SSブログ

干しぶどう① ~ 今年の第1号。この先どうなるか。。。 [果物]

一番好きなフルーツは葡萄。でも、葡萄は飲むもので食べるものじゃないと思っている。
チリ産葡萄
葡萄を生のまま食べることはしないけれど、干しぶどうとなると別である。
旨みが凝縮された葡萄には、他のどんなフルーツにもない美味しさがある。

この葡萄は日本とは季節がずれる、チリのもの。日本での葡萄の季節はまだまだ先。ひと足早く、チリ産の葡萄で干しぶどうを作ってみる。
チリのワインはよく飲む。コンチャイトロという巨大な企業が、おいしいワインを世界へ輸出している。


葡萄は3つとも種無しで、左からトンプソンシードレス、ラリーシードレス、ミッドナイトビューティーという品種。干しぶどうにむくものなのかどうかは分からない。そのまま食べてみると、3つとも甘い。個人的には、フルーツは ”酸っぱい” が好みである。甘みは凝縮させれば出てくるし、後でいくらでも足せる。
思い切り酸っぱい葡萄で、みずみずしい干しぶどうを作ってみたい。


甘い葡萄で作る干しぶどうだと、結果は甘いと分かっているので、皮を焦がさないことだけに注意すればいい。オーブンの温度は低くして、じっくり乾燥させるように焼いてやればいい。
ただ、せっかくの手作り。干しぶどうでもみずみずしさがほしい。焼き過ぎ、乾燥させすぎはいけない。

今回は3つのぶどうを一度に作るのと、計画停電を見計らって焼かないといけないので、オーブンの余熱を利用して乾燥させる手法をとってみる。オーブンで焼く時間は短め。


  <下ごしらえ>
  • 葡萄を水で洗って、傷んだものを取り除き、水に1時間ほど浸ける。
  • 葡萄の実を摘み取って水気を切る。
  • オーブンを120度に予熱する。

皮が破けてしまったものやつぶれたのは取り除く。
輸入でも国産でも同じだけど、無農薬とうたってなければ、消毒、日持ちがする処理が施されていると思ったほうがいい。水に浸けて薬を抜く。

ひと粒ずつ優しく実を摘んだら、ざるにのせて水気を切る。この後、オーブンで焼くから、梅干の漬け込みみたいに、神経質に水気を拭かなくていい。


<作り方>
1.天板にクッキングペーパーを引いて葡萄を並べる。

量が多いためオーブン2段で焼く。できるだけ粒の大きさが揃うようにして、上の段には大きいの、下には小さいのをおく。

天板には銅板が引いてある。オーブンは下火がないので、よく銅板を使う。もちろん、なくても作れる。

2.120度に予熱したオーブンに入れて、片面を1時間20分焼く。
最適の温度と時間は分からない。
干しぶどうをそのままで食べて、みずみずしさを残したいなら短め。ただし、その場合、日持ちがしない。
保存食とするなら水分を抜いてしまわないといけないけれど、ラム酒やブランデーに漬けることで延命できる。

焼けたかどうかは、食べて確かめるしかない。

3.片面を焼いたらひっくり返す。

こんなにたくさんの量を焼くのは初めてで、あまりの大変さに掻き回してしまった。

葡萄の皮が焦げると苦くなる。

温度は低めで、できるだけ短い時間が基本。
葡萄の実の水分が抜けてないのに、皮が焦げそうな気配がしてきたら、クッキングペーパーかアルミホイルを被せて焼くといい。

4.もう1時間20分焼く。

ぶどう3房を120度、2時間40分では、干しぶどうには加熱時間が短い。計画停電もあるため、今回はオーブンの余熱を利用して乾燥させることにした。

合計2時間40分焼いて、余熱で3時間乾燥させた。




ラリーシードレスとミッドナイトビューティーは区別がつかなくなってしまった。焼くと同じ色。

食べてみると、ちょっと乾燥させすぎ。もっとみずみずしさを残したかった。
オーブンの余熱で乾燥させるのは良い方法かもしれない。途中で食べながら確認すると良いかな。


手作りゆえ日持ちがしない。しかし、売っている乾燥のレーズンのように、日持ちするようオイル漬けにはしたくない。

ラム酒に漬ける。

今年の第1号。バカルディじゃなく、ネグリタラムに漬けた。
ラム酒の量はひたひた。品種ごとに分けたかったけど、トンプソンシードレスしか区別できなかった。


手作りだからせいぜい日持ちは2週間。この後、どうなるかは自分でも分からない。スイーツを作る気力が出てくるかどうか。
ラムレーズンアイス、レーズンが主役のフィナンシェ、干しぶどうのパウンドケーキ、レーズンチョコレート、いくらでも浮かんでくるけれど...


関連記事
この干しぶどうを使ったお菓子
・干しぶどう① ~ ラムレーズンアイスクリーム
・干しぶどう① ~ くるみとレーズンのケーキ


別の干しぶどうで作ったもの
・手作り干し葡萄 ~ オーブンで焼いて作る
・手作り干し葡萄その後 ~ ラム酒漬け
・バターレーズンサンド ~ いつか成功したい


初めて干しぶどうに挑戦するなら、焼きすぎないようにしてください。焼きすぎると硬くなるし、美味しくないです。
長い時間焼いても葡萄の表面に水分が浮いています。水分を全部飛ばそうと焼きすぎるのが失敗になります。

暑い季節だと室温に放置するとカビてしまいます。浮いた水分はペーパーで拭き取るか、粗熱が取れたら冷蔵庫にしまうようにする。

スイーツに利用するなら、すぐにお酒に漬けるといいです。
そのまま干しぶどうで食べるなら、冷蔵保存して早めに食べてしまってください。サラダだけでなく、炒め物、煮物のアクセントになります。




いつも座っていた椅子に、もうその姿は無い。

椅子には幸せな顔、楽しそうな顔、悲しげな顔、泣きじゃくる顔、いっぱい残っている。

姿は無くても気持ちだけはずっと、ずっと残っている。



           HOME



nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 5

コメント 2

コメントの受付は締め切りました
hirochiki

おはようございます。
ご訪問 & nice! ありがとうございました☆
by hirochiki (2011-03-29 06:24) 

deipno

こんばんは。コメントをくださりありがとうございました。
いつも、記事を読ませていただいて、手作りする元気をもらっています。
by deipno (2011-03-30 01:45) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。