チャーハン上手は料理上手? [ご飯]
チャーハン上手に作れる人は、たいてい料理上手。絶妙の塩加減でご飯はパラパラ。ご飯の表面はしっかり焼いてあっても、中はふっくら、ふんわり。
ごはんを炒めるだけといった、作り方はシンプルな調理法なだけに難しい。手をかけ暇をかけ、手間隙かけたチャーハンを作れば、シンプル・イズ・ザ・ベストを実感できる。
味付けは塩、コショウ、しょうゆのみ。
材料はごはん、玉子、長ねぎ、焼豚(煮豚)の切れ端
チャーハン、炒飯はごはんを「炒める」と書きますが、実際はごはんを焼く、焼き付けるといった感じ。中華鍋にごはんを押し付けて、表面を焼いて、煽って水分を飛ばしていく。
ここで難しいと思うのは、火加減。強火で1分、2分で一瞬のうちに仕上げる。 のは、プロの人のこと。家庭じゃそんなに強火を意識しなくても、十分パラパラのおいしい炒飯ができる。金萬福さんが某テレビ番組で、火力なんて関係ねぇよーって言っていました。
重い中華鍋をガンガン煽れる腕力があれば、終始強火でいいでしょう。煽り続ける力がなければ、強火を続けると「焦げる」だけ。
炒め過ぎもいけません。炒め過ぎるとごはんの中まで炒まり、水分がなくなってふっくら、ふんわりじゃない、カチカチの炒飯になる。炒めるのは表面だけ、中はごはんのまま。
強火は最初だけ。ごはんの表面が焼けたら、火を中火に落とす。慌てて作る必要もありません。煽る時にごはんを鍋の外へ飛ばしてしまうだけ。炒めることに神経使うより、塩加減に集中した方がいい。
シンプルな味付けだけに、塩加減が全て。
塩味のつけ方はこちらのサイトが参考になります。参考というより、私の教科書みたいなもの。
チャーハンの味の入れ方
ここのサイト”家庭で出来る本格家庭中華料理”は、中華料理の作り方の詳細が解説されています。
それでは、手間隙かけた、本格炒め炒飯を作ります。
1.ご飯を炊く。土鍋で。
土鍋? お米は土鍋で炊くのがベスト。
嫌なら電器釜でどうぞ。ちなみに、私のうちには電器釜はありません。
2.炊けたご飯をボールに移してほぐし、余計な水分を乾かす。
ごはんはしゃもじで縦に切るようにほぐす。固まりのごはんを炒めれば、当然、固まりの炒飯になり、パラパラにしにくくなる。
ごはんを炊くときの水加減は、固めになるようにしますが、ここで一手間かけて水分を飛ばすので、そんなに気にしなくてもいい。
炊けたごはんは、「冷ます」のではなく、乾かすだけ。炒飯は温かいごはんで作ったほうが、表面パラパラ、中ふっくらにしやすい。冷たいごはんだと中まで火を通す必要があり、表面がパラパラじゃなく、カリカリになる。
3.常温に戻した玉子を割りほぐす。長ねぎを粗いみじん切りにする。
焼き豚の切れ端やハムやかまぼこなど、旨みのあるものを少し入れると美味しくなります。何でもいいので少量細かく切っておく。
ごはんが冷めるんじゃないかと、慌てなくていいです。全神経は塩加減に集中。
4.中華鍋を油でならす。
これが愛用の中華なべ。何年もの? 不明ですが、家庭で使う分には一世代は使えると思います。板厚のものがいいですが、腕力がないと煽れない。私は身長低く、腕力も無いので1.2mm厚の33cmを使っている。でかい!このサイズが家庭で使うのと、女性じゃ限界だと思う。
それでもこの大きさで、素人が炒飯作れる量は2人前。3人前は無理すればできるけど、少量ずつ作るのがベスト。
油でならす
まず、中華鍋を油を入れないで、強火全開、煙が出るまで熱する。
油をたっぷり目に入れて、鍋底、側面に油を回す。
その油は捨てるか、別の鍋にとって次回の油ならしに使う。
おまじないみたいですが違います。中華鍋だけでなく、鉄のフライパンを使う時の必須作業。
5.火を弱めて、手際良く炒められるよう準備する。
慌てると失敗します。中華鍋の近くに、ごはん、溶き玉子、塩、コショウ、ねぎのみじん切り、しょうゆの全てを用意する。
火にかける順番を確認。
玉子-> ごはんー> ねぎ-> 具材-> 塩-> コショウ-> しょうゆ
6.火を再び強火全開にして、白い煙がふいたら、新しい油をたっぷり入れる。
油は玉子がみんな吸ってしまうため、たっぷり入れないとごはんが鍋にくっつきます。油が足りなかったら後で足せばいい、なんて思わないでたっぷり入れる。うまく炒めれば、決してオイリーになりません。炒めている時に、冷たい油を足すことこそ、油っぽいチャーハンになる。
7.お玉を鍋のすぐ横、手で即座に取れる位置に用意。
8.強火全開のまま、溶き玉子を鍋に投入。
ボールに残った玉子液がもったいないなんて、もたもたしないこと。玉子が焦げる。
ここでお玉で玉子をほぐしたりしない。そのまま。
9.玉子入れたら、即反射的にごはんを玉子の上に投入。強火全開のまま。
ボールについた残りごはんを、取っていてはいけません。後で取ります。
すかさず、お玉の底でごはんを、たたき広げるように、鍋の底、側面に押し広げていく。もちろん乱暴にたたくんではありません。ごはんをつぶさないよう、鍋に広げて貼り付けていく感じ。ジュージューといい音がしてきます。
ごはんの表面に玉子液が絡まり、薄い膜ができ、パラパラ、ふっくらのチャーハンになる。
10.鍋を煽って、ごはんの焼けてない所を鍋に押し広げて焼いていく。
ここで、ボールに残ったごはんを取って、鍋に入れればいいです。
煽って、混ぜて、押し広げ、炒める。
を繰り返す。ごはんと玉子が焼けた、いい香りがしてきます。
火を中火に落とす。
ここから先は、ゆっくりやればいい。強火でガンガンを続けると、焦げて鍋にくっつく。
うまく炒められてるかどうかは、摘んで食べてみればわかります。慌てず味見しながら炒める。ただし、炒め過ぎはダメ。ごはんの中の水分が飛んで、パサパサ、カリカリ炒飯になる。
具材を入れて混ぜる。
11.ねぎの粗いみじん切りを投入。
粗いのは、ねぎは焦げて嫌な甘みと、苦味が出ないようにするため。ねぎは香りのものなので、炒飯では温まるだけでいい。
12.いよいよ、塩。
チャーハンの塩は強めです。塩加減は何度も練習して、自分の物にしてください。
チャーハン上手は料理上手。
コショウを少し振って、しょうゆを鍋はだから回して垂らし、煽って混ぜたら出来上がり。
シンプルチャーハンができるようになったら、味付けのバリエーションを増やす。鶏がらスープ、XO醤、ニンニク、桜海老、鮭、高菜...
薄塩味にしてあんかけチャーハンにしても。
美味しいシンプルチャーハンができれば、塩加減が自由自在、いくらでもアレンジ、調節できます。
もう冷凍食品など食えませんよ。
使っている中華鍋はこれ
空焼き作業もしてくれる
IHで使えるように平底打ち直し作業もしてくれる
空焼き、平底打ち直し作業済みもある
ガスコンロで、丸底の中華鍋を使う時の必需品、五徳。ステンレス製で洗えて清潔。普通のフライパンを極弱火にあてたい時など、底上げにも使えて便利!
TOP HOME
ごはんを炒めるだけといった、作り方はシンプルな調理法なだけに難しい。手をかけ暇をかけ、手間隙かけたチャーハンを作れば、シンプル・イズ・ザ・ベストを実感できる。
味付けは塩、コショウ、しょうゆのみ。
材料はごはん、玉子、長ねぎ、焼豚(煮豚)の切れ端
チャーハン、炒飯はごはんを「炒める」と書きますが、実際はごはんを焼く、焼き付けるといった感じ。中華鍋にごはんを押し付けて、表面を焼いて、煽って水分を飛ばしていく。
ここで難しいと思うのは、火加減。強火で1分、2分で一瞬のうちに仕上げる。 のは、プロの人のこと。家庭じゃそんなに強火を意識しなくても、十分パラパラのおいしい炒飯ができる。金萬福さんが某テレビ番組で、火力なんて関係ねぇよーって言っていました。
重い中華鍋をガンガン煽れる腕力があれば、終始強火でいいでしょう。煽り続ける力がなければ、強火を続けると「焦げる」だけ。
炒め過ぎもいけません。炒め過ぎるとごはんの中まで炒まり、水分がなくなってふっくら、ふんわりじゃない、カチカチの炒飯になる。炒めるのは表面だけ、中はごはんのまま。
強火は最初だけ。ごはんの表面が焼けたら、火を中火に落とす。慌てて作る必要もありません。煽る時にごはんを鍋の外へ飛ばしてしまうだけ。炒めることに神経使うより、塩加減に集中した方がいい。
シンプルな味付けだけに、塩加減が全て。
塩味のつけ方はこちらのサイトが参考になります。参考というより、私の教科書みたいなもの。
チャーハンの味の入れ方
ここのサイト”家庭で出来る本格家庭中華料理”は、中華料理の作り方の詳細が解説されています。
それでは、手間隙かけた、本格炒め炒飯を作ります。
1.ご飯を炊く。土鍋で。
土鍋? お米は土鍋で炊くのがベスト。
嫌なら電器釜でどうぞ。ちなみに、私のうちには電器釜はありません。
2.炊けたご飯をボールに移してほぐし、余計な水分を乾かす。
ごはんはしゃもじで縦に切るようにほぐす。固まりのごはんを炒めれば、当然、固まりの炒飯になり、パラパラにしにくくなる。
ごはんを炊くときの水加減は、固めになるようにしますが、ここで一手間かけて水分を飛ばすので、そんなに気にしなくてもいい。
炊けたごはんは、「冷ます」のではなく、乾かすだけ。炒飯は温かいごはんで作ったほうが、表面パラパラ、中ふっくらにしやすい。冷たいごはんだと中まで火を通す必要があり、表面がパラパラじゃなく、カリカリになる。
3.常温に戻した玉子を割りほぐす。長ねぎを粗いみじん切りにする。
焼き豚の切れ端やハムやかまぼこなど、旨みのあるものを少し入れると美味しくなります。何でもいいので少量細かく切っておく。
ごはんが冷めるんじゃないかと、慌てなくていいです。全神経は塩加減に集中。
4.中華鍋を油でならす。
これが愛用の中華なべ。何年もの? 不明ですが、家庭で使う分には一世代は使えると思います。板厚のものがいいですが、腕力がないと煽れない。私は身長低く、腕力も無いので1.2mm厚の33cmを使っている。でかい!このサイズが家庭で使うのと、女性じゃ限界だと思う。
それでもこの大きさで、素人が炒飯作れる量は2人前。3人前は無理すればできるけど、少量ずつ作るのがベスト。
油でならす
まず、中華鍋を油を入れないで、強火全開、煙が出るまで熱する。
油をたっぷり目に入れて、鍋底、側面に油を回す。
その油は捨てるか、別の鍋にとって次回の油ならしに使う。
おまじないみたいですが違います。中華鍋だけでなく、鉄のフライパンを使う時の必須作業。
5.火を弱めて、手際良く炒められるよう準備する。
慌てると失敗します。中華鍋の近くに、ごはん、溶き玉子、塩、コショウ、ねぎのみじん切り、しょうゆの全てを用意する。
火にかける順番を確認。
玉子-> ごはんー> ねぎ-> 具材-> 塩-> コショウ-> しょうゆ
6.火を再び強火全開にして、白い煙がふいたら、新しい油をたっぷり入れる。
油は玉子がみんな吸ってしまうため、たっぷり入れないとごはんが鍋にくっつきます。油が足りなかったら後で足せばいい、なんて思わないでたっぷり入れる。うまく炒めれば、決してオイリーになりません。炒めている時に、冷たい油を足すことこそ、油っぽいチャーハンになる。
7.お玉を鍋のすぐ横、手で即座に取れる位置に用意。
8.強火全開のまま、溶き玉子を鍋に投入。
ボールに残った玉子液がもったいないなんて、もたもたしないこと。玉子が焦げる。
ここでお玉で玉子をほぐしたりしない。そのまま。
9.玉子入れたら、即反射的にごはんを玉子の上に投入。強火全開のまま。
ボールについた残りごはんを、取っていてはいけません。後で取ります。
すかさず、お玉の底でごはんを、たたき広げるように、鍋の底、側面に押し広げていく。もちろん乱暴にたたくんではありません。ごはんをつぶさないよう、鍋に広げて貼り付けていく感じ。ジュージューといい音がしてきます。
ごはんの表面に玉子液が絡まり、薄い膜ができ、パラパラ、ふっくらのチャーハンになる。
10.鍋を煽って、ごはんの焼けてない所を鍋に押し広げて焼いていく。
ここで、ボールに残ったごはんを取って、鍋に入れればいいです。
煽って、混ぜて、押し広げ、炒める。
を繰り返す。ごはんと玉子が焼けた、いい香りがしてきます。
火を中火に落とす。
ここから先は、ゆっくりやればいい。強火でガンガンを続けると、焦げて鍋にくっつく。
うまく炒められてるかどうかは、摘んで食べてみればわかります。慌てず味見しながら炒める。ただし、炒め過ぎはダメ。ごはんの中の水分が飛んで、パサパサ、カリカリ炒飯になる。
具材を入れて混ぜる。
11.ねぎの粗いみじん切りを投入。
粗いのは、ねぎは焦げて嫌な甘みと、苦味が出ないようにするため。ねぎは香りのものなので、炒飯では温まるだけでいい。
12.いよいよ、塩。
チャーハンの塩は強めです。塩加減は何度も練習して、自分の物にしてください。
チャーハン上手は料理上手。
コショウを少し振って、しょうゆを鍋はだから回して垂らし、煽って混ぜたら出来上がり。
シンプルチャーハンができるようになったら、味付けのバリエーションを増やす。鶏がらスープ、XO醤、ニンニク、桜海老、鮭、高菜...
薄塩味にしてあんかけチャーハンにしても。
美味しいシンプルチャーハンができれば、塩加減が自由自在、いくらでもアレンジ、調節できます。
もう冷凍食品など食えませんよ。
その他のチャーハン |
・チャーハン上手は料理上手?② ~ 梅鮭チャーハン ・タコチャーハン ~ 梅干とかぶを使って |
関連記事 |
・豚バラ肉でチャーシュー ~ たこ糸で巻いて ・自家製煮豚でチャーシュー麺 ・おいしい味噌ラーメンを作る ~ その1 ・鶏もも肉のオーブン焼き ~ 簡単マリネで ・錆びない鉄フライパン ~ リバーライト極 |
使っている中華鍋はこれ
空焼き作業もしてくれる
IHで使えるように平底打ち直し作業もしてくれる
空焼き、平底打ち直し作業済みもある
ガスコンロで、丸底の中華鍋を使う時の必需品、五徳。ステンレス製で洗えて清潔。普通のフライパンを極弱火にあてたい時など、底上げにも使えて便利!
TOP HOME
コメント 0
コメントの受付は締め切りました