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卯の花団子酢豚風 ~ 卯の花作り過ぎて② [お弁当]

大量の卯の花の処理方法、2つ目です。卯の花を団子にして油で揚げ、甘酢で絡めて酢豚風にします。
卯の花はこんな風に変身しました。

お弁当に持って行ったので、材料は残り物利用。きゅうりとにんじん、たけのこ水煮だけ。
おいしかったですが複雑な心境です。もはや卯の花の影も形もありません。繊細な卯の花の味は全くしない。ただのおかずに成り果てた....

一人暮らしをしていてあまりしたくないのが ”揚げ物”。油の処理に困る。揚げ物はよく揚げ焼きで代用して作ってしまう。
でも、たまにはたっぷりの油で揚げた、唐揚やとんかつが食べたくなる。そんな時にするのが、”まとめ揚げ”。まとめて揚げ物作ってその油は捨ててしまいます。
今回した ”まとめ揚げ” では、この卯の花団子と鶏の唐揚、とんかつまで一気に揚げて作り置きしておいた。一辺に3種類も食べませんが、作り置きのとんかつだっておいしいものはおいしい。後にその記事を掲載します。

では、卯の花団子酢豚風の作り方。こんなの再現する人いないでしょうから、ひとつ、手抜きな特急弁当作りのコツを紹介したいと思います。材料変えれば何だってできる。

まず、卯の花は鶏挽肉と混ぜて団子にし、油で揚げる。これは手抜きできないので、我慢してください。

鶏挽肉には塩と酒で下味を付ける。

挽肉と卯の花の分量は、あったらあっただけ団子にして揚げればいいので適当。

卯の花と混ぜたら、粘りが出るまで練る。しっかり練らないと揚げる時にパンクする。卯の花が水分を吸い込みしっとりしてくるはず、ここで片栗粉を入れるかどうか判断が難しいところ。片栗粉を入れればつなぎになり、うまくまとまりますが、食感が硬くなる。
硬くしないようによく溶き玉子を入れます。しかし、卯の花に水分を与えるのは危険、揚げるとパンク間違いなし。
結局、玉子も片栗粉も入れず、練ったらハンバーグの時のように、両手でキャッチボールして空気を抜き、団子状にして少し乾燥させました。

ねっとりした団子なのでまとめるのが大変でした。

通常の肉団子なら、挽肉と長ねぎ、生姜のみじん切りなどで作りますね。ふわっとやわらかくしたいなら溶き玉子を、固くまとめたいなら片栗粉を混ぜれば、手作り肉団子やつくねができます。その時は下味をしっかり付けた方がおいしいですよ。
ふつうの肉団子をまとめて作っておけば、お弁当だけでなくおつまみや鍋、いろんな場面で活用できるので、ぜひ、子供と一緒に作ってください。親には作り方を教える義務がある。それが食育だと思います。

160~170度の油で揚げます。あまり高い温度だと表面焦げて中まで火が入りません。でも、卯の花、おからは不思議とすぐ揚がる。挽肉が心配ですが1個割ってみて火が通ってなければ、オーブントースターで温めるという手もあります。
揚げ上がり直前に温度を上げて、表面をカリッとさせたら網で油を切ります。

下味が付いているのでこのままでもおいしい。ビール飲んで3個も摘んでしまった!
卯の花がつなぎなので、ふわっとやわらかい肉団子です。

この後、鶏の唐揚ととんかつを揚げて、油疲れしました。油の臭いだけで胸焼けしそう。

さて、ここから先は忙しい主婦が喜ぶ、手抜き特急弁当の作り方です。下ごしらえを除けば、5分でおいしい酢豚風ができます。徹底的に手抜きすれば、下ごしらえなしの野菜を切るだけでも、できないことはない。そんな時は味を濃くすると、手抜きはバレ難い。体調悪い時にそんな手抜きすることがある。

  <下ごしらえ>
  • きゅうりをひと口大に切り塩もみする。きゅうりから水分が出てくるので拭き取る。
  • にんじん、たけのこ水煮も一口大に切る。
きゅうりの下ごしらえ面倒ですか? 塩もみしないときゅうり臭いですが、省くの不可能ではありません。でも、それならきゅうり使わないで他の野菜でやった方がいいかも。例えばピーマン、セロリ、きのこ類。特急弁当にはすぐに火が通るものがいいです。
特急弁当とは関係ないですが、きゅうりの保存の仕方にコツがありますので、興味がある方はTips1 の文字をクリックしてください。下の方へ飛びます。Tips1


 <挫折しない弁当作りのコツ>
  1. 材料に火さえ通れば、煮たって焼いたって、どう調理したって構わない。
  2. 切れ端や残り物を最大限に活用すれば、おもしろいようにバリエーションが増える。
  3. 味付けを変えれば、同じ材料でも別の一品になる。
  4. 弁当にいろいろ詰め込もうとしない。
  5. いっぱい作ったら、複数の容器に入れ冷蔵(冷凍)保存して、別の日の持ってく。
まだまだ、いくらでもありますが、大きなお世話でしょうから、今回は 1.を実践してみます。

酢豚は豚肉を揚げて、野菜と肉を炒め合わせ、タレで煮込むなんて大変なもの。こんなの5分じゃできないし、面倒で酢豚は私もめったにしない。
揚げた卯の花団子を使うので、一工程余計ですが、野菜だけの甘酢あん煮込みもできるので、いくらでも応用が利きます。


<卯の花団子酢豚風弁当の作り方>

  <材料>(1人分)
  • 揚げた卯の花団子・・・5個
  • きゅうり・・・2/3本
  • にんじん・・・少し
  • たけのこ水煮・・・2切れ
  • 中華スープの素・・・小さじ1
  • オイスターソース・・・大さじ1
  • 砂糖・・・大さじ1
  • 黒酢・・・大さじ1~2
  • しょうゆ・・・味の調整
  • 水溶き片栗粉・・・小さじ2の片栗粉を小さじ4の水
 調味料の量は、味見をしながら入れていくのでブレます。目安と思ってくださいね。


さて、この中で火を通さないと食べられないものはどれでしょう?
にんじんです。にんじんだけ加熱すればあとは味を付けるだけ。

行平鍋1個だけで酢豚風を5分で作ります。

1.鍋に水とにんじんを入れ、強火にかける。

水の量は、これが甘酢あんになりますので、最終的な甘酢あんソースの量です。にんじんがかぶるくらいで十分です。
にんじんは小さく切ってあり、2分も煮たら大丈夫。主婦の好きな「強火でガーーーーーーー」っとやっちゃえばOK。強火なら早く煮えていいですよね。すぐ出来ちゃう。
にんじんは強火で煮てもアクが出ない。なんて優秀な野菜なんでしょう。

2.たけのこ水煮を入れて味付けする。

たけのこ水煮は煮る必要なし。コンロから下してじっくり味見しながら味付けしていく。ただし、味見のし過ぎはいけません。舌が麻痺する馬鹿舌現象が起きる。
味を付けてく順番は、どうでもいいですけど、私は
中華スープの素->砂糖->オイスターソース->黒酢->味見->しょうゆ
でしました。お酢は時間が経つと酸味が抜けます。弁当なら多めに入れること。その時酸っぱくても、食べる時酸っぱくない。鍋に順番に入れていって、その都度混ぜます。
ここで味を決める。決めたら、

3.再び強火にかけ、その他の材料全て投入する。
強火全開。
一応混ぜてください。

4.沸いたら水溶き片栗粉でとろみを付ける。

さすがに、とろみ付ける時は火を止めてください。ダマダマになりますよ。

5.とろみがついたら、再び強火全開。沸いたら完成。

とろみ付けたら、必ずまた沸かすこと。でんぷん質が残っておいしくないです。
手抜き酢豚なので濃い目の味がお勧め。ごはんに良く合います。

発想の転換で、行平鍋1個で回鍋肉もできます。
材料に火さへ通れば食べられる。どう調理したって自由じゃないでしょうか。お弁当作りは楽しいですよ。

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・鶏の唐揚① ~ 中華料理屋さんの味

・野菜の保存の仕方③ ~ きゅうり

・錆びない鉄フライパン ~ リバーライト極

まだ、卯の花が残っている...


Tips1
きゅうりを買ってきて、その日に使わないなら、冷蔵庫にしまう前にまず水に浸ける。夏なら氷水。30分も浸けておいたら、へなへなになりかけのきゅうりもピンと蘇ります。
そしたら湿らせた新聞紙やペーパーでくるんで、ビニール袋に入れて冷蔵庫へしまう。

これだけで、そのまましまうより何倍も長持ちします。一人暮らしの人なら、野菜はなかなか使いきれない。無理して一辺に全部使わず、保存の仕方を工夫してみてください。セロリや茄子もこうするとけっこう持ちます。
パスタやイタリアンが好きで、よくイタリアンパセリなんて買ってきますが、とうてい全部使い切れない。痛んだ葉っぱから順番に捨てていくことになり、もったいないですね。イタリアンパセリも同じように、湿らせた新聞紙にくるみ、ビニール袋に入れてしまうと、少しは寿命を延ばせます。
葉もの野菜は特に保存は難しくて、買ってくると一人じゃ持て余してしまう。それが嫌で野菜食べないなんてしないで、保存の仕方も料理のうちです。これが絶対100点の完璧な方法は無いので、自分自身で見つけていきましょう。
ニラ、水菜の保存、私の方法でよければ次の記事を見て下さい。かなり持ちます。

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