鰯のトマトソースパスタ ~ トマト炒めればトマトソース [パスタ・ピザ]
トマトソースと言うと、何か特別な手の込んだ、煮込みソースと思っていませんか?
そんなことはありません。生のトマトに塩して油で炒めればトマトソースです。3分もかからないでできる。
缶詰のホールトマトがなくても、生のトマト1個あれば簡単にトマトソースができます。ミニトマトでもいいし、完熟トマト、フルーツトマトだってみんなそれぞれ違った味のソースになります。
生のままでもトマトソースになります。冷たいパスタならトマトに塩してオリーブオイルを絡めるだけ。それに好きな香りや味を足すだけでおいしくなります。
鰯と生のトマトでトマトソースパスタにします。
<材料>(一人分)
最低限必要なのは鰯、トマト、玉ねぎであとの野菜はあるもので構いません。プチヴェールはなかなか売ってないと思いますが、ブロッコリーがよく合います。というより、プチヴェールはブロッコリーと似た味です。
イタリアンパセリは鰯の臭みを抜くために入れます。
ブラックオリーブは酢漬けをカットして小袋に詰められたものを利用しました。缶詰コーナーにサラダ材料として売ってます。でも、できたら缶詰の丸のままのを使いたいです。量が多いのが難点。
鰯は新鮮でないと生臭いですね。パセリやオリーブ、トマトにきのこなど、色んな具材と炒めていけば、香りが移ってクセが抜けます。
ここにニンニクが入ればもっとおいしくなります。お弁当で持っていったので入れてません。
<下ごしらえ>
鰯に塩、コショウしたら白ワインをふりかけてしばらく置いておきます。皮の方がクセが強いので、皮にワインが浸かっているようにすると、かなり臭みがなくなります。5分くらい置いたらペーパーで水分をきれいに拭き取る。
トマトは皮もおいしいので、気にならなければ湯剥きしなくていいです。ただし、種は酸味の素なので取り除きます。湯剥きの仕方の記事は下にリンクを貼っておきます。
プチヴェールは切らずにそのままですが、あまり食べたことない野菜で、下ごしらえの方法はわかりません。ブロッコリーみたいにつぼみを水に漬けとくのか...。洗ってそのまま生でガブリと食べてもおいしい野菜ですね。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いて玉ねぎを炒める。弱火。
玉ねぎの水分が抜けるまで、じっくり炒めることで甘くなります。この甘さがトマトの酸味をやわらげ、甘いトマトソースになります。玉ねぎが生じゃ、酸っぱくて辛い、ツンとくるトマトソースになってしまう。
2.鰯を皮目から焼く。中火。
火を少し強めて、鰯がフライパンにくっつかないように焼きます。火が弱いとくっつく。くっつくのが心配なら、あらかじめ鰯にオリーブオイルを絡めておくといいです。これはどんな魚でも同じ。
鰯は身が薄く、もろいので煮ていくうちにくずれてしまいます。大きい鰯なら両面焼きますが、小さいのなら皮目だけ焼くだけで構いません。完成する頃にはきれいに崩れてる。
くずさないで鰯のソテーのようにしたかったら、粉をはたいて強火でカリッと焼き上げてください。
完全に火を通さなくていいです。この炒める目的は、鰯の臭みを抜くためです。炒めることで鰯の水分を飛ばし、ソースに臭みの元となる水分を移さないためです。
3.アンチョビを入れて軽く炒め、油の中に溶かす。弱火
アンチョビは焦げやすく、加熱すると油にすぐ溶けます。でも、反対に入れるだけで次の工程に移ったら、溶けてないアンチョビが部分的に残って、塩辛いところができてしまう。
ジュワーっとアンチョビの周りから泡が出て、良い匂いがしてきたらかき混ぜます。すると油の中に溶けて茶色い液体となります。溶けてしまえばあとは全体にかき混ぜなくても大丈夫です。
4.イタリアンパセリの半分を入れて軽く炒める。弱火。
イタリアンパセリも炒めれば、油に良い香りが移ります。これは鰯の臭み抜きにもなります。
5.白ワインを振りかけ、フライパンを揺すって油と乳化させる。強火。
フライパンを揺するうちに液体が白く濁ってきます。水分が飛んでしまうまでずっと揺すり続ける。ワインの水分は酸味です。飛ばしてしまえば酸味は残りません。
6.トマト、しめじ、ブラックオリーブを入れ、塩をして炒める。中火。
しめじとブラックオリーブは、炒めてから白ワインでも、白ワインしてから入れてもどちらでもいいと思いますが、トマトはワインの後です。
トマトは水分が多く、ワインをかけたらトマトにワインの水分が残ってしまいます。アルコール分が飛ばないこともあります。なので、トマトにワインでは酸味の利いたソースになってしまいます。
7.プチヴェールとショートアスパラを入れる。中火。
両方ともすぐに火が通る野菜です。
このままトマトがくずれてくるまで炒め合わせます。
8.ソースの火を止めてパスタを茹でる。
私は要領が悪いので、いつもソース作ってから茹でます。
9.パスタが茹で上がる少し前にソースを温め、茹で汁を加える。中火。
こんなんでソースになるのかって心配?
茹で汁加えればちゃんとソースになります。
10.茹で上がったパスタを入れて和える。
茹で汁をさらに加えて、ペンネにソースが染み込むよう少し煮詰めます。オリーブオイルをかければ絡めやすくなります。
1個食べてみて塩、コショウで味を調整します。
11.お皿に盛ってイタリアンパセリを散らしたら完成。
これは弁当なのでこんな容器です。
プチヴェール弁当みたいですが、下には生臭くないおいしい鰯のトマトソースのパスタが入っています。
弁当など時間が経ってから食べるなら、ペンネはごついのでわりとアルデンテが残っています。時間が経った後でもおいしい。
ただし、くっついてしまうのでオリーブオイルをふりかけひと混ぜしておくといいです。
トマトソースはもちろん缶詰のホールトマトで作ってもおいしいです。
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そんなことはありません。生のトマトに塩して油で炒めればトマトソースです。3分もかからないでできる。
缶詰のホールトマトがなくても、生のトマト1個あれば簡単にトマトソースができます。ミニトマトでもいいし、完熟トマト、フルーツトマトだってみんなそれぞれ違った味のソースになります。
生のままでもトマトソースになります。冷たいパスタならトマトに塩してオリーブオイルを絡めるだけ。それに好きな香りや味を足すだけでおいしくなります。
鰯と生のトマトでトマトソースパスタにします。
<材料>(一人分)
- パスタ(ペンネ)・・・適量
- 鰯(真いわし)・・・3匹
- トマト・・・1個
- 玉ねぎ・・・小1/4個
- ショートアスパラ・・・2本
- しめじ
- プチヴェール
- ブラックオリーブ
- アンチョビ
- イタリアンパセリ
- 塩、コショウ
- 白ワイン
- オリーブオイル
最低限必要なのは鰯、トマト、玉ねぎであとの野菜はあるもので構いません。プチヴェールはなかなか売ってないと思いますが、ブロッコリーがよく合います。というより、プチヴェールはブロッコリーと似た味です。
イタリアンパセリは鰯の臭みを抜くために入れます。
ブラックオリーブは酢漬けをカットして小袋に詰められたものを利用しました。缶詰コーナーにサラダ材料として売ってます。でも、できたら缶詰の丸のままのを使いたいです。量が多いのが難点。
鰯は新鮮でないと生臭いですね。パセリやオリーブ、トマトにきのこなど、色んな具材と炒めていけば、香りが移ってクセが抜けます。
ここにニンニクが入ればもっとおいしくなります。お弁当で持っていったので入れてません。
<下ごしらえ>
- 鰯を三枚に下す。
- 鰯に塩、コショウして白ワインをふりかける。
- トマトの皮を湯剥きして、種を取り除いてサイコロ状に切る。
- 玉ねぎをみじん切りにする。
- しめじを小房に分ける。
- ショートアスパラを3等分に切る。
- イタリアンパセリをみじん切りにする。
鰯に塩、コショウしたら白ワインをふりかけてしばらく置いておきます。皮の方がクセが強いので、皮にワインが浸かっているようにすると、かなり臭みがなくなります。5分くらい置いたらペーパーで水分をきれいに拭き取る。
トマトは皮もおいしいので、気にならなければ湯剥きしなくていいです。ただし、種は酸味の素なので取り除きます。湯剥きの仕方の記事は下にリンクを貼っておきます。
プチヴェールは切らずにそのままですが、あまり食べたことない野菜で、下ごしらえの方法はわかりません。ブロッコリーみたいにつぼみを水に漬けとくのか...。洗ってそのまま生でガブリと食べてもおいしい野菜ですね。
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを引いて玉ねぎを炒める。弱火。
玉ねぎの水分が抜けるまで、じっくり炒めることで甘くなります。この甘さがトマトの酸味をやわらげ、甘いトマトソースになります。玉ねぎが生じゃ、酸っぱくて辛い、ツンとくるトマトソースになってしまう。
2.鰯を皮目から焼く。中火。
火を少し強めて、鰯がフライパンにくっつかないように焼きます。火が弱いとくっつく。くっつくのが心配なら、あらかじめ鰯にオリーブオイルを絡めておくといいです。これはどんな魚でも同じ。
鰯は身が薄く、もろいので煮ていくうちにくずれてしまいます。大きい鰯なら両面焼きますが、小さいのなら皮目だけ焼くだけで構いません。完成する頃にはきれいに崩れてる。
くずさないで鰯のソテーのようにしたかったら、粉をはたいて強火でカリッと焼き上げてください。
完全に火を通さなくていいです。この炒める目的は、鰯の臭みを抜くためです。炒めることで鰯の水分を飛ばし、ソースに臭みの元となる水分を移さないためです。
3.アンチョビを入れて軽く炒め、油の中に溶かす。弱火
アンチョビは焦げやすく、加熱すると油にすぐ溶けます。でも、反対に入れるだけで次の工程に移ったら、溶けてないアンチョビが部分的に残って、塩辛いところができてしまう。
ジュワーっとアンチョビの周りから泡が出て、良い匂いがしてきたらかき混ぜます。すると油の中に溶けて茶色い液体となります。溶けてしまえばあとは全体にかき混ぜなくても大丈夫です。
4.イタリアンパセリの半分を入れて軽く炒める。弱火。
イタリアンパセリも炒めれば、油に良い香りが移ります。これは鰯の臭み抜きにもなります。
5.白ワインを振りかけ、フライパンを揺すって油と乳化させる。強火。
フライパンを揺するうちに液体が白く濁ってきます。水分が飛んでしまうまでずっと揺すり続ける。ワインの水分は酸味です。飛ばしてしまえば酸味は残りません。
6.トマト、しめじ、ブラックオリーブを入れ、塩をして炒める。中火。
しめじとブラックオリーブは、炒めてから白ワインでも、白ワインしてから入れてもどちらでもいいと思いますが、トマトはワインの後です。
トマトは水分が多く、ワインをかけたらトマトにワインの水分が残ってしまいます。アルコール分が飛ばないこともあります。なので、トマトにワインでは酸味の利いたソースになってしまいます。
7.プチヴェールとショートアスパラを入れる。中火。
両方ともすぐに火が通る野菜です。
このままトマトがくずれてくるまで炒め合わせます。
8.ソースの火を止めてパスタを茹でる。
私は要領が悪いので、いつもソース作ってから茹でます。
9.パスタが茹で上がる少し前にソースを温め、茹で汁を加える。中火。
こんなんでソースになるのかって心配?
茹で汁加えればちゃんとソースになります。
10.茹で上がったパスタを入れて和える。
茹で汁をさらに加えて、ペンネにソースが染み込むよう少し煮詰めます。オリーブオイルをかければ絡めやすくなります。
1個食べてみて塩、コショウで味を調整します。
11.お皿に盛ってイタリアンパセリを散らしたら完成。
これは弁当なのでこんな容器です。
プチヴェール弁当みたいですが、下には生臭くないおいしい鰯のトマトソースのパスタが入っています。
弁当など時間が経ってから食べるなら、ペンネはごついのでわりとアルデンテが残っています。時間が経った後でもおいしい。
ただし、くっついてしまうのでオリーブオイルをふりかけひと混ぜしておくといいです。
トマトソースはもちろん缶詰のホールトマトで作ってもおいしいです。
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