるものじゃないだろうから、しおれ、とろけたものしかないかもしれない。とろけたものは水につけると、よけいに溶けてしまうので水には浸けない。
ペーパーか新聞紙でくるんで水で湿らせる。
ビニール袋に入れて冷蔵庫にしまえば結構持つ。
イタリアンパセリも同じ。
戻る
関連記事 |
・野菜の保存の仕方② ~ イタリアンパセリ ・生落花生 ~ 殻ごと焼く・茹でる |
TOP HOME
鰯のトマトソースパスタ ~ トマト炒めればトマトソース [パスタ・ピザ]
トマトソースと言うと、何か特別な手の込んだ、煮込みソースと思っていませんか?
そんなことはありません。生のトマトに塩して油で炒めればトマトソースです。3分もかからないでできる。
缶詰のホールトマトがなくても、生のトマト1個あれば簡単にトマトソースができます。ミニトマトでもいいし、完熟トマト、フルーツトマトだってみんなそれぞれ違った味のソースになります。
生のままでもトマトソースになります。冷たいパスタならトマトに塩してオリーブオイルを絡めるだけ。それに好きな香りや味を足すだけでおいしくなります。
鰯と生のトマトでトマトソースパスタにします。
<材料>(一人分)
最低限必要なのは鰯、トマト、玉ねぎであとの野菜はあるもので構いません。プチヴェールはなかなか売ってないと思いますが、ブロッコリーがよく合います。というより、プチヴェールはブロッコリーと似た味です。
イタリアンパセリは鰯の臭みを抜くために入れます。
ブラックオリーブは酢漬けをカットして小袋に詰められたものを利用しました。缶詰コーナーにサラダ材料として売ってます。でも、できたら缶詰の丸のままのを使いたいです。量が多いのが難点。
鰯は新鮮でないと生臭いですね。パセリやオリーブ、トマトにきのこなど、色んな具材と炒めていけば、香りが移ってクセが抜けます。
ここにニンニクが入ればもっとおいしくなります。お弁当で持っていったので入れてません。
<下ごしらえ>
鰯に塩、コショウしたら白ワインをふりかけてしばらく置いておきます。皮の方がクセが強いので、皮にワインが浸かっているようにすると、かなり臭みがなくなります。5分くらい置いたらペーパーで水分をきれいに拭き取る。
トマトは皮もおいしいので、気にならなければ湯剥きしなくていいです。ただし、種は酸味の素なので取り除きます。湯剥きの仕方の記事は下にリンクを貼っておきます。
プチヴェールは切らずにそのままですが、あまり食べたことない野菜で、下ごしらえの方法はわかりません。ブロッコリーみたいにつぼみを水に漬けとくのか...。洗ってそのまま生でガブリと食べてもおいしい野菜ですね。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いて玉ねぎを炒める。弱火。
玉ねぎの水分が抜けるまで、じっくり炒めることで甘くなります。この甘さがトマトの酸味をやわらげ、甘いトマトソースになります。玉ねぎが生じゃ、酸っぱくて辛い、ツンとくるトマトソースになってしまう。
2.鰯を皮目から焼く。中火。
火を少し強めて、鰯がフライパンにくっつかないように焼きます。火が弱いとくっつく。くっつくのが心配なら、あらかじめ鰯にオリーブオイルを絡めておくといいです。これはどんな魚でも同じ。
鰯は身が薄く、もろいので煮ていくうちにくずれてしまいます。大きい鰯なら両面焼きますが、小さいのなら皮目だけ焼くだけで構いません。完成する頃にはきれいに崩れてる。
くずさないで鰯のソテーのようにしたかったら、粉をはたいて強火でカリッと焼き上げてください。
完全に火を通さなくていいです。この炒める目的は、鰯の臭みを抜くためです。炒めることで鰯の水分を飛ばし、ソースに臭みの元となる水分を移さないためです。
3.アンチョビを入れて軽く炒め、油の中に溶かす。弱火
アンチョビは焦げやすく、加熱すると油にすぐ溶けます。でも、反対に入れるだけで次の工程に移ったら、溶けてないアンチョビが部分的に残って、塩辛いところができてしまう。
ジュワーっとアンチョビの周りから泡が出て、良い匂いがしてきたらかき混ぜます。すると油の中に溶けて茶色い液体となります。溶けてしまえばあとは全体にかき混ぜなくても大丈夫です。
4.イタリアンパセリの半分を入れて軽く炒める。弱火。
イタリアンパセリも炒めれば、油に良い香りが移ります。これは鰯の臭み抜きにもなります。
5.白ワインを振りかけ、フライパンを揺すって油と乳化させる。強火。
フライパンを揺するうちに液体が白く濁ってきます。水分が飛んでしまうまでずっと揺すり続ける。ワインの水分は酸味です。飛ばしてしまえば酸味は残りません。
6.トマト、しめじ、ブラックオリーブを入れ、塩をして炒める。中火。
しめじとブラックオリーブは、炒めてから白ワインでも、白ワインしてから入れてもどちらでもいいと思いますが、トマトはワインの後です。
トマトは水分が多く、ワインをかけたらトマトにワインの水分が残ってしまいます。アルコール分が飛ばないこともあります。なので、トマトにワインでは酸味の利いたソースになってしまいます。
7.プチヴェールとショートアスパラを入れる。中火。
両方ともすぐに火が通る野菜です。
このままトマトがくずれてくるまで炒め合わせます。
8.ソースの火を止めてパスタを茹でる。
私は要領が悪いので、いつもソース作ってから茹でます。
9.パスタが茹で上がる少し前にソースを温め、茹で汁を加える。中火。
こんなんでソースになるのかって心配?
茹で汁加えればちゃんとソースになります。
10.茹で上がったパスタを入れて和える。
茹で汁をさらに加えて、ペンネにソースが染み込むよう少し煮詰めます。オリーブオイルをかければ絡めやすくなります。
1個食べてみて塩、コショウで味を調整します。
11.お皿に盛ってイタリアンパセリを散らしたら完成。
これは弁当なのでこんな容器です。
プチヴェール弁当みたいですが、下には生臭くないおいしい鰯のトマトソースのパスタが入っています。
弁当など時間が経ってから食べるなら、ペンネはごついのでわりとアルデンテが残っています。時間が経った後でもおいしい。
ただし、くっついてしまうのでオリーブオイルをふりかけひと混ぜしておくといいです。
トマトソースはもちろん缶詰のホールトマトで作ってもおいしいです。
TOP HOME
そんなことはありません。生のトマトに塩して油で炒めればトマトソースです。3分もかからないでできる。
缶詰のホールトマトがなくても、生のトマト1個あれば簡単にトマトソースができます。ミニトマトでもいいし、完熟トマト、フルーツトマトだってみんなそれぞれ違った味のソースになります。
生のままでもトマトソースになります。冷たいパスタならトマトに塩してオリーブオイルを絡めるだけ。それに好きな香りや味を足すだけでおいしくなります。
鰯と生のトマトでトマトソースパスタにします。
<材料>(一人分)
- パスタ(ペンネ)・・・適量
- 鰯(真いわし)・・・3匹
- トマト・・・1個
- 玉ねぎ・・・小1/4個
- ショートアスパラ・・・2本
- しめじ
- プチヴェール
- ブラックオリーブ
- アンチョビ
- イタリアンパセリ
- 塩、コショウ
- 白ワイン
- オリーブオイル
最低限必要なのは鰯、トマト、玉ねぎであとの野菜はあるもので構いません。プチヴェールはなかなか売ってないと思いますが、ブロッコリーがよく合います。というより、プチヴェールはブロッコリーと似た味です。
イタリアンパセリは鰯の臭みを抜くために入れます。
ブラックオリーブは酢漬けをカットして小袋に詰められたものを利用しました。缶詰コーナーにサラダ材料として売ってます。でも、できたら缶詰の丸のままのを使いたいです。量が多いのが難点。
鰯は新鮮でないと生臭いですね。パセリやオリーブ、トマトにきのこなど、色んな具材と炒めていけば、香りが移ってクセが抜けます。
ここにニンニクが入ればもっとおいしくなります。お弁当で持っていったので入れてません。
<下ごしらえ>
- 鰯を三枚に下す。
- 鰯に塩、コショウして白ワインをふりかける。
- トマトの皮を湯剥きして、種を取り除いてサイコロ状に切る。
- 玉ねぎをみじん切りにする。
- しめじを小房に分ける。
- ショートアスパラを3等分に切る。
- イタリアンパセリをみじん切りにする。
鰯に塩、コショウしたら白ワインをふりかけてしばらく置いておきます。皮の方がクセが強いので、皮にワインが浸かっているようにすると、かなり臭みがなくなります。5分くらい置いたらペーパーで水分をきれいに拭き取る。
トマトは皮もおいしいので、気にならなければ湯剥きしなくていいです。ただし、種は酸味の素なので取り除きます。湯剥きの仕方の記事は下にリンクを貼っておきます。
プチヴェールは切らずにそのままですが、あまり食べたことない野菜で、下ごしらえの方法はわかりません。ブロッコリーみたいにつぼみを水に漬けとくのか...。洗ってそのまま生でガブリと食べてもおいしい野菜ですね。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いて玉ねぎを炒める。弱火。
玉ねぎの水分が抜けるまで、じっくり炒めることで甘くなります。この甘さがトマトの酸味をやわらげ、甘いトマトソースになります。玉ねぎが生じゃ、酸っぱくて辛い、ツンとくるトマトソースになってしまう。
2.鰯を皮目から焼く。中火。
火を少し強めて、鰯がフライパンにくっつかないように焼きます。火が弱いとくっつく。くっつくのが心配なら、あらかじめ鰯にオリーブオイルを絡めておくといいです。これはどんな魚でも同じ。
鰯は身が薄く、もろいので煮ていくうちにくずれてしまいます。大きい鰯なら両面焼きますが、小さいのなら皮目だけ焼くだけで構いません。完成する頃にはきれいに崩れてる。
くずさないで鰯のソテーのようにしたかったら、粉をはたいて強火でカリッと焼き上げてください。
完全に火を通さなくていいです。この炒める目的は、鰯の臭みを抜くためです。炒めることで鰯の水分を飛ばし、ソースに臭みの元となる水分を移さないためです。
3.アンチョビを入れて軽く炒め、油の中に溶かす。弱火
アンチョビは焦げやすく、加熱すると油にすぐ溶けます。でも、反対に入れるだけで次の工程に移ったら、溶けてないアンチョビが部分的に残って、塩辛いところができてしまう。
ジュワーっとアンチョビの周りから泡が出て、良い匂いがしてきたらかき混ぜます。すると油の中に溶けて茶色い液体となります。溶けてしまえばあとは全体にかき混ぜなくても大丈夫です。
4.イタリアンパセリの半分を入れて軽く炒める。弱火。
イタリアンパセリも炒めれば、油に良い香りが移ります。これは鰯の臭み抜きにもなります。
5.白ワインを振りかけ、フライパンを揺すって油と乳化させる。強火。
フライパンを揺するうちに液体が白く濁ってきます。水分が飛んでしまうまでずっと揺すり続ける。ワインの水分は酸味です。飛ばしてしまえば酸味は残りません。
6.トマト、しめじ、ブラックオリーブを入れ、塩をして炒める。中火。
しめじとブラックオリーブは、炒めてから白ワインでも、白ワインしてから入れてもどちらでもいいと思いますが、トマトはワインの後です。
トマトは水分が多く、ワインをかけたらトマトにワインの水分が残ってしまいます。アルコール分が飛ばないこともあります。なので、トマトにワインでは酸味の利いたソースになってしまいます。
7.プチヴェールとショートアスパラを入れる。中火。
両方ともすぐに火が通る野菜です。
このままトマトがくずれてくるまで炒め合わせます。
8.ソースの火を止めてパスタを茹でる。
私は要領が悪いので、いつもソース作ってから茹でます。
9.パスタが茹で上がる少し前にソースを温め、茹で汁を加える。中火。
こんなんでソースになるのかって心配?
茹で汁加えればちゃんとソースになります。
10.茹で上がったパスタを入れて和える。
茹で汁をさらに加えて、ペンネにソースが染み込むよう少し煮詰めます。オリーブオイルをかければ絡めやすくなります。
1個食べてみて塩、コショウで味を調整します。
11.お皿に盛ってイタリアンパセリを散らしたら完成。
これは弁当なのでこんな容器です。
プチヴェール弁当みたいですが、下には生臭くないおいしい鰯のトマトソースのパスタが入っています。
弁当など時間が経ってから食べるなら、ペンネはごついのでわりとアルデンテが残っています。時間が経った後でもおいしい。
ただし、くっついてしまうのでオリーブオイルをふりかけひと混ぜしておくといいです。
トマトソースはもちろん缶詰のホールトマトで作ってもおいしいです。
関連記事 |
・魚の臭みを取る方法④ ~ 鰯をパスタで ・魚は生臭い? ~ 臭み取りの方法 ・トマトの皮の湯剥きの仕方 ・トマトソース② ~ ワインの煮詰めがポイント ・トマトソース① ~ 何にでも使えるソースに ・さばの干物でトマトソースパスタ ~ 干物も食材 ・なまり節でトマトソースパスタ(準備中、未掲載) ・野菜の保存の仕方② ~ イタリアンパセリ |
TOP HOME
タラと菜の花のスパゲティ ~ タラをおいしく調理する [パスタ・ピザ]
タラと菜の花でパスタ。タラをお酒で臭みを抜いて、菜の花のほろ苦さとで、冬と春のおいしさを両方楽しみます。
タラは鍋には定番の魚ですね。冬が旬の魚で淡白な味だからどんなお鍋にも合います。
でも、タラって生臭いとか身がパサパサでおいしくないなんて思っているんでは?。それに、タラって高価なのです。
冬ならもっと手軽に使える食材、”カキ” があるため、タラは止めてカキにしようなんて、私もタラじゃなくてカキを買うことが多いです。
<材料>
タラは生タラです。塩タラはあまり食べたことがないのでよく分かりませんが、塩の量を調節すれば作れると思います。
他の白身の魚でもできます。鯛、金目鯛、甘鯛、黒むつ、赤むつ、ほうぼう (← みんな高級魚だ)、青魚のアジでもいい。
菜の花の代わりはアスパラとかブロッコリー、ミニトマトはふつうのトマトでも構いません。
タラの臭みを消しておいしく食べるために、長ねぎとイタリアンパセリはぜひ入れて下さい。イタリアンパセリがなくてチリチリのパセリでもいいですが、香りは全然違います。1袋買ってくると使い切れない? 保存の仕方も紹介しますので、一度おいしさを味わってみてください。
アンチョビはフィレがあればベスト。使い切る自信がなければペーストを持っておくと便利です。でも、シャバシャバの液体のものは止めましょう。
<下ごしらえ>
菜の花は茹でますが、調理する前に蘇生しておきます。氷水にしばらく漬けておくことで、新鮮なものでなくても、多少はシャキッとさせることができます。
水気を切ったら3、4cmに茎ごとザク切りにする。
タラに白ワインを振りかけます。
10分程度置いたら、ペーパーで水分を拭き取る。
タラの皮を外します。
皮は付けたままでも構いませんが、魚は皮と身に旨みと生臭みがあります。臭みを取るか旨さを採るかはお好きなように。タラの煮付けじゃないので、外した方がいいかもしれません。
皮を下にしてまな板に置いたら、皮と身の間に包丁を入れて、包丁を前後に大きく動かしながら、皮を引っ張っていけばきれいに外せます。
もし、皮引きに失敗したら、皮付きのまま炒めてしまえばいいですよ。
タラをひと口大に切って塩、コショウをしてオリーブオイルをまぶして絡めます。
ふつうは塩をして魚の臭みを抜きますが、ワインだけでも抜けてます。タラは身の水分を抜きすぎるとパサパサになります。
塩、コショウしたらすぐにオリーブオイルを絡めます。全体にコーティングするように。
イタリアンパセリの葉を摘み取ったら、包丁でみじん切りにするか、手で細かくちぎります。
長ねぎは縦に切ります。
まず半分に切って、千切りよりは太く切る。
あまり細く切り過ぎると、炒めるときに焦げやすくなります。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いて、鷹の爪を入れてねぎを炒める。
弱火でじっくりと。ねぎの香りが立ってくるまで炒めます。焦がすと苦くなるので、時々フライパンを揺する。
2.タラを入れて炒める。
漬けておいたオリーブオイルごと入れてしまえばいいです。
火を中火くらいにして表、裏とも表面が白くなるまで炒めます。この後煮詰めるので、炒め過ぎに注意です。加熱し過ぎは身のパサ付きに。
3.タラの表面が焼けたら、アンチョビを炒めてオイルに溶かし、白ワインを振りかける。
アンチョビはすぐ溶けます。焦げないようにすること。
白ワインをかけてアルコールを飛ばしたら、フライパンを揺すってワインの水分も飛ばします。
本当はワインの前に、イタリアンパセリを半分炒めて、オイルに香りを移すのですが、鮮度が悪くしおれていたため後にします。炒めるととろけてなくなりそうだった。
4.ミニトマトとお湯で溶いたコンソメを入れて沸かす。
ミニトマトはそのままで甘いです。ふつうのトマトならブイヨン入れる前に少し炒めてください。
沸いたらイタリアンパセリの半分を入れて軽く煮る。
↓
煮過ぎはダメ。タラが硬くなります。ヘラで混ぜたりもしないように。タラの身が割れます。フライパンを揺すって混ぜながら煮る。
5.ソースの火を止めてパスタを茹でる。
パスタの茹で上げと、ソース作りが同時進行できるなら、タイミングをみてやってください。
6.パスタが茹で上がる3分くらい前に菜の花を入れる。
菜の花は茎が太いですが2分も茹でればOK。シャキシャキがお好きなら1分にしてください。
7.ソースを温めてパスタと絡める。
ブイヨンの汁気もパスタが吸ってしまいます。茹で汁を足して調節。
味見して塩、コショウする。
8.オリーブオイルを回しかけてさらに絡める。
汁気のあるソースの時はオリーブオイルを足すといいです。水分とオイルが絡まっておいしくなります。
汁気だけだとパスタがどんどん伸びてひっついてしいます。
オリーブオイルが苦手でもたっぷりのオリーブオイルがないと、おいしいソースになりません。苦手ならピュアオイルを使ってみてください。香りが弱くクセもありません。
9.お皿に盛ってイタリアンパセリを散らして完成。
タラの臭みはまったくありません。身もパサパサしていません。それでもタラの味はしっかりします。
イタリアンパセリのさやわかな香り、菜の花のほろ苦さも加わり、白ワインがおいしくいただけます。
TOP HOME
タラは鍋には定番の魚ですね。冬が旬の魚で淡白な味だからどんなお鍋にも合います。
でも、タラって生臭いとか身がパサパサでおいしくないなんて思っているんでは?。それに、タラって高価なのです。
冬ならもっと手軽に使える食材、”カキ” があるため、タラは止めてカキにしようなんて、私もタラじゃなくてカキを買うことが多いです。
<材料>
- 生真だら切り身
- 菜の花
- 長ねぎ
- ミニトマト
- イタリアンパセリ
- アンチョビ
- コンソメ顆粒
- 塩、コショウ
- 鷹の爪
- オリーブオイル
- 白ワイン
タラは生タラです。塩タラはあまり食べたことがないのでよく分かりませんが、塩の量を調節すれば作れると思います。
他の白身の魚でもできます。鯛、金目鯛、甘鯛、黒むつ、赤むつ、ほうぼう (← みんな高級魚だ)、青魚のアジでもいい。
菜の花の代わりはアスパラとかブロッコリー、ミニトマトはふつうのトマトでも構いません。
タラの臭みを消しておいしく食べるために、長ねぎとイタリアンパセリはぜひ入れて下さい。イタリアンパセリがなくてチリチリのパセリでもいいですが、香りは全然違います。1袋買ってくると使い切れない? 保存の仕方も紹介しますので、一度おいしさを味わってみてください。
アンチョビはフィレがあればベスト。使い切る自信がなければペーストを持っておくと便利です。でも、シャバシャバの液体のものは止めましょう。
<下ごしらえ>
- 菜の花を氷水に漬けてシャキッとさせる。
- タラに白ワインを振りかけ臭みを抜く。
- タラの皮を外してひと口大に切り、塩、コショウする。
- タラの臭みを抜いたらオリーブオイルで表面をコーティングする。
- イタリアンパセリの葉を摘み取る。
- ミニトマトを縦に4つに切る。
- 長ねぎを縦2、3mmに切る。
- コンソメをお湯で溶いておく。
菜の花は茹でますが、調理する前に蘇生しておきます。氷水にしばらく漬けておくことで、新鮮なものでなくても、多少はシャキッとさせることができます。
水気を切ったら3、4cmに茎ごとザク切りにする。
タラに白ワインを振りかけます。
10分程度置いたら、ペーパーで水分を拭き取る。
タラの皮を外します。
皮は付けたままでも構いませんが、魚は皮と身に旨みと生臭みがあります。臭みを取るか旨さを採るかはお好きなように。タラの煮付けじゃないので、外した方がいいかもしれません。
皮を下にしてまな板に置いたら、皮と身の間に包丁を入れて、包丁を前後に大きく動かしながら、皮を引っ張っていけばきれいに外せます。
もし、皮引きに失敗したら、皮付きのまま炒めてしまえばいいですよ。
タラをひと口大に切って塩、コショウをしてオリーブオイルをまぶして絡めます。
ふつうは塩をして魚の臭みを抜きますが、ワインだけでも抜けてます。タラは身の水分を抜きすぎるとパサパサになります。
塩、コショウしたらすぐにオリーブオイルを絡めます。全体にコーティングするように。
イタリアンパセリの葉を摘み取ったら、包丁でみじん切りにするか、手で細かくちぎります。
長ねぎは縦に切ります。
まず半分に切って、千切りよりは太く切る。
あまり細く切り過ぎると、炒めるときに焦げやすくなります。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いて、鷹の爪を入れてねぎを炒める。
弱火でじっくりと。ねぎの香りが立ってくるまで炒めます。焦がすと苦くなるので、時々フライパンを揺する。
2.タラを入れて炒める。
漬けておいたオリーブオイルごと入れてしまえばいいです。
火を中火くらいにして表、裏とも表面が白くなるまで炒めます。この後煮詰めるので、炒め過ぎに注意です。加熱し過ぎは身のパサ付きに。
3.タラの表面が焼けたら、アンチョビを炒めてオイルに溶かし、白ワインを振りかける。
アンチョビはすぐ溶けます。焦げないようにすること。
白ワインをかけてアルコールを飛ばしたら、フライパンを揺すってワインの水分も飛ばします。
本当はワインの前に、イタリアンパセリを半分炒めて、オイルに香りを移すのですが、鮮度が悪くしおれていたため後にします。炒めるととろけてなくなりそうだった。
4.ミニトマトとお湯で溶いたコンソメを入れて沸かす。
ミニトマトはそのままで甘いです。ふつうのトマトならブイヨン入れる前に少し炒めてください。
沸いたらイタリアンパセリの半分を入れて軽く煮る。
↓
煮過ぎはダメ。タラが硬くなります。ヘラで混ぜたりもしないように。タラの身が割れます。フライパンを揺すって混ぜながら煮る。
5.ソースの火を止めてパスタを茹でる。
パスタの茹で上げと、ソース作りが同時進行できるなら、タイミングをみてやってください。
6.パスタが茹で上がる3分くらい前に菜の花を入れる。
菜の花は茎が太いですが2分も茹でればOK。シャキシャキがお好きなら1分にしてください。
7.ソースを温めてパスタと絡める。
ブイヨンの汁気もパスタが吸ってしまいます。茹で汁を足して調節。
味見して塩、コショウする。
8.オリーブオイルを回しかけてさらに絡める。
汁気のあるソースの時はオリーブオイルを足すといいです。水分とオイルが絡まっておいしくなります。
汁気だけだとパスタがどんどん伸びてひっついてしいます。
オリーブオイルが苦手でもたっぷりのオリーブオイルがないと、おいしいソースになりません。苦手ならピュアオイルを使ってみてください。香りが弱くクセもありません。
9.お皿に盛ってイタリアンパセリを散らして完成。
タラの臭みはまったくありません。身もパサパサしていません。それでもタラの味はしっかりします。
イタリアンパセリのさやわかな香り、菜の花のほろ苦さも加わり、白ワインがおいしくいただけます。
関連記事 |
・魚の臭みを取る方法② ~ タラの切り身でパスタ |
野菜の保存の仕方 |
・野菜の保存の仕方① ~ 菜の花 ・野菜の保存の仕方② ~ イタリアンパセリ |
TOP HOME