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釣魚料理図鑑 我が家でさばこううまい魚101 [本]

すばらしい本を見つけました。私の好きな西潟正人さんの著書、「釣魚料理図鑑」です。
魚をさばく時にいつも不安なのが、虫、寄生虫。加熱調理する時は気にしませんが、刺身や酢ジメで食べる時、よく見ているつもりでも、なかなか発見できません。

さんまの刺身の項では、

-----引用始め-----
そしてまたいくら新鮮であっても、恐ろしいアニサキス線虫の恐れもある。旨いとされるサンマの内臓だが、素速く取り除くことが重要だ。
P.262
-----引用終わり-----

どの魚でも、虫がいそうな魚なら、注意やアドバイスとして写真、いそうな箇所を解説してくれています。

魚は刺身で食べてこそ、本来の旨さが味わえる。酒の肴は、酒の魚。酒飲みには魚が一番の肴。虫なんて怖がっていては、美味しく飲めません。

しかし、同書ワカサギの項では、

-----引用始め-----
湖沼に移植されて生涯を淡水で過ごすワカサギには、寄生虫を宿している危険がある。あまりに清楚な姿に、つい生食をしたくなる気持ちはよくわかる。だが、ワカサギの生食は厳禁!
P.322
-----引用終わり-----

とか。魚が好きで自分で調理したいと思う人には、知るべきことが随所に書かれています。魚を知らない素人でも、まずこの本を見てから調理すれば、隣に魚屋さんが居てくれているようなもの。

この本は文庫本サイズで、「釣り人のための遊遊さかなシリーズ」の一冊。釣りをする人が携帯して、釣った魚をどうやってしめて、保存して、持って帰るか。持って帰った魚をどうやって捌いて、どうやって旨く食べるかを見る本です。
小さい本なので、初めて魚を捌く人には、写真が小さく分からないと思いますが、捌く手順、解説は詳細。ポイント、注意点が随所に書かれ分かりやすい。

魚を自分で調理して、旨く食べたいと思う人には必携の書! 鯵が捌けるようになったら、鰯や秋刀魚、次はどの魚を調理しようかなと思っている人(私のこと)に、ぜひ、持って欲しい本です。
あまりにうれしい本なので紹介してしまいました。


西潟正人さんは、釣り曜日というサイトでエッセイや、魚の捌き方、食べ方も掲載されています。
著書も多数で、テレビにも出演。旅チャンネルの「漁師町ぶらり」は私の好きな番組です。何度もリピートされていますが、何度も見てしまう。釣りをしない人でも、各地の魚、食べ方が知れておもしろい。
お店、地魚料理店「魚屋」を開いてられるそうで、行ったことはないのですが、ぜひ、西潟さんご本人が調理された魚で一杯やりたい!


釣魚料理図鑑-我が家でさばこう!うまい魚101(釣り人のための遊遊さかなシリーズ)

釣魚料理図鑑-我が家でさばこう!うまい魚101(釣り人のための遊遊さかなシリーズ)

  • 作者: 西潟 正人
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2009/07/31
  • メディア: 単行本

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