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菜の花と鶏肉のせいろ蒸し ~ 味付けは梅干だけ [野菜]

菜の花と鶏肉をせいろで蒸す。味付けは梅干だけでシンプルにする。

野菜やお肉をせいろで蒸すと、味付けは要らないくらい、甘くおいしくなる。塩分や糖分を取らないよう努力している方にはおすすめである。
それに、お肉からは脂が落ちる。減量にも有効な調理法。

葉もの野菜は長い時間加熱すると、どうしても色が悪くなってしまう。このせいろ蒸しも鮮やかな緑は消えて澱んでしまう。
それでも、梅干だけの味付けで、シンプル・イズ・ザ・ベストが味わえる。


  <材料>
  • 菜の花
  • 鶏もも肉
  • 梅干
  • 太白ごま油
菜の花はほろ苦さがおいしさ。黄色い花が咲いたものはあまり新鮮じゃない。ほろ苦さは時間が経つと薄れていってしまう。
菜の花はよく切った状態で売っている。切ってしまえば成長が止まり、少しは長持ちするから。(Tips1)


この梅干は塩分20%で、自分で漬けたもの。干してないから梅の香りが2年たっても生きている。

20%もの塩分の「梅漬け」はカビない。かめに入れておけば、年数がたつほどおいしくなっていく。
梅を漬けるのが好きで、今年は漬けたいと思い、貯蔵の梅干(梅漬け)をあげてしまった。梅の香りを愉しんでもらえたらうれしい。

材料の量にもよるけれど、20%の塩分ではしょっぱいことがある。少ない量になら、塩抜きしてから使う。

売っている塩分が低い梅干を使うなら、塩やしょうゆを少し足すとよい。

  <下ごしらえ>
  • 菜の花を洗って、5cmくらいに切る。
  • 菜の花を氷水に付けてシャキッとさせる。
  • 梅干をたたく。
  • 鶏もも肉を薄切りにする。
  • 鶏もも肉を梅干と太白ごま油に絡めて30分おく。

どうせ蒸すんだから水に浸けなくてもいいんではと思うかもしれないが、採ったばかりの菜の花だったらいいけれど、おいしく食べたいならダメ。


梅干は種からもエキスが出るから一緒に漬ける。


鶏肉にはよく軟骨や骨が残っている。見えるかな?
これを口にするとケガをするから、いつも指で全体をさすって、あったら切り取る。


菜の花と一緒に蒸すから、早く火が通るように薄切りにする。
薄切りだから筋切りする必要なし。


たたいた梅干をボールに入れて、太白ごま油を注ぐ。ふつうの黒いごま油でもいいけれど、100%では風味が強すぎる。太白はけっこう高いから混ぜてもいい。、


鶏肉を絡めてマリネする。


<作り方>
1.鍋に水を入れて沸騰させる。
せいろをのっけられる、大きな口径の浅い鍋があると便利。中華鍋でもよい。

2.菜の花をせいろに入れる。


3.マリネした鶏肉をのせる。


4.中火くらいで蒸す。7、8分。
鶏肉に火が通ったら出来上がりだけど、菜の花は加熱しすぎはほろ苦さがなくなりまずくなる。野菜はできれば強火で短時間がいい。
鶏肉も蒸しすぎはダメ。でも、お肉は強火で蒸すと硬くなる。難しいところ。


火を止めて鶏肉に余熱で火を通すぐらいがおいしい。


やはり、菜の花は色が悪くなってしまう。でも、おいしいよ。


後片付けで、せいろは洗剤で洗ってはいけない。化学薬品が染み込み、次に使うとき素材に染み出す。これは、木のざるも同じ。
どうしても洗剤で洗ってしまったら、2、30分空蒸ししてやらないと、化学薬品は抜けない。

木のまな板、土鍋も同じだけど化学の洗剤を使わず、ふつうの固形石鹸で洗うと良い。香料や化学の物質を使ってない、自然の石鹸。それなら口に入っても問題ない。

化学の洗剤で「殺菌」しているような気分に満足せず、自然のものを使って、汚れを拭い取る感覚を持って欲しい。
菌は水で洗い流せば落ちる。

自分の手、道具、スポンジを長生きさせてくれる
・石鹸 ~ 石鹸はどれも同じ?



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Tips1
でも、それはきちんと「蘇生」させてからだし、湿らせておかないといけない。

束のままの菜の花を買って来たら、冷蔵庫にそのまましまわない。蘇生させないにしても、最低限、湿らせた新聞紙などに包んでからしまうようにしたい。少しでもおいしく食べたいと思う気持ちがあれば、どんなに疲れていても、それくらいできるはず。

カットされた「新鮮ではない」菜の花を買って来たら、水に浸けてあげてから、新聞紙やペーパーでくるんでしまってあげるように。

菜の花を少しでもおいしく食べたいなら
野菜の保存の仕方① ~ 菜の花


他に、葉もの野菜の保存の仕方に触れた記事
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明太子スパゲティ ~ からすみに負けない味わい


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肉ニラそば


料理を美味しく食べたいなら、まず、材料に愛情を持って接する。

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