即席土鍋麺 ~ カップ麺の食べ方 [うどん・そば・麺]
何でも手作りするのが好きなのに、たまに、カップ麺が食べたくなるときがあります。ちょっとお腹が減ったからとか、面倒で何もしたくないから食べる、じゃなくて、カップ麺自体が食べたくなる。
どうせ手抜きするんだったら、徹底的に手抜きをする。お湯沸かすの面倒、(嫌いな)電子レンジでやってしまう。
しかし、発泡スチロールに熱湯は、強い抵抗を感じるため、土鍋に移す。
土鍋に麺を入れたら、水を注ぐ。スープと天ぷら風スナックはまだ入れない。
電子レンジ、600Wで5分。
水からなので5分じゃまだ沸いてません。まだ麺も固い。ここである程度面をほぐす。
スープと天ぷら風スナックをのせる。そして、何かトッピングが無いか...あった、大根。
大根おろしものせて、
電子レンジ、600Wで2分。この2分はスープの煮込みです。電子レンジって便利ですねえ。
完成。
混ぜて食べる。
大根おろしと麺からすごいアクが浮いてるぞ。そんなの気にしちゃいけません。これは即席麺です。
もちろん、これはお酒のアテになりません。ただ、カップ麺を食べたかっただけ。
水の量間違ってたら、しょうゆを垂らすなり、めんつゆを足すなり好きに。
ねぎや野菜、生卵のせたら美味しく食べられるか?
スープの粉末を半分にして、レトルトカレーかけてカレーうどん(そば)なんかにしちゃったり?
手抜き即席土鍋麺を食べながら...
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どうせ手抜きするんだったら、徹底的に手抜きをする。お湯沸かすの面倒、(嫌いな)電子レンジでやってしまう。
しかし、発泡スチロールに熱湯は、強い抵抗を感じるため、土鍋に移す。
土鍋に麺を入れたら、水を注ぐ。スープと天ぷら風スナックはまだ入れない。
電子レンジ、600Wで5分。
水からなので5分じゃまだ沸いてません。まだ麺も固い。ここである程度面をほぐす。
スープと天ぷら風スナックをのせる。そして、何かトッピングが無いか...あった、大根。
大根おろしものせて、
電子レンジ、600Wで2分。この2分はスープの煮込みです。電子レンジって便利ですねえ。
完成。
混ぜて食べる。
大根おろしと麺からすごいアクが浮いてるぞ。そんなの気にしちゃいけません。これは即席麺です。
もちろん、これはお酒のアテになりません。ただ、カップ麺を食べたかっただけ。
水の量間違ってたら、しょうゆを垂らすなり、めんつゆを足すなり好きに。
ねぎや野菜、生卵のせたら美味しく食べられるか?
スープの粉末を半分にして、レトルトカレーかけてカレーうどん(そば)なんかにしちゃったり?
手抜き即席土鍋麺を食べながら...
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冷凍したものの解凍の仕方 ~ オーブンで [道具]
例えば冷凍して保存しておいた挽肉を解凍するとします。常温、冷蔵庫、電子レンジ、どうしてますか?
常温だと寒い冬は時間がかかり、解けていく過程で細菌が増殖してきます。
冷蔵庫でゆっくり解凍は、すぐに使いたい時は無理。
電子レンジだとたいていうまくいきません。部分的に焼けてしまいます。それなのに解けてないところもある。
豚バラ肉など脂の多いところだと、確実に脂身が高温になり過ぎ焼けてます。
これはオーブンで解凍したものです。
オーブンで焼いたのではありません。それに、オーブンに解凍機能などありません。
オーブンを低温で予熱しておいて、そこに入れただけ。
早く使いたいときは、私のオーブンは60度の温度設定ができるので、冷凍したものを入れて、60度で2~3分。そのまま10分程度放置します。
分量にもよりますが、10分もあれば解けている。野菜を切っている間に出来上がり。
オーブントースターでだって少しだけ予熱か加熱しておいて、スイッチを切って冷凍の食材を入れておけば解凍できます。
まだ解けてないところがあったら、オーブンにもう少し入れておけばいいだけ。
電子レンジだとうまくいかないし、解凍するにしたって、”調理” しちゃってるから、ほんとの調理(焼いたり煮たり)に支障が出ます。焼けた肉を焼いたっておいしくありません。
オーブンで解凍してみてはどうでしょうか?
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常温だと寒い冬は時間がかかり、解けていく過程で細菌が増殖してきます。
冷蔵庫でゆっくり解凍は、すぐに使いたい時は無理。
電子レンジだとたいていうまくいきません。部分的に焼けてしまいます。それなのに解けてないところもある。
豚バラ肉など脂の多いところだと、確実に脂身が高温になり過ぎ焼けてます。
これはオーブンで解凍したものです。
オーブンで焼いたのではありません。それに、オーブンに解凍機能などありません。
オーブンを低温で予熱しておいて、そこに入れただけ。
早く使いたいときは、私のオーブンは60度の温度設定ができるので、冷凍したものを入れて、60度で2~3分。そのまま10分程度放置します。
分量にもよりますが、10分もあれば解けている。野菜を切っている間に出来上がり。
オーブントースターでだって少しだけ予熱か加熱しておいて、スイッチを切って冷凍の食材を入れておけば解凍できます。
まだ解けてないところがあったら、オーブンにもう少し入れておけばいいだけ。
電子レンジだとうまくいかないし、解凍するにしたって、”調理” しちゃってるから、ほんとの調理(焼いたり煮たり)に支障が出ます。焼けた肉を焼いたっておいしくありません。
オーブンで解凍してみてはどうでしょうか?
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手作りバニラアイスクリーム【前編】 ~ アイスを作る前に [甘いもの]
[手作りアイスクリーム] ブログ村キーワード
アイスクリームを上手に作るコツは、空気をうまく含ませて、水分を結晶化させないこと。なめらかで口解けの良いアイスクリームが作ることができれば、売っているアイスは食べられなくなります。手作りアイスの良いところは、何といっても素朴な味わいです。
上手に作るコツの、「空気をうまく含ませて、水分を結晶化させない」は、機械を使わないとなかなか上手くいきません。ホイッパーで手動でも作れますが、じゃりじゃりしたアイスになってしまい、上手く作れるようになるまでに、何年もかかると思います。
ホイッパー手動と、冷凍庫に入れて作るアイスクリームメーカーでも、何回も作ってきましたが、どうしても出来上がる過程で水分が結晶化し、じゃりじゃりしてました。
思い切ってコンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカーを購入し、満足いくなめらかなアイスクリームが作れるようになりました。
外国製品で保障は万全じゃないし、取扱説明書(英文)も詳しいのが付いてないので、気軽には購入できません。日本製で探すと、業務用で50万とかして、とても家庭で使えるものではありません。
説明書不足を補えればと思いますので、機械の使い方も兼ねて、なめらかなバニラアイスの作り方を紹介いたします。
<必要な道具>Tips1
シノワ、ざるは目の細かいのを用意する。煮えて固まった玉子とバニラ棒のカスを取り除くのに使います。なめらかなアイスにするために、液を濾すのに使います。
玉子液(アングレーズソース)を炊くときは、木ベラを使います。お菓子作りにはステンレス製ではなく、木ベラでないと高温になって危険です。
消毒液はぜひとも用意して欲しい。特に夏場は道具や作業場、自分の手も消毒して作らないと、牛乳と玉子に完全に火を通さず作るものですから、お腹をこわします。Tips2
夏休みに子供が楽しくアイスクリームを作る...。いいことですがちょっと恐い。気軽に作るなら、その日に食べきれる量にしましょう。
なんだか難しい話ばかりで、もうアイスクリームなんて作りたくないと思われるかも。でも、なめらかで口解けの良い手作りアイスは、売っているもの以上のがあります。甘さ加減も自由自在に操れます。
もうひとつ、売っているアイスクリームには例外なく ”安定剤” が使われています。どんなに美味しいアイスクリームだって、甘さ控えめだろうが、濃厚でクリーミーだろうが、”安定剤” は入っています。
安定剤を使うと水分が結晶化しにくく、口解けがなめらかになります。
”転化糖” を入れても、なめらかなアイスが比較的簡単に作れます。じゃりじゃりしないアイスが作れる。転化糖なら安価で簡単に入手できます。 cuoca さんでも売ってる。
”トレハロース” なんてのも。一度、お店で売ってるアイスクリームの原材料表示を見てみてください。 ”○○○” のいずれかが必ず入っています。ハーゲンダッツもです。
手動や電池式で冷凍庫に入れて作るアイスクリームメーカーで作るなら、砂糖を減量して転化糖を添加して作れば、なめらかなアイスクリームができます。
しかし、安定剤を使わずに砂糖や蜂蜜など、自然のものだけで作ったアイスクリームを、ずっとずっとずっと食べ続けていると、いくらおいしいハーゲンダッツだって、舌が違和感のある甘さを感知します。もう食べられません。バニラのアイスクリームしか作ったことがなくて、バニラばかり食べてるから余計に感じます。ハーゲンダッツだけじゃなくて、販売されてるアイスクリームは全てです。
レストランなんかで出てくるアイスクリームなら、安定剤は使わないと思います。ただし、その日の使い切りのはず。アイスクリームは日持ちがしないのです。
安定剤を使うと長持ちして、保管状態が良ければずっとなめらかさを保ちます。
スーパーで売っているアイスクリームはなんと、賞味期限がありません。もちろん賞味期限がなくたって、解けたら一気に細菌が増殖していきます。
売っているアイスクリームは買わないで、、おいしいアイスクリームを手作りしましょう。
注意するのは衛生面と温度、そして卵黄の泡立ての仕方だけです。
【後編】ではアイスクリームメーカーを使って、バニラアイスの作り方、【lello アイスクリームメーカー編】ではアイスクリームメーカーの、説明書では不足している情報をお伝えします。
Tips1
滑らかなアイスクリームを作るうえで、一番大事なアイスクリームメーカー、本格的なものならコンプレッサーを内蔵したもの。残念ながら日本製品でコンプレッサー内蔵の家庭用のはありません。電池式で冷凍庫に入れて作るものなら、ナショナル、貝印、デロンギなどの製品が安価で売っています。
以前、日本で保障が受けられる、デロンギのコンプレッサー内蔵がありましたが、今はもう作られてないよう。欲しければ個人輸入かショップに代行してもらわないと買えなくて、高価だし不安だしで、なかなか購入に踏み切れないと思います。
lello 製以外にもコンプレッサー内蔵のアイスクリーマーがあります。下の記事で紹介しています。
・コンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカー
電池式で冷凍庫で作るものなら安価で手軽です。卵黄の泡立てをしっかりやれば、手動で作るよりは滑らかなものができます。
・お手軽アイスクリームメーカー
ハンドミキサーもハイパワーなものなら、泡立てが速くできます。騒音がかなりうるさいですが、ストレス無く高速に泡立てができます。
・ハイパワーなハンドミキサー ~ お菓子作りの必需品
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Tips2
ちなみにアイスクリームを自分以外の人に食べさせ、お金をもらうような場合、「販売」するには、衛生基準がかなり厳しく決められています。他の食品よりも厳しいのだとか。
どうしてかは、冷凍してアイスクリームになっても、細菌は死なないからです。アイスクリームは解凍、解けたところを食べるので、菌を増やしながら食べているわけです。
法律、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」では、アイスクリームの殺菌方法を
「68℃で30分間加熱殺菌するか、またはこれと同等以上の殺菌効果を有する処理方法をとらなければならない」
と、決められています。これは法律です。
家庭で作って自分で食べるなら無視していいでしょう。
牛乳、生クリームと玉子、いずれも鮮度の高い食品で、十分に注意して作らないといけません。
牛乳と玉子でも細菌が居るのに、それ以外の菌を混入させてはいけません。消毒液は必要なものです。
もし、アイスクリームを作って人に食べさせ、お金をもらう場合は、保健所への届出が必要です。衛生基準はもちろん厳しいです。
アルコール消毒液の紹介記事
・生食やお菓子作りには消毒液が要る?
牛乳はぜひ、低温殺菌牛乳を使ってください。牛乳の種類は低温殺菌と高温殺菌、超高温瞬間殺菌、超高温滅菌があります。
日本の牛乳のほとんどは超高温瞬間殺菌法(UHT)で作られたもので、120~130度で1~2秒の加熱がしてあります。高温ですから細菌は死んでいるでしょう。
しかし、充填する容器に菌が居たのではどうにもなりません。そこで超高温滅菌法で作られるLL(ロングライフ)牛乳もあるわけです。無菌状態の牛乳を無菌充填されたものです。だけど牛乳は74度で瞬間加熱をすると加熱臭が発生し始めるそうです。
泥や土が付いたものをいつも食べてれば健康です。野菜のことですが、細菌が全く居ない食品を食べる意味があるのでしょうか。
好きなサイト、てまえ、板前、男前で以前牛乳の話題が投稿されていました。
美味しい牛乳
牛乳を沸騰させるとどんな影響が出るのか解説されたサイトページ。加熱するとできる ”膜” =「ラムスデン現象」 のお話も必見です。
・沸かし過ぎた牛乳
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<他のサイトの手作りアイスクリームレシピ>
他に卵を使わないアイスクリームとか、もっと気軽に簡単なレシピもたくさんですが、やはりアングレーズソースで作るバニラアイスが好き。
アイスクリームを作るうえでの基礎知識に詳しい本。
アイスのレシピもたくさんのっています。見ただけでゾクゾクするようなアイス、ソルベ、ジェラートばかりですが、私はバニラしか作ったことありません。
アイスクリームの構造など、じゃりじゃりする原因は何なのかとか、衛生面などで注意すべきことがわかる本です。
参照した本。牛乳、卵だけでなく、食品を科学的、理論的に理解することができます。ふだん何気なくやっていることの理由が分かります。
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アイスクリームを上手に作るコツは、空気をうまく含ませて、水分を結晶化させないこと。なめらかで口解けの良いアイスクリームが作ることができれば、売っているアイスは食べられなくなります。手作りアイスの良いところは、何といっても素朴な味わいです。
この記事、”【前編】 ~ アイスを作る前に” ではアイスクリームの作り方じゃないので、興味のない方は飛ばして、【後編】、【lello アイスクリームメーカー編】を見てください。 |
手作りバニラアイスクリームの記事 |
・手作りバニラアイスクリーム【後編】 ~ コンプレッサー内蔵アイスクリームメーカーで ・手作りバニラアイスクリーム【lello アイスクリームメーカー編】 ~ 使い方と注意点 |
上手に作るコツの、「空気をうまく含ませて、水分を結晶化させない」は、機械を使わないとなかなか上手くいきません。ホイッパーで手動でも作れますが、じゃりじゃりしたアイスになってしまい、上手く作れるようになるまでに、何年もかかると思います。
ホイッパー手動と、冷凍庫に入れて作るアイスクリームメーカーでも、何回も作ってきましたが、どうしても出来上がる過程で水分が結晶化し、じゃりじゃりしてました。
思い切ってコンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカーを購入し、満足いくなめらかなアイスクリームが作れるようになりました。
外国製品で保障は万全じゃないし、取扱説明書(英文)も詳しいのが付いてないので、気軽には購入できません。日本製で探すと、業務用で50万とかして、とても家庭で使えるものではありません。
説明書不足を補えればと思いますので、機械の使い方も兼ねて、なめらかなバニラアイスの作り方を紹介いたします。
<必要な道具>Tips1
- アイスクリームメーカー(アイスクリーマー)
- ハンドミキサー
- 温度計
- 鍋
- ボール(大きいのが3個)
- シノワ(濾すための目の細かいざる)
- 木ベラ
- 消毒液(消毒用アルコール)
シノワ、ざるは目の細かいのを用意する。煮えて固まった玉子とバニラ棒のカスを取り除くのに使います。なめらかなアイスにするために、液を濾すのに使います。
玉子液(アングレーズソース)を炊くときは、木ベラを使います。お菓子作りにはステンレス製ではなく、木ベラでないと高温になって危険です。
消毒液はぜひとも用意して欲しい。特に夏場は道具や作業場、自分の手も消毒して作らないと、牛乳と玉子に完全に火を通さず作るものですから、お腹をこわします。Tips2
夏休みに子供が楽しくアイスクリームを作る...。いいことですがちょっと恐い。気軽に作るなら、その日に食べきれる量にしましょう。
なんだか難しい話ばかりで、もうアイスクリームなんて作りたくないと思われるかも。でも、なめらかで口解けの良い手作りアイスは、売っているもの以上のがあります。甘さ加減も自由自在に操れます。
もうひとつ、売っているアイスクリームには例外なく ”安定剤” が使われています。どんなに美味しいアイスクリームだって、甘さ控えめだろうが、濃厚でクリーミーだろうが、”安定剤” は入っています。
安定剤を使うと水分が結晶化しにくく、口解けがなめらかになります。
”転化糖” を入れても、なめらかなアイスが比較的簡単に作れます。じゃりじゃりしないアイスが作れる。転化糖なら安価で簡単に入手できます。 cuoca さんでも売ってる。
”トレハロース” なんてのも。一度、お店で売ってるアイスクリームの原材料表示を見てみてください。 ”○○○” のいずれかが必ず入っています。ハーゲンダッツもです。
手動や電池式で冷凍庫に入れて作るアイスクリームメーカーで作るなら、砂糖を減量して転化糖を添加して作れば、なめらかなアイスクリームができます。
しかし、安定剤を使わずに砂糖や蜂蜜など、自然のものだけで作ったアイスクリームを、ずっとずっとずっと食べ続けていると、いくらおいしいハーゲンダッツだって、舌が違和感のある甘さを感知します。もう食べられません。バニラのアイスクリームしか作ったことがなくて、バニラばかり食べてるから余計に感じます。ハーゲンダッツだけじゃなくて、販売されてるアイスクリームは全てです。
レストランなんかで出てくるアイスクリームなら、安定剤は使わないと思います。ただし、その日の使い切りのはず。アイスクリームは日持ちがしないのです。
安定剤を使うと長持ちして、保管状態が良ければずっとなめらかさを保ちます。
スーパーで売っているアイスクリームはなんと、賞味期限がありません。もちろん賞味期限がなくたって、解けたら一気に細菌が増殖していきます。
売っているアイスクリームは買わないで、、おいしいアイスクリームを手作りしましょう。
注意するのは衛生面と温度、そして卵黄の泡立ての仕方だけです。
【後編】ではアイスクリームメーカーを使って、バニラアイスの作り方、【lello アイスクリームメーカー編】ではアイスクリームメーカーの、説明書では不足している情報をお伝えします。
Tips1
滑らかなアイスクリームを作るうえで、一番大事なアイスクリームメーカー、本格的なものならコンプレッサーを内蔵したもの。残念ながら日本製品でコンプレッサー内蔵の家庭用のはありません。電池式で冷凍庫に入れて作るものなら、ナショナル、貝印、デロンギなどの製品が安価で売っています。
以前、日本で保障が受けられる、デロンギのコンプレッサー内蔵がありましたが、今はもう作られてないよう。欲しければ個人輸入かショップに代行してもらわないと買えなくて、高価だし不安だしで、なかなか購入に踏み切れないと思います。
lello 製以外にもコンプレッサー内蔵のアイスクリーマーがあります。下の記事で紹介しています。
・コンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカー
電池式で冷凍庫で作るものなら安価で手軽です。卵黄の泡立てをしっかりやれば、手動で作るよりは滑らかなものができます。
・お手軽アイスクリームメーカー
ハンドミキサーもハイパワーなものなら、泡立てが速くできます。騒音がかなりうるさいですが、ストレス無く高速に泡立てができます。
・ハイパワーなハンドミキサー ~ お菓子作りの必需品
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Tips2
ちなみにアイスクリームを自分以外の人に食べさせ、お金をもらうような場合、「販売」するには、衛生基準がかなり厳しく決められています。他の食品よりも厳しいのだとか。
どうしてかは、冷凍してアイスクリームになっても、細菌は死なないからです。アイスクリームは解凍、解けたところを食べるので、菌を増やしながら食べているわけです。
法律、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」では、アイスクリームの殺菌方法を
「68℃で30分間加熱殺菌するか、またはこれと同等以上の殺菌効果を有する処理方法をとらなければならない」
と、決められています。これは法律です。
家庭で作って自分で食べるなら無視していいでしょう。
牛乳、生クリームと玉子、いずれも鮮度の高い食品で、十分に注意して作らないといけません。
牛乳と玉子でも細菌が居るのに、それ以外の菌を混入させてはいけません。消毒液は必要なものです。
もし、アイスクリームを作って人に食べさせ、お金をもらう場合は、保健所への届出が必要です。衛生基準はもちろん厳しいです。
アルコール消毒液の紹介記事
・生食やお菓子作りには消毒液が要る?
牛乳はぜひ、低温殺菌牛乳を使ってください。牛乳の種類は低温殺菌と高温殺菌、超高温瞬間殺菌、超高温滅菌があります。
日本の牛乳のほとんどは超高温瞬間殺菌法(UHT)で作られたもので、120~130度で1~2秒の加熱がしてあります。高温ですから細菌は死んでいるでしょう。
しかし、充填する容器に菌が居たのではどうにもなりません。そこで超高温滅菌法で作られるLL(ロングライフ)牛乳もあるわけです。無菌状態の牛乳を無菌充填されたものです。だけど牛乳は74度で瞬間加熱をすると加熱臭が発生し始めるそうです。
泥や土が付いたものをいつも食べてれば健康です。野菜のことですが、細菌が全く居ない食品を食べる意味があるのでしょうか。
好きなサイト、てまえ、板前、男前で以前牛乳の話題が投稿されていました。
美味しい牛乳
牛乳を沸騰させるとどんな影響が出るのか解説されたサイトページ。加熱するとできる ”膜” =「ラムスデン現象」 のお話も必見です。
・沸かし過ぎた牛乳
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<他のサイトの手作りアイスクリームレシピ>
- 美味しい!楽しい!手作りアイスクリーム
- 卵は全卵を使用して加熱しないで作られている。アイスクリームメーカーは使わず、全て手動なので、特別な道具は必要なし。
- 源さんの色々手作り アイスクリーム
- 牛乳は使わず、生クリームと卵で作らている。卵は全卵使用。卵白、卵黄を別立て、生クリームをホイップして3つを混ぜるだけの、シンプルなレシピ。シンプルなだけに技術が要る?
- 基本のバニラアイス
- cuocaさんのレシピ-「甘くて、コクがあって、一度は作って欲しいリッチなバニラアイスです!」。アイスクリームメーカーを使っての作り方。転化糖使用。「温度計」でアイスの濃度を決める!のページで、加熱する温度83度は、最高のとろみのポイントと解説されている。
- 冷た~くクリーミーな【手作りアイスクリーム】
- 卵と牛乳は使わず、生クリームと練乳だけで作られている。アイスクリームメーカーは使わず手動。
- 本格バニラアイスクリーム
- 料理研究家、土屋敦さんのレシピ。アングレーズソースを作り、アイスクリームメーカーで冷やし固める、基本的で本格的なバニラアイスクリーム。
- アイスクリームの作り方 バニラアイスクリーム
- 日本アイスクリーム協会のバニラアイスのレシピ。全て手動で作るアイスクリーム。冷凍庫に入れて固めず、氷水にあてて冷やし固めるという、頑張れば頑張っただけ美味しくなるアイス。
- 手作りアイスクリームのコツ
- インスタントコーヒーを入れたモカアイスのレシピですが、コーヒーを入れなければバニラ。ゼラチンを使って、冷やすとき固まりやすくされている。アイスクリームメーカーは使わず、スプーンで混ぜながら、冷凍庫で冷やし固める手法。卵黄は煮過ぎてもいけない、煮方が足りないのもいけない、ということです。ここが一番目の大切なポイントといえます。煮過ぎると「口当たりが悪い」、煮方が足りないと「シャーベットのようなアイスクリームになる」と、解説されていて、私もその考えに同感。
- 手作りアイスクリームには妥協も必要
- ナショナル・アイスクリーマーで作られている、アイスクリームのレシピサイト。「市販のアイスほどクリーミーではない」と書かれてますけど、手作りが一番美味しいと思います。私も以前、ナショナルのアイスクリーマーを使ってました。ナショナルのアイスクリームメーカーで作るなら、写真も多く掲載されており、分かりやすい。
- 生クリームのアイス - ラーム・アイス
- 牛乳は使わず、生クリームだけで作るアイスクリームでドイツのラームアイス言われるもの。玉子は卵白も使う。卵黄に砂糖をすり混ぜ、卵白は泡立ててメレンゲにし、生クリームも泡立て混ぜ込んだら、冷凍庫で固めるだけ。アイスクリームメーカーは要らない。撹拌しながら固めない、単純凍結の製法。
他に卵を使わないアイスクリームとか、もっと気軽に簡単なレシピもたくさんですが、やはりアングレーズソースで作るバニラアイスが好き。
アイスクリームを作るうえでの基礎知識に詳しい本。
アイスのレシピもたくさんのっています。見ただけでゾクゾクするようなアイス、ソルベ、ジェラートばかりですが、私はバニラしか作ったことありません。
アイスクリームの構造など、じゃりじゃりする原因は何なのかとか、衛生面などで注意すべきことがわかる本です。
素材を愉しむアイスクリームレシピ―フレンチ、イタリアン、パティスリー、それぞれの方法
- 作者: 小峰 敏宏
- 出版社/メーカー: 柴田書店
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
参照した本。牛乳、卵だけでなく、食品を科学的、理論的に理解することができます。ふだん何気なくやっていることの理由が分かります。
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手作りバニラアイスクリーム【後編】 ~ コンプレッサー内蔵アイスクリームメーカーで [甘いもの]
バニラアイスクリームをコンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカーで作る。冷凍庫に入れて作る必要がなく、コンプレッサー内蔵の機械なら、なめらかで口解けの良いアイスクリームが作れる。水分が結晶化せず、じゃりじゃりしないアイスクリームができる。
手作りアイスクリームには、思っている気持ちを込められる。味、香りだけじゃなくて、食べる人のことを考えて、やさしい味とかほっとすとか、思い出の味とか自由自在である。
これは、高価な機械を使わなくたってできる。ホイッパーで手動で作ったって、気持ちを思い切り込めればきっとできる。
<材料>
牛乳は低温殺菌牛乳を使う。
生クリームは動物性で低脂肪じゃないもの。
卵の卵黄は大きさによって5個か6個。Lサイズなら5個、小さければ6個。今日のは7個入れた。その時の気分でそうした。Tips1
卵黄は多く入れるほど濃厚なアイスクリームになる。反対に少なすぎるとシャバシャバで薄い、力のないアイスクリームになってしまう。
牛乳500ml、生クリーム200mlだと、売っている市販のアイスクリームのようにするなら、卵黄8個は要ると思う。パティシエのように技術を持っているなら、少ない卵の量でもおいしいものが作れるけれど。。。
卵黄は本来なら個数じゃなくて重量で測るべき。グラムで計って作れば、いつも同じ味に作れる。
卵の量が多いと卵には特有のクセがあり、卵臭さを抜くのに時間がかかる。煮る時間を増やさなければない。短時間で早く温度を上げてしまえば、クセが消せず、食べたときに舌に残ってしまう。
おいしいんだけど後味が悪いアイスクリームを食べたことないですか? その原因のひとつは早く温度を上げすぎ、煮る時間が足りないから。
グラニュー糖は白砂糖、きび砂糖など他の砂糖に変えれば味を変えられる。グラニュー糖が一番すっきりした甘さ。きび砂糖はやさしい味わいだけど、悪く言うと少しぼやけた、はっきりしない甘さ。しかし、ブレンドすると感激に出会える。
上の分量で砂糖が110gだと、甘さ控えめにできあがる。市販のアイスクリームがおいしいと感じる人なら、もう少し砂糖を増やす。120くらい。
スイーツには砂糖の10gは大きな差である。たったさじ一杯の加減で味わいが大きく変化する。
10gの差を感じることができるのも、手作りの良さである。
バニラ棒は高価なのに2本も?Tips2
バニラ棒を上手に使うと砂糖を減量してもおいしい。この分量なら2本は必要。牛乳と生クリームの合計が400mlくらいなら1本でいい。
電池式で冷凍庫に入れて作るアイスクリームメーカーを使うなら、作れる容量が少ないので注意。ほとんどのものは総量で500ml。
lello のアイスクリームメーカーなら800mlを一度に作れる。
<下ごしらえ>
必要な道具は【前編】に。
道具はアルコール消毒する。自分の手もお忘れなく。
卵は卵黄だけ。
↓
バニラ棒は縦半分にナイフで割き、
バニラビーンズをナイフの背でしごき出す。
<作り方>
1.鍋に牛乳と生クリームを合わせて、しごき出したバニラビーンズと、バニラ棒をさやごと入れて、ごく弱火にかける。香りやエキス(=出汁)をじっくり引き出したいときは、冷たい状態から火にかける。
強火で一気に加熱したら、バニラビーンズの香りが十分に抽出できない。ごく弱火でじっくり沸かす。
沸騰させてはいけない。沸かして殺菌しないといけないんだけど、それは他人に食べさせるときのこと。レシピ本ではまず、「沸騰させる」と書いてある。
ある程度沸かさないと牛乳の ”乳臭さ” が残る。しかし、バニラビーンズの香りが付くことで、臭みは感じにくくなる。牛乳の美味しさを残すように、ぎりぎりの温度までしか加熱しない。
牛乳は100度以上まで温度が上がるから、様子を見ながら作業を続ける。目と温度計で随時確認する。
2.卵黄を泡立てる。
卵黄をつぶす。
つぶせたらグラニュー糖を少し入れる。一気に全部入れない。
ハンドミキサーを使って高速で混ぜる。
白っぽくなる。
残りの砂糖を入れる。
↓
↓
かなり白っぽい。
でもこれじゃまだ泡立てが足りない。
ここまでやる。
卵黄だけの泡立てなんて、全卵、メレンゲに比べたら、なんと簡単なこと。
卵に空気をたくさんふくませることで、なめらかで口解けの良いアイスクリームができる。じゃりじゃりしたり、シャーベットのようにサクサク、シャリシャリするアイスができちゃうのは、この泡立てが足りないから。
(注1)
アイスクリームメーカーの撹拌でも空気を含ませるけど、まず、この卵黄の泡立てがポイント。
ハンドミキサーのパワーが足りないと、ここまでするのにかなりの時間がかかる。その間に牛乳が沸騰してしまから注意する。
3.牛乳を沸かす。
鍋の淵に小さい泡がフツフツとしてくるまで。表面に膜ができちゃうけど、そのままでいい。大事なのは沸騰させないこと。沸き出したら一気に吹き零れてしまう。
温度を測定したら、
83度。この温度計は表面温度計なので、牛乳の底面や中はもっと高いと思われる。
4.泡立てた卵黄に沸かした牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
混ぜるにはホイッパーに持ち替える。
沸かした牛乳を一気に加えると、卵が煮える。
少量入れて混ぜ、また少量足して混ぜを繰り返し、牛乳の残り半分くらいまで繰り返したら、あとは全部混ぜる。卵に砂糖が入っていることで、煮えてしまうのを防いでいるそうだ。
ホイッパーで混ぜると泡立ってきて心配になるけれど、このあと煮ているうち泡は消えるから大丈夫。
バニラ棒のさやは取り除かなくても、入ったままでいい。
5.卵と牛乳を混ぜたものを鍋に戻して弱火にかける。Tips3
木ベラで側面を8の字を書くように、満遍なく混ぜ続けながら、ゆっくり温度を上げていく。
必ず温度計で測定する。Tips4
これは衛生基準を満たすためじゃない。おいしいなめらかで口解けの良いアイスクリームを作るため。お腹をコワシタッテ...。
煮ているうちに泡がどんどん出てくる。
なめらかで口解けが良い、とは相反することで、とても不安になってくるかも。でもこれでいい。
液体は加熱するとフツフツ、プクプク、ブツブツと泡が出てくる。水だって沸いたら泡が出てくる。
68度で30分はやり過ぎだけど、ゆっくり低い温度で加熱するほど、
卵のクセが抜け、なめらかな食感のアイスクリームが出来上がる。残念ながら、何度で何分がベストなのかは分からない。やり過ぎるとホクホククリームになっちゃうのは知っている。
大切なのは上げる温度。
75度~78度。見逃しちゃっても80度まで。83度では卵が煮えている。
76度まで上げるのに、15分は混ぜ続けた。これは細菌を死滅させるためじゃなくて、卵の臭みを抜くため。
卵が何度でどういう変化をするかは、【前編】で触れた「調理と理論」の本に詳しく書いてある。科学的なデータだから、感覚ではない理論が分かる。
煮ているうちにアングレーズソースはとろみが出てくる。
木ベラで液をすくって確認する。レシピ本ではよく ”ナップ状” =テーブルクロスをかけた状態と表現されてる。ソムリエのワインの評価のようで、素人にはよく分からない表現。
木ベラで液をすくって、指ですーっとなぞって見る。きれいになぞった跡の線が引けて、なぞってない液がくっくり浮き上がっていれば煮えてる。
6.加熱したアングレーズソースをシノワで濾して氷水で冷やす。
熱々の液体を急激に冷やし固めたら、確実に水分が結晶化。十分に冷やしてからアイスクリームメーカーにかける。
シノワ、目が細かいざるで濾さないとなめらかなアイスクリームにならない。目が細かいだけに濾し終わるのに時間がかかる。
こうして木ベラでこすって濾せるのを助けてあげる。
バニラ棒のさやと粒、煮えてしまった卵のカスが残る。バニラの粒はもったいないからって、アイスクリーム液に移す必要はない。アイスクリーム液には十分にバニラの香りが移っている。粒がおいしいのではない。
氷水に乗せたボールに煮えたアイスクリーム液を移し、ボールをクルクル回しながら冷やします。ずっと回し続けるのは苦痛。ビールでも飲みながら、時々回しに行く。
注意!! そのまま放置すると、ボールの淵だけが冷え固まる。中心が生温かくて周辺だけ零度に。
参考までに冷えた液の中心の ”表面温度” を測定したら、
18度。底面とボール周辺はもっと低いはず。
7.lello アイスクリームメーカーの電源を入れる。
予備冷却は5分あれば十分。
8.アイスクリームメーカーのアルミ製ボールに、冷やした液を移してセットする。
この上部の長い突起部分を通過して、ボールがしっかり奥まで入るように押し込む。早くアイスクリームを冷やし固めるために、ボールと容器の密着するようになっていて力が要る。
左右の取っ手の留め金がパッキンの型にピッタリ収まって、本体と密着したか確認。
蓋に羽根を差し込んで、本体にかぶせる。
9.タイマーをセットしてスタートボタンを押す。
タイマーボタンを押したままにしていれば、自動的に1分ずつ時間が減って、好きな時間にセットすできる。
上記材料の分量なら、40分もあれば完成。
10.時計を見て40分後がいつかを確認。
これには理由があり、何か不都合があった場合、警告音の「ピーピー」が鳴って、タイマーでセットした時間が進まない。なぜなのかが分からない。
セットした時間が進まず、タイマーの時間が減らなくても、羽根は撹拌を続けるから、実際の40分でアイスクリームは出来上がり。
徐々に固まってきた。
途中で蓋を開けて様子を見る。アイスクリームは固まってるから、蓋を取るとこのように羽根だけ残ります。カチカチになってから様子を見たのでは、羽根を持ち上げることができなくる。
少しゆるいくらいで別の容器に移さないと、カチカチでは取り分けることができなくなる。
出来たかどうかは食べてみれば分かる。
羽根を持ち上げて、
別の容器に取り分ける。
羽根とボールに残ったアイス、
この出来立てアイスクリームは何もかけずに食べる。美味しいどうかなんて、言う必要ないでしょう。
Tips1
卵黄だけ使ったら卵白が残る。卵白は冷凍できるのでホーローなど清潔な容器に入れて冷凍し、解凍すれば何か別のことに使える。
卵黄は冷凍できない。
卵黄だけにするにはこんな道具があると便利。
卵黄が小さいとたまに溝からすり抜けるけど、また拾い上げ救ってあげればいいだけ。溝からすり抜けても卵黄はつぶれない。
黄身取り無しで卵黄だけにする方法は、手でやるのが一番だけど、アイスクリームなどデリケートな食べ物作るときは、手をアルコールで消毒してね。石鹸で洗っても手をタオルで拭いたら、雑菌を確実に拾ってるよ。
自分で作って自分で食べるなら、そんな必要はありません。
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Tips2
バニラ棒は高価なのでバニラエクストラクトを自作するといい。
バニラエクストラクトも売ってるけど、バニラビーンズよりも高価。
「バニラエクストラクトの作り方」は簡単、バニラ棒を縦半分に割いて、ウォッカに漬け込むだけ。
半年くらい漬けとけばできあがり。時々振って混ぜて最低3ヶ月、半年は待つこと。
何かでバニラ棒を使って端っこの切れ端が残ったとか、1/2本だけ使ったとかいうときは、このバニラエクストラクトの中へ足しいくといい。バニラ棒の余りが感動を作ってくれる。
ウォッカは傷まないけど、バニラ棒はダメ。バニラ棒は完全にウォッカに浸った状態にし、半年浸けたら取り出して捨てる。十分にエキスを抽出できたら役目は終わり。
バニラ棒とウォッカは継ぎ足し可能。
バニラエッセンスは使わないほうがいい。バニラ棒、バニラエクストラクトがなかったら、他の美味しくする方法を考える。ミントの葉っぱで香りを付けたり。バジルもいいかも。柚子の皮、みかんの皮だって、感動の仕方はいくらでもある。
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Tips3
よく見かけるのがアイスクリームを作る時、アングレーズソースを煮る温度 83度。しかし、83度で何分煮るかは書いてないのがほとんど。条件によって違うから。
衛生上の基準は
「68℃で30分間加熱殺菌するか、またはこれと同等以上の殺菌効果を有する処理方法をとらなければならない」
何事も中途半端はいけない。
68度で30分炊くのを実践したことがある。
ひたすら優しく混ぜ続けないと、どんどん温度が上がっていくので、かなりつらかったけれど、左手に温度計、右手に木ベラで混ぜ続けで30分。混ぜ過ぎても温度が下がる。まるで拷問!
出来上がったアイスクリームは、衛生上の厳しい基準は満たしている。食べた時の食感と味は?
”完璧に安全な” アイスクリームとはこういうものなのか?
アイスクリームは氷点下、マイナスの温度なのに冷たくない。
なめらかな口解けとは程遠く、ホクホクした栗やさつま芋。良く言えばスイートポテト。
試しに温度を敏感に感じる唇に付けてみると、ぬるい水か?って程度で、冷凍庫に入れておいたのに冷たく感じない。感じにくい耳たぶは、こんにゃくでも張り付いたか?という程度。
結論
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Tips4
温度計はレーザー式の放射温度計なら、液体の中に入れなくていいので、割れる心配が無く腕も疲れない。ただし、表面の温度しか計れない。
内面の温度はヘラですくって、そのすくった液の温度を測るようにする。
放射温度計は ”表面温度” だって注意さえしていれば大変便利。オーブンの予熱温度、揚げ油の温度、アイスクリームのベースが冷えたかどうか見る温度、お弁当の蓋する前にご飯が冷めたかどうか...と、感覚では分からない正確な温度が分かる。
-30~550度まで測定できる。安物だたと高温と、低温には対応していない。
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(注1)
<卵黄は泡立てるのが正解か?>
プロの方は違うよう。”白っぽくなるまで” すり混ぜる= ”ブランシール” 。
このサイトでアイスクリームの基本を解説してくださっている。
アイスクリームとは - フランス菓子とその考察
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手作りアイスクリームには、思っている気持ちを込められる。味、香りだけじゃなくて、食べる人のことを考えて、やさしい味とかほっとすとか、思い出の味とか自由自在である。
これは、高価な機械を使わなくたってできる。ホイッパーで手動で作ったって、気持ちを思い切り込めればきっとできる。
<材料>
- 低温殺菌牛乳・・・500ml
- 生クリーム・・・200ml
- 卵黄・・・5個~6個
- グラニュー糖・・・110g
- バニラビーンズ(バニラ棒)・・・2本
牛乳は低温殺菌牛乳を使う。
生クリームは動物性で低脂肪じゃないもの。
卵の卵黄は大きさによって5個か6個。Lサイズなら5個、小さければ6個。今日のは7個入れた。その時の気分でそうした。Tips1
卵黄は多く入れるほど濃厚なアイスクリームになる。反対に少なすぎるとシャバシャバで薄い、力のないアイスクリームになってしまう。
牛乳500ml、生クリーム200mlだと、売っている市販のアイスクリームのようにするなら、卵黄8個は要ると思う。パティシエのように技術を持っているなら、少ない卵の量でもおいしいものが作れるけれど。。。
卵黄は本来なら個数じゃなくて重量で測るべき。グラムで計って作れば、いつも同じ味に作れる。
卵の量が多いと卵には特有のクセがあり、卵臭さを抜くのに時間がかかる。煮る時間を増やさなければない。短時間で早く温度を上げてしまえば、クセが消せず、食べたときに舌に残ってしまう。
おいしいんだけど後味が悪いアイスクリームを食べたことないですか? その原因のひとつは早く温度を上げすぎ、煮る時間が足りないから。
グラニュー糖は白砂糖、きび砂糖など他の砂糖に変えれば味を変えられる。グラニュー糖が一番すっきりした甘さ。きび砂糖はやさしい味わいだけど、悪く言うと少しぼやけた、はっきりしない甘さ。しかし、ブレンドすると感激に出会える。
上の分量で砂糖が110gだと、甘さ控えめにできあがる。市販のアイスクリームがおいしいと感じる人なら、もう少し砂糖を増やす。120くらい。
スイーツには砂糖の10gは大きな差である。たったさじ一杯の加減で味わいが大きく変化する。
10gの差を感じることができるのも、手作りの良さである。
バニラ棒は高価なのに2本も?Tips2
バニラ棒を上手に使うと砂糖を減量してもおいしい。この分量なら2本は必要。牛乳と生クリームの合計が400mlくらいなら1本でいい。
電池式で冷凍庫に入れて作るアイスクリームメーカーを使うなら、作れる容量が少ないので注意。ほとんどのものは総量で500ml。
lello のアイスクリームメーカーなら800mlを一度に作れる。
<下ごしらえ>
- 道具を全てアルコール消毒する。
- 卵を卵黄だけにする。
- バニラ棒を縦半分に割く。
必要な道具は【前編】に。
道具はアルコール消毒する。自分の手もお忘れなく。
卵は卵黄だけ。
↓
バニラ棒は縦半分にナイフで割き、
バニラビーンズをナイフの背でしごき出す。
<作り方>
1.鍋に牛乳と生クリームを合わせて、しごき出したバニラビーンズと、バニラ棒をさやごと入れて、ごく弱火にかける。香りやエキス(=出汁)をじっくり引き出したいときは、冷たい状態から火にかける。
強火で一気に加熱したら、バニラビーンズの香りが十分に抽出できない。ごく弱火でじっくり沸かす。
沸騰させてはいけない。沸かして殺菌しないといけないんだけど、それは他人に食べさせるときのこと。レシピ本ではまず、「沸騰させる」と書いてある。
ある程度沸かさないと牛乳の ”乳臭さ” が残る。しかし、バニラビーンズの香りが付くことで、臭みは感じにくくなる。牛乳の美味しさを残すように、ぎりぎりの温度までしか加熱しない。
牛乳は100度以上まで温度が上がるから、様子を見ながら作業を続ける。目と温度計で随時確認する。
2.卵黄を泡立てる。
卵黄をつぶす。
つぶせたらグラニュー糖を少し入れる。一気に全部入れない。
ハンドミキサーを使って高速で混ぜる。
白っぽくなる。
残りの砂糖を入れる。
↓
↓
かなり白っぽい。
でもこれじゃまだ泡立てが足りない。
ここまでやる。
卵黄だけの泡立てなんて、全卵、メレンゲに比べたら、なんと簡単なこと。
卵に空気をたくさんふくませることで、なめらかで口解けの良いアイスクリームができる。じゃりじゃりしたり、シャーベットのようにサクサク、シャリシャリするアイスができちゃうのは、この泡立てが足りないから。
(注1)
アイスクリームメーカーの撹拌でも空気を含ませるけど、まず、この卵黄の泡立てがポイント。
ハンドミキサーのパワーが足りないと、ここまでするのにかなりの時間がかかる。その間に牛乳が沸騰してしまから注意する。
3.牛乳を沸かす。
鍋の淵に小さい泡がフツフツとしてくるまで。表面に膜ができちゃうけど、そのままでいい。大事なのは沸騰させないこと。沸き出したら一気に吹き零れてしまう。
温度を測定したら、
83度。この温度計は表面温度計なので、牛乳の底面や中はもっと高いと思われる。
4.泡立てた卵黄に沸かした牛乳を少しずつ加えて混ぜる。
混ぜるにはホイッパーに持ち替える。
沸かした牛乳を一気に加えると、卵が煮える。
少量入れて混ぜ、また少量足して混ぜを繰り返し、牛乳の残り半分くらいまで繰り返したら、あとは全部混ぜる。卵に砂糖が入っていることで、煮えてしまうのを防いでいるそうだ。
ホイッパーで混ぜると泡立ってきて心配になるけれど、このあと煮ているうち泡は消えるから大丈夫。
バニラ棒のさやは取り除かなくても、入ったままでいい。
5.卵と牛乳を混ぜたものを鍋に戻して弱火にかける。Tips3
木ベラで側面を8の字を書くように、満遍なく混ぜ続けながら、ゆっくり温度を上げていく。
必ず温度計で測定する。Tips4
これは衛生基準を満たすためじゃない。おいしいなめらかで口解けの良いアイスクリームを作るため。お腹をコワシタッテ...。
煮ているうちに泡がどんどん出てくる。
なめらかで口解けが良い、とは相反することで、とても不安になってくるかも。でもこれでいい。
液体は加熱するとフツフツ、プクプク、ブツブツと泡が出てくる。水だって沸いたら泡が出てくる。
68度で30分はやり過ぎだけど、ゆっくり低い温度で加熱するほど、
卵のクセが抜け、なめらかな食感のアイスクリームが出来上がる。残念ながら、何度で何分がベストなのかは分からない。やり過ぎるとホクホククリームになっちゃうのは知っている。
大切なのは上げる温度。
75度~78度。見逃しちゃっても80度まで。83度では卵が煮えている。
76度まで上げるのに、15分は混ぜ続けた。これは細菌を死滅させるためじゃなくて、卵の臭みを抜くため。
卵が何度でどういう変化をするかは、【前編】で触れた「調理と理論」の本に詳しく書いてある。科学的なデータだから、感覚ではない理論が分かる。
煮ているうちにアングレーズソースはとろみが出てくる。
木ベラで液をすくって確認する。レシピ本ではよく ”ナップ状” =テーブルクロスをかけた状態と表現されてる。ソムリエのワインの評価のようで、素人にはよく分からない表現。
木ベラで液をすくって、指ですーっとなぞって見る。きれいになぞった跡の線が引けて、なぞってない液がくっくり浮き上がっていれば煮えてる。
6.加熱したアングレーズソースをシノワで濾して氷水で冷やす。
熱々の液体を急激に冷やし固めたら、確実に水分が結晶化。十分に冷やしてからアイスクリームメーカーにかける。
シノワ、目が細かいざるで濾さないとなめらかなアイスクリームにならない。目が細かいだけに濾し終わるのに時間がかかる。
こうして木ベラでこすって濾せるのを助けてあげる。
バニラ棒のさやと粒、煮えてしまった卵のカスが残る。バニラの粒はもったいないからって、アイスクリーム液に移す必要はない。アイスクリーム液には十分にバニラの香りが移っている。粒がおいしいのではない。
氷水に乗せたボールに煮えたアイスクリーム液を移し、ボールをクルクル回しながら冷やします。ずっと回し続けるのは苦痛。ビールでも飲みながら、時々回しに行く。
注意!! そのまま放置すると、ボールの淵だけが冷え固まる。中心が生温かくて周辺だけ零度に。
参考までに冷えた液の中心の ”表面温度” を測定したら、
18度。底面とボール周辺はもっと低いはず。
7.lello アイスクリームメーカーの電源を入れる。
予備冷却は5分あれば十分。
8.アイスクリームメーカーのアルミ製ボールに、冷やした液を移してセットする。
この上部の長い突起部分を通過して、ボールがしっかり奥まで入るように押し込む。早くアイスクリームを冷やし固めるために、ボールと容器の密着するようになっていて力が要る。
左右の取っ手の留め金がパッキンの型にピッタリ収まって、本体と密着したか確認。
蓋に羽根を差し込んで、本体にかぶせる。
9.タイマーをセットしてスタートボタンを押す。
タイマーボタンを押したままにしていれば、自動的に1分ずつ時間が減って、好きな時間にセットすできる。
上記材料の分量なら、40分もあれば完成。
10.時計を見て40分後がいつかを確認。
これには理由があり、何か不都合があった場合、警告音の「ピーピー」が鳴って、タイマーでセットした時間が進まない。なぜなのかが分からない。
セットした時間が進まず、タイマーの時間が減らなくても、羽根は撹拌を続けるから、実際の40分でアイスクリームは出来上がり。
徐々に固まってきた。
途中で蓋を開けて様子を見る。アイスクリームは固まってるから、蓋を取るとこのように羽根だけ残ります。カチカチになってから様子を見たのでは、羽根を持ち上げることができなくる。
少しゆるいくらいで別の容器に移さないと、カチカチでは取り分けることができなくなる。
出来たかどうかは食べてみれば分かる。
羽根を持ち上げて、
別の容器に取り分ける。
羽根とボールに残ったアイス、
この出来立てアイスクリームは何もかけずに食べる。美味しいどうかなんて、言う必要ないでしょう。
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Tips1
卵黄だけ使ったら卵白が残る。卵白は冷凍できるのでホーローなど清潔な容器に入れて冷凍し、解凍すれば何か別のことに使える。
卵黄は冷凍できない。
卵黄だけにするにはこんな道具があると便利。
卵黄が小さいとたまに溝からすり抜けるけど、また拾い上げ救ってあげればいいだけ。溝からすり抜けても卵黄はつぶれない。
黄身取り無しで卵黄だけにする方法は、手でやるのが一番だけど、アイスクリームなどデリケートな食べ物作るときは、手をアルコールで消毒してね。石鹸で洗っても手をタオルで拭いたら、雑菌を確実に拾ってるよ。
自分で作って自分で食べるなら、そんな必要はありません。
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Tips2
バニラ棒は高価なのでバニラエクストラクトを自作するといい。
バニラエクストラクトも売ってるけど、バニラビーンズよりも高価。
「バニラエクストラクトの作り方」は簡単、バニラ棒を縦半分に割いて、ウォッカに漬け込むだけ。
半年くらい漬けとけばできあがり。時々振って混ぜて最低3ヶ月、半年は待つこと。
何かでバニラ棒を使って端っこの切れ端が残ったとか、1/2本だけ使ったとかいうときは、このバニラエクストラクトの中へ足しいくといい。バニラ棒の余りが感動を作ってくれる。
ウォッカは傷まないけど、バニラ棒はダメ。バニラ棒は完全にウォッカに浸った状態にし、半年浸けたら取り出して捨てる。十分にエキスを抽出できたら役目は終わり。
バニラ棒とウォッカは継ぎ足し可能。
バニラエッセンスは使わないほうがいい。バニラ棒、バニラエクストラクトがなかったら、他の美味しくする方法を考える。ミントの葉っぱで香りを付けたり。バジルもいいかも。柚子の皮、みかんの皮だって、感動の仕方はいくらでもある。
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Tips3
よく見かけるのがアイスクリームを作る時、アングレーズソースを煮る温度 83度。しかし、83度で何分煮るかは書いてないのがほとんど。条件によって違うから。
衛生上の基準は
「68℃で30分間加熱殺菌するか、またはこれと同等以上の殺菌効果を有する処理方法をとらなければならない」
何事も中途半端はいけない。
68度で30分炊くのを実践したことがある。
ひたすら優しく混ぜ続けないと、どんどん温度が上がっていくので、かなりつらかったけれど、左手に温度計、右手に木ベラで混ぜ続けで30分。混ぜ過ぎても温度が下がる。まるで拷問!
出来上がったアイスクリームは、衛生上の厳しい基準は満たしている。食べた時の食感と味は?
まるで栗のようにホクホクした、冷たさを全く感じない、和菓子のようなホクホククリーム! |
”完璧に安全な” アイスクリームとはこういうものなのか?
アイスクリームは氷点下、マイナスの温度なのに冷たくない。
なめらかな口解けとは程遠く、ホクホクした栗やさつま芋。良く言えばスイートポテト。
試しに温度を敏感に感じる唇に付けてみると、ぬるい水か?って程度で、冷凍庫に入れておいたのに冷たく感じない。感じにくい耳たぶは、こんにゃくでも張り付いたか?という程度。
結論
衛生上の基準を満たすように作ったのでは、おいしいアイスクリームなんて作れやしない。 |
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Tips4
温度計はレーザー式の放射温度計なら、液体の中に入れなくていいので、割れる心配が無く腕も疲れない。ただし、表面の温度しか計れない。
内面の温度はヘラですくって、そのすくった液の温度を測るようにする。
放射温度計は ”表面温度” だって注意さえしていれば大変便利。オーブンの予熱温度、揚げ油の温度、アイスクリームのベースが冷えたかどうか見る温度、お弁当の蓋する前にご飯が冷めたかどうか...と、感覚では分からない正確な温度が分かる。
-30~550度まで測定できる。安物だたと高温と、低温には対応していない。
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(注1)
<卵黄は泡立てるのが正解か?>
プロの方は違うよう。”白っぽくなるまで” すり混ぜる= ”ブランシール” 。
このサイトでアイスクリームの基本を解説してくださっている。
アイスクリームとは - フランス菓子とその考察
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手作りバニラアイスクリーム【lello アイスクリームメーカー編】 ~ 使い方と注意点 [道具]
コンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカー、Lello オートマチックアイスクリームメーカージェラートの使い方の記事です。
このアイスクリームメーカーは説明書が英文で、その英文解説も詳しくないため、これから購入を考える人と使っている人へ、使っていて分からないこと、注意しないといけないことをいくつか紹介いたします。少しでもお役に立てればと思いますので、この先も気付いたことは加筆していきます。
このアイスクリームメーカーはコンプレッサーを内蔵しているため、冷蔵庫と同じで、冷却する機能を自身で持っています。冷凍庫に入れて作るタイプのアイスクリームメーカーと違って、短時間で滑らかで口解けの良いアイスクリームができあがります。
冷凍庫に入れなくていいので、冷凍庫のスペース確保はしなくていいですが、機械自体けっこう大きいので、部屋の片隅にドーンと設置することになります。
まず、一番気をつけないといけないこと。
・平らな場所に設置すること。
・稼動させてから電源を切ったら、再び電源を入れるなら、5分以上たってからにすること。
あまりあっちやこっちに移動させてはいけません。電源も入れたり切ったりしてはいけないので、注意が必要です。
どちらも冷蔵庫と同じで、頻繁に移動させたり、スイッチを入れたり切ったりしないのと同じです。
アイスクリームが出来上がって、固まり加減を確認しないでスイッチを切ってしまうと、軟らか過ぎたからもう一度作動させよう、なんてしないように。納得いく硬さに固まるまで電源スイッチは切らないことです。
外国製品ですが、日本の100Vのコンセントにさして使うことができます。ただし、三つ又ですので、三つ又のコンセントの差込口が無ければ、変換アダプターを用意する必要があります。パソコンなどもよく三つ又になってますから、電器屋さんに行けば、アダプターも三つ又コンセントもふつうに売ってますから、これは心配要りません。
英文の簡単な説明書(説明書きのレベル)が付いてますが、英和辞典があれば理解できる程度の文章です。日本語説明書が無くても大丈夫。
いろんなアイスクリームのレシピも、文章で書いてありますけど、これは外国人に合う味ですので、そのまま作ってもどうかな? と思います。レシピは自分で作るものと考えましょう。
このアイスクリームメーカーで初めて作ったときは、失敗しました。その失敗を生かして、今ではおいしいアイスクリームが毎回できるようになりました。
<失敗したこと>
1.マシンが冷えた状態で作り始めた方がいいだろうと、先に作動させておいたのですが、予備冷却は不要でした。1時間、事前に電源を入れて冷やしておいたため、アイスクリームを作り始めてすぐに、周辺だけ冷え固まって、羽根が回転しなくなった。
ボールはアルミ製で熱伝導が良く、接しているところが一瞬で冷え固まり、周辺がカチカチに凍って、羽根が回転できなくなったのです。
事前の予備冷却は不要で、電源を入れるのはせいぜい10分前。5分前でもできてます。アイスクリーム液(アパレイユ)が出来て、氷で冷やしてから、電源を入れれば十分です。
2.アルミ製のボールはアイスクリームメーカーの電源を入れる時、外した方がいいです。熱伝導が非常にいいので、冷やし過ぎると周辺のみ一瞬で冷え固まります。
常温のままのボールに、アイスクリーム液を入れて作ってもうまくできましたから、どうしても心配なら液を移す直前に冷蔵庫にでも短時間入れたらいいです。
でも、アイスクリームのレシピ本には、たいてい、容器を事前に冷やしておくことって書いてあります。
3.アイスクリームメーカーにボールを入れるとき、密着性が高いので、奥まで入れるのに力が要ります。
こうして底にぴったりくっつくまで押し込みます。丈夫なパッキンの役割をするゴムが硬いので注意してください。
奥まで入ったかどうかは、左右にある取っ手の止め口が、きっちり下まではまっているかどうかで分かります。早く短時間にアイスクリームが出来上がるよう、ボールとアイスクリームメーカーの密着性が高いくなっているものと思われます。
外観はこんな感じです。
巨大な炊飯器といった感じ。炊飯器が2個分近いです。
タイマーセットとスタート(ストップ)ボタン。電源スイッチは後部の側面にあります。作動中に誤って電源を切ってしまわないようにですね。
下のグリーンの窓にタイマーのセット時間と残り時間が表示されます。
アイスクリームを撹拌する羽。
羽根を取り付けた蓋の差込口。
1本のあまり太くない金属の棒が、中心の穴にちょうど入るよう、蓋をのせます。そんなに太くない棒ですので、変な風にさして曲げて折ってしまわないよう、ここも注意が必要です。
これがその金属の棒です。ここから電流が回転軸に流れるような仕組みですね。斜めにさして棒を折ってしまわないようにしてください。
作動のさせ方は、
手作りバニラアイスクリーム【後編】 ~ コンプレッサー内蔵アイスクリームメーカーで
の記事でのせてますので、そちらを参照してください。アイスクリームの作り方はいたって簡単。タイマーセットしてスタートボタン押すだけ。
途中で出来具合の確認をしたい時は、ストップボタンを押して一時停止させ、蓋を開けて固まり具合を見れます。スタートボタンとストップボタンは共通ですので、動作中にボタンを押せばストップ、停止中にボタン押せばスタートします。誤って電源スイッチ自体を押さないように注意するだけ。電源スイッチは後部側面なので、まず押さないと思いますが。
タイマーのセット時間も何度も修正できます。30分でセットして30分後、まだやわらかいからと、あと5分セットしてスタートなんてこともできます。
さて、もうひとつ注意しないといけないこと。この謎はまだ解けてないのですが、「ピーピー」と警告音が鳴っている時は、タイマーの時間が進んでいきません。でも、羽根は回転してアイスクリームは作ってくれています。
ボールの押し込み方が足りないのか、蓋がきちんとはまっていないのか、いろいろと原因を究明しているのですが、いまだ分からないままです。
タイマーが進んでいかないので、別のタイマーをセットしておくか、時計を見ながら作っています。
警告音と動作とは関係ないようですので、アイスクリーム製造には影響ありません。タイマーの時間が進まないのと、「ピーピー」と音がわずらわしいだけ。
事前の予備冷却を全くしないで、ボールは常温、電源スイッチ入れて5分後にスタートボタンを押したときは、警告音は短時間だけでタイマーはどんどん進んでいきました。
でも、これが解決策なのかは不明です。分かったらまた加筆します。
どなたか分かる方がいらっしゃったら、教えてもらえると助かります。
ということで、アイスクリームメーカーのタイマーはあまりあてにしないで、味見しながら出来上がり具合を確認すること。これはタイマーが正常に進んでいても同じこと。
牛乳500mlと生クリーム200ml、卵黄6個の分量なら45分で出来上がります。それ以上作動させるとアイスクリームが硬くなって、羽根を抜くのが難しくなります。羽根に付いたアイスを取るのもです。
コツはやややわらかい状態で別の容器に入れ、冷凍庫にしまうこと。やわらかくてもアイスクリームメーカーが空気を十分に含ませながら、羽根を撹拌させて作ってくれてますので、じゃりじゃりとかしゃりしゃりしない、結晶の無いアイスクリームになってますからご心配なく。
ただし、容器に詰めたアイスクリームだけで、すぐに冷凍する。お持ちの冷蔵庫に製氷機専用の部屋とか、急速冷凍の部屋とかないですか? 無かったら少しの間だけ、中に入れている食品をチルドルームや冷蔵庫に退避させてください。無理ならアイスクリーム周辺だけでもどかす。
出来上がったアイスは冷たいですから、すぐに冷えます。ほんの15分でいいので、その間だけ食品をどかしてください。アイスが冷えたらどかした食品を戻せばいいだけです。
このひと手間で、なめらかで口解けの良い、解けた水分がじゃりじゃりと結晶化してない、おいしいアイスクリームになります。せっかくなめらかなアイスクリームを作ったのに、保管中結晶化させたら...
出来上がったアイスクリームは感動の域ですから、タイマー作動の謎なんてどうってことありません。
他に愛用している外国製品のデロンギ、コンベクションオーブンは、ダイヤル式のタイマーのメモリは5分単位しかなくて、非常にアバウト。正確性はありません。
でも、出来上がりは精密な日本製品との比較になりません。ピザを焼いたら分かりますが、高価なオーブンに負けません。
出来具合は自分の目と舌、鼻で見ろということですね。いかにも外国製品って感じで私は好きです。
アイスクリームの作り方は下の記事で参照してください。コンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカーで手作りすれば、もう、アイスを買って来ることも、食べに行くこともなくなり、味を自分自身で追求していくだけ。
TOP HOME
このアイスクリームメーカーは説明書が英文で、その英文解説も詳しくないため、これから購入を考える人と使っている人へ、使っていて分からないこと、注意しないといけないことをいくつか紹介いたします。少しでもお役に立てればと思いますので、この先も気付いたことは加筆していきます。
このアイスクリームメーカーはコンプレッサーを内蔵しているため、冷蔵庫と同じで、冷却する機能を自身で持っています。冷凍庫に入れて作るタイプのアイスクリームメーカーと違って、短時間で滑らかで口解けの良いアイスクリームができあがります。
冷凍庫に入れなくていいので、冷凍庫のスペース確保はしなくていいですが、機械自体けっこう大きいので、部屋の片隅にドーンと設置することになります。
まず、一番気をつけないといけないこと。
・平らな場所に設置すること。
・稼動させてから電源を切ったら、再び電源を入れるなら、5分以上たってからにすること。
あまりあっちやこっちに移動させてはいけません。電源も入れたり切ったりしてはいけないので、注意が必要です。
どちらも冷蔵庫と同じで、頻繁に移動させたり、スイッチを入れたり切ったりしないのと同じです。
アイスクリームが出来上がって、固まり加減を確認しないでスイッチを切ってしまうと、軟らか過ぎたからもう一度作動させよう、なんてしないように。納得いく硬さに固まるまで電源スイッチは切らないことです。
外国製品ですが、日本の100Vのコンセントにさして使うことができます。ただし、三つ又ですので、三つ又のコンセントの差込口が無ければ、変換アダプターを用意する必要があります。パソコンなどもよく三つ又になってますから、電器屋さんに行けば、アダプターも三つ又コンセントもふつうに売ってますから、これは心配要りません。
英文の簡単な説明書(説明書きのレベル)が付いてますが、英和辞典があれば理解できる程度の文章です。日本語説明書が無くても大丈夫。
いろんなアイスクリームのレシピも、文章で書いてありますけど、これは外国人に合う味ですので、そのまま作ってもどうかな? と思います。レシピは自分で作るものと考えましょう。
このアイスクリームメーカーで初めて作ったときは、失敗しました。その失敗を生かして、今ではおいしいアイスクリームが毎回できるようになりました。
<失敗したこと>
- アイスクリームを作り始める1時間前に電源を入れて冷やしておいた。
- アルミ製のボールを事前に冷凍庫で冷やしておいた。
- アルミ製のボールを機械の奥まで、確実に押し込んでなかった。
1.マシンが冷えた状態で作り始めた方がいいだろうと、先に作動させておいたのですが、予備冷却は不要でした。1時間、事前に電源を入れて冷やしておいたため、アイスクリームを作り始めてすぐに、周辺だけ冷え固まって、羽根が回転しなくなった。
ボールはアルミ製で熱伝導が良く、接しているところが一瞬で冷え固まり、周辺がカチカチに凍って、羽根が回転できなくなったのです。
事前の予備冷却は不要で、電源を入れるのはせいぜい10分前。5分前でもできてます。アイスクリーム液(アパレイユ)が出来て、氷で冷やしてから、電源を入れれば十分です。
2.アルミ製のボールはアイスクリームメーカーの電源を入れる時、外した方がいいです。熱伝導が非常にいいので、冷やし過ぎると周辺のみ一瞬で冷え固まります。
常温のままのボールに、アイスクリーム液を入れて作ってもうまくできましたから、どうしても心配なら液を移す直前に冷蔵庫にでも短時間入れたらいいです。
でも、アイスクリームのレシピ本には、たいてい、容器を事前に冷やしておくことって書いてあります。
3.アイスクリームメーカーにボールを入れるとき、密着性が高いので、奥まで入れるのに力が要ります。
こうして底にぴったりくっつくまで押し込みます。丈夫なパッキンの役割をするゴムが硬いので注意してください。
奥まで入ったかどうかは、左右にある取っ手の止め口が、きっちり下まではまっているかどうかで分かります。早く短時間にアイスクリームが出来上がるよう、ボールとアイスクリームメーカーの密着性が高いくなっているものと思われます。
外観はこんな感じです。
巨大な炊飯器といった感じ。炊飯器が2個分近いです。
タイマーセットとスタート(ストップ)ボタン。電源スイッチは後部の側面にあります。作動中に誤って電源を切ってしまわないようにですね。
下のグリーンの窓にタイマーのセット時間と残り時間が表示されます。
アイスクリームを撹拌する羽。
羽根を取り付けた蓋の差込口。
1本のあまり太くない金属の棒が、中心の穴にちょうど入るよう、蓋をのせます。そんなに太くない棒ですので、変な風にさして曲げて折ってしまわないよう、ここも注意が必要です。
これがその金属の棒です。ここから電流が回転軸に流れるような仕組みですね。斜めにさして棒を折ってしまわないようにしてください。
作動のさせ方は、
手作りバニラアイスクリーム【後編】 ~ コンプレッサー内蔵アイスクリームメーカーで
の記事でのせてますので、そちらを参照してください。アイスクリームの作り方はいたって簡単。タイマーセットしてスタートボタン押すだけ。
途中で出来具合の確認をしたい時は、ストップボタンを押して一時停止させ、蓋を開けて固まり具合を見れます。スタートボタンとストップボタンは共通ですので、動作中にボタンを押せばストップ、停止中にボタン押せばスタートします。誤って電源スイッチ自体を押さないように注意するだけ。電源スイッチは後部側面なので、まず押さないと思いますが。
タイマーのセット時間も何度も修正できます。30分でセットして30分後、まだやわらかいからと、あと5分セットしてスタートなんてこともできます。
さて、もうひとつ注意しないといけないこと。この謎はまだ解けてないのですが、「ピーピー」と警告音が鳴っている時は、タイマーの時間が進んでいきません。でも、羽根は回転してアイスクリームは作ってくれています。
ボールの押し込み方が足りないのか、蓋がきちんとはまっていないのか、いろいろと原因を究明しているのですが、いまだ分からないままです。
タイマーが進んでいかないので、別のタイマーをセットしておくか、時計を見ながら作っています。
警告音と動作とは関係ないようですので、アイスクリーム製造には影響ありません。タイマーの時間が進まないのと、「ピーピー」と音がわずらわしいだけ。
事前の予備冷却を全くしないで、ボールは常温、電源スイッチ入れて5分後にスタートボタンを押したときは、警告音は短時間だけでタイマーはどんどん進んでいきました。
でも、これが解決策なのかは不明です。分かったらまた加筆します。
どなたか分かる方がいらっしゃったら、教えてもらえると助かります。
ということで、アイスクリームメーカーのタイマーはあまりあてにしないで、味見しながら出来上がり具合を確認すること。これはタイマーが正常に進んでいても同じこと。
牛乳500mlと生クリーム200ml、卵黄6個の分量なら45分で出来上がります。それ以上作動させるとアイスクリームが硬くなって、羽根を抜くのが難しくなります。羽根に付いたアイスを取るのもです。
コツはやややわらかい状態で別の容器に入れ、冷凍庫にしまうこと。やわらかくてもアイスクリームメーカーが空気を十分に含ませながら、羽根を撹拌させて作ってくれてますので、じゃりじゃりとかしゃりしゃりしない、結晶の無いアイスクリームになってますからご心配なく。
ただし、容器に詰めたアイスクリームだけで、すぐに冷凍する。お持ちの冷蔵庫に製氷機専用の部屋とか、急速冷凍の部屋とかないですか? 無かったら少しの間だけ、中に入れている食品をチルドルームや冷蔵庫に退避させてください。無理ならアイスクリーム周辺だけでもどかす。
出来上がったアイスは冷たいですから、すぐに冷えます。ほんの15分でいいので、その間だけ食品をどかしてください。アイスが冷えたらどかした食品を戻せばいいだけです。
このひと手間で、なめらかで口解けの良い、解けた水分がじゃりじゃりと結晶化してない、おいしいアイスクリームになります。せっかくなめらかなアイスクリームを作ったのに、保管中結晶化させたら...
出来上がったアイスクリームは感動の域ですから、タイマー作動の謎なんてどうってことありません。
他に愛用している外国製品のデロンギ、コンベクションオーブンは、ダイヤル式のタイマーのメモリは5分単位しかなくて、非常にアバウト。正確性はありません。
でも、出来上がりは精密な日本製品との比較になりません。ピザを焼いたら分かりますが、高価なオーブンに負けません。
出来具合は自分の目と舌、鼻で見ろということですね。いかにも外国製品って感じで私は好きです。
アイスクリームの作り方は下の記事で参照してください。コンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカーで手作りすれば、もう、アイスを買って来ることも、食べに行くこともなくなり、味を自分自身で追求していくだけ。
バニラアイスクリームの作り方 |
・手作りバニラアイスクリーム【後編】 ~ コンプレッサー内蔵アイスクリームメーカーで |
他のコンプレッサー内蔵のマシン |
・コンプレッサー内蔵のアイスクリームメーカー |
アイスクリームの基礎知識 |
・手作りバニラアイスクリーム【前編】 ~ アイスを作る前に |
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