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黒糖カシューナッツ ~ 結晶化がポイント [甘いもの]

甘いものが食べたくなったら、もうこれ以上甘いものがないってくらい、思い切り砂糖を使って何か作る。
砂糖は砂糖でも、黒砂糖を使えば砂糖本来のおいしさも味わえます。黒砂糖を煮詰めた甘~いたれにナッツを絡めれば、素朴な黒糖がけナッツのできあがり。

こんなんでもお酒のアテになります。黒糖だから黒糖焼酎。両方とも独特の風味でとても美味い。

黒砂糖は煮るとアクがものすごく出てきます。黒砂糖はサトウキビの絞り汁で、精製していない砂糖。砂糖についてはこちらのサイトを参照してください。砂糖に限らず食材の詳細が分かります。

砂糖 食材事典-美味探求


黒糖カシューナッツ ~ 結晶化がポイント

お店で売っているような、きれいに黒砂糖がまぶさったのは難しいですが、まだらなのは手作りって感じがしてまたいいものです。作り方自体は簡単ですが、黒砂糖の結晶化がポイントです。

  <材料>
  • 黒砂糖・・・150g
  • カシューナッツ・・・300g
  • 水・・・80ccくらい

水の量は煮詰めればいいだけなので、正確に測らなくても大丈夫。黒砂糖とカシューナッツもだいたいの目安です。
カシューナッツは生のもの。生が無ければローストされたものでいい。塩味付いたのはやめた方がいいと思います。できないことないでしょうが...

  <下ごしらえ>
  • カシューナッツをオーブンで焼く。
  • 黒砂糖をつぶす。

120度のオーブンで20分焼いた。オーブンによって大きく仕上がりが異なるので注意してください。焦がさないよう表面が少し色が変わるまで焼く。
本当は低温の油で揚げた方が、だんぜんおいしいです。まるで別物です。多目の油で炒めてもできます。
カシューナッツは代わりにピーナツやくるみ、他のナッツでも構いません。どれもおいしくできます。


黒砂糖は大きな塊がないほどに、すり鉢などでつぶしておきます。塊があると煮詰めがうまくいきません。

ナッツを混ぜる時は木ベラを使ってください。できれば木の小さいスプーンがいいです。ステンレス製のお玉やヘラじゃナッツを破壊するし、火傷の恐れもあります。キャラメル状の砂糖は恐ろしく高温ですので、子供と一緒に作る時は、熱いこと必ず教えてください。


<作り方>
1.鍋に黒砂糖と水を入れて弱火にかける。
ここではあまり混ぜずに、残った塊をつぶす程度にします。弱火でじっくり沸くのを待つ。

2.沸いたら鍋を回しながらとろみを付ける。
フツフツしだした。アクがものすごく浮いてきましたが、取り除きません。これが黒砂糖の旨みです。
沸かす時はヘラで混ぜたりしない。


これくらい沸くまでじっと我慢。ヘラで混ぜたくなる気持ちも分かりますが、


沸いたら、鍋を持って回す。

泡が一気に全体に広がります。でも、まだまだ、これじゃあ煮詰めになってません。

小さな泡が大きくなって、ブクブクするまでです。
黒砂糖がキャラメルとなり、徐々にとろみがついてきます。鍋底で焦げないよう、時々鍋を回す。

そして、とろみがついてきた。


3.火を止めカシューナッツを入れて、へらで混ぜる。

カシューナッツを割ってしまわないように、最初は大きく混ぜます。鍋底のナッツをすくって上へと繰り返す。
全体に行き渡るよう、火を止めて混ぜること。火にかけたまま混ぜると、表面のナッツだけに砂糖が絡まって結晶化、中のほうのナッツに砂糖がまぶさりません。


混ぜているうちナッツとナッツが黒砂糖のキャラメルでくっつき、重くなってきます。ナッツ同士がくっついて、心配になってきます。でも、無理に離そうとせずにゆっくりと混ぜる。

4.バットに広げて冷ます。

1回のキャラメルがけではうまくできないので、一旦冷まして、もう一度キャラメルがけをします。
この段階では、まだ土の中から掘り出した蓮根、うまくいくのか不安になってくる。でも、大丈夫ですよ。芋のように大きくくっついていたらほぐした方がいいですが、後でまた火にかけますのでそのままで構いません。

鍋にはとろけた黒砂糖が残っています。2回目で使いますのでそのままに。


5.ナッツが冷めたら(あら熱取れたら)、2回目のキャラメル絡めをする。
鍋に少量の水を入れ、

これくらいで十分です。お好きなら水の変わりにブランデーやリキュールで。

再び弱火にかけて沸かす。温まっていくうち鍋の淵についた黒砂糖がとけてくる。ヘラでこそげ取ったり、温まってきた水を回したりして底へ集める。

沸いてきた。

まだまだ。仕上げのキャラメルなのでグッと我慢。
余計なお世話かもしれませんが、ここでブランデーかけフランベなんてやっちゃダメですよ。沸騰した砂糖に酒をかけたら火の手があがり、撥ねた酒で大火傷。酒の風味を付けるなら、一旦冷ましてから。

とろとろになっってきたら、

今度は弱火にかけたまま、冷ましたナッツを入れて混ぜる。
また鍋底のナッツをすくって上へを繰り返す。温まるとくっついたナッツのキャラメルが溶け出します。ここでヘラでバラバラに引き離す。


徐々に表面のキャラメルが白っぽく結晶化してくる。


まだまだです。慌てずナッツを割らないよう丁寧に混ぜ続ける。

混ぜ続けているうち、またナッツ同士がくっつきだす。でも、冷ましたら簡単に手で離せるので大丈夫。

6.バットに広げて冷ましたら完成。

熱々よりも少し冷ましてからの方がおいしいです。

応用すればコーヒーがけ、チョコレートがけなんでもできますね。黒砂糖をきび砂糖や三温糖にしたり、いくらでも甘いお菓子が簡単に作れます。

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