フルーツの煮物 ~ アルコールを飛ばさないと [果物]
ほんとはフルーツを軽く煮たものをタルトにして焼くつもりだった。
途中で気が変わり、カスタードクリームはプリンに変身して、その上にフルーツをのせることにした。
プリンなんて作ったことがなく、食べたいとも思わない。どうしてそうなったかはもう思い出せない。
フルーツの煮物はたまに作る。お酒のアテとして。
フルーツをカットしてそのまま食べることはあまりしない。煮たり焼いたり、お酒に浸けたりすると、不思議とお酒に合うようになる。作っているとき良い香りが漂い、おいしくなるって期待に包まれる。
飲むお酒はやはり果物からできたお酒、ワイン、ブランデー、リキュールがいい。
煮物と言ってもフルーツはしょうゆやみりんで煮るわけじゃない。フルーツだけ。砂糖も加えない。
ただ、お酒のアテにしたいからお酒は使う。
このお酒の量が多すぎ後で後悔した...
<フルーツの煮物 ~ アルコールを飛ばさないと>
コンフィとかコンポートと言ったほうがカッコイイのかもしれないけど、サッと煮るだけで糖度も分からないので、これは煮物。
<材料>
グランマルニエはオレンジの、フランボワーズは木苺のリキュール。
もちろん、リキュール抜きで作れば、二十歳未満の子でも食べられる。むしろ、その方がおいしいかも。
<下ごしらえ>
いちごは縦半分にカットしてフランボワーズに。
浸かっているように見えないけれど、今日のは無色透明のフランボワーズを使った。
パインやマンゴー、パパイヤのリキュールは持ってないのでグランマルニエに浸ける。フルーツはオレンジの果汁で煮る。
マンゴーとパパイヤを切ったことがない人のために。
<マンゴーのカットの仕方>
マンゴーには中央に薄くて平べったい、巨大な種が入っている。
その種を避けるように、縦に3つに切る。もったいないからといって、種ギリギリを切ろうとするとまず失敗する。もし種に当たってしまったら、もう少し外側を切り直したらいい。
真ん中の種のところは使わない。いや、使えない。実だけ切ろうとしてもうまくいかないはず。そこは皮を剥いてから直接かぶりつくしかない。酸っぱくてうまい~。
マンゴーは実がやわらかく崩れやすい。手で触ると崩れるので、皮は剥かないでカットして、実には手を触れないようにする。
次に縦に切ったマンゴーの左側と右側ををカットしていく。
皮を下に横向きに置き、縦に均等間隔に切る。やや斜めにするとカッコイイ。
皮をナイフでそぎ切る。
指でやさしく実を押さえて、皮の少し上の実をナイフですべらせるようにそぎ切る。
魚の皮の削ぎ切りに比べたら簡単。ただ、「皮だけ」を切ろうとしたら失敗する。実を皮に少し残すつもりで。
実は長いとスプーンですくいにくい。ひとくちサイズより少し小さめにカットする。
カットしたらグランマルニエに浸ける。
<パパイヤのカットの仕方>
パパイヤも皮は剥かないでカットして、後から切るほうが簡単。
まず、横向きに輪切りにする。
幅はマンゴーと同じくらいになるようにする。
皮をナイフで剥く。
皮を持ってくるりと回しながらナイフで切るだけ、簡単。
ただ、パパイヤの皮の下の実、白いところは苦い。大根みたいに厚めに切ったほうがいい。
適当な大きさにカットして種のところを切り取る。
皮下の白いのを切って形を整える。
<キウイのカットの仕方>
横半分に切ったキウイの皮をスプーンでくり抜く。
アイスクリーム用のスプーンでやったけど、これではやりにくかった。薄目のティースプーンくらいがいいのかな。
皮だけを切ろうとするとまず失敗する。皮の下の実をくり抜くつもりで回す。
オレンジを搾る。
果肉をこす。果肉は使わない。
リキュールに浸けたフルーツ。
この後、オレンジ果汁で煮るんだけど、弱火で少しだけ。
だから、染み込んだアルコールは抜けない。ゴメンなさい。
<作り方>
1.オレンジ果汁を沸かしてアクを取る。
2.オレンジ果汁にいちご以外のフルーツを、浸けたグランマルニエごと入れて煮る。弱火。
いちごは加熱すると形が崩れて、すぐに色が悪くなる。出来上がり間近に入れる。
キウイも美しい緑がなくなっちゃうけど。
(後ろに写ってしまった野菜は関係なし。弁当の仕込みです。)
煮る時間は目的に合わせて。
すぐに食べきるならサッと温める程度にして、オレンジ果汁の中に入れたまま冷ます。煮物と同じで冷めると味が落ち着いて美味しくなる。
日持ちさせたいなら少しやわらかくなるまで煮る。こんなの保存食として作る人いないけど。
フルーツの風味が残るよう、サッと煮るだけがいい。
弱火で煮てもアクが出てくる。丁寧にすくい取る。
3.いちごを入れてサッと煮る。
4.ざるでフルーツと煮汁と分ける。
この後、煮汁だけ煮詰める。
この実をタルト生地に包んで焼けば感動できるはず。いつか作りたい。
5.煮汁を煮詰める。
半量になるくらいまで煮詰める。弱火。
フルーツはそれぞれの風味を残したい。でも、煮汁は甘くしたほうが美味しい。
甘いと言っても砂糖の甘さじゃない。酸っぱいフルーツばかりでも、煮詰めれば甘くなる。
フルーツは酸っぱくてほのかな甘味を感じ、それを包む煮汁(ソース)はみんなのまとめ役。
6.煮詰めた煮汁をフルーツに浸して冷まし、冷蔵庫で冷やす。
このフルーツの煮物はアルコールが飛んでいない。いくらお酒が好きな人でもたくさん食べると酔う。
フルーツの美味しさでお酒も飲める。体の中のアルコールは倍量になってしまう。しばらくすると二日酔い状態になり、頭痛が襲ってくる。
アルコールは飛ばしてからにするべきだった。飛ばしたものに浸けたって、エキスが残っているから、フルーツはおいしくなる。
反省しました。
思いつきで作ったプリンはひどかった。
また、また、卵焼きを作ってしまった。ゴールにはたどり着けないかもしれない。。。
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途中で気が変わり、カスタードクリームはプリンに変身して、その上にフルーツをのせることにした。
プリンなんて作ったことがなく、食べたいとも思わない。どうしてそうなったかはもう思い出せない。
フルーツの煮物はたまに作る。お酒のアテとして。
フルーツをカットしてそのまま食べることはあまりしない。煮たり焼いたり、お酒に浸けたりすると、不思議とお酒に合うようになる。作っているとき良い香りが漂い、おいしくなるって期待に包まれる。
飲むお酒はやはり果物からできたお酒、ワイン、ブランデー、リキュールがいい。
煮物と言ってもフルーツはしょうゆやみりんで煮るわけじゃない。フルーツだけ。砂糖も加えない。
ただ、お酒のアテにしたいからお酒は使う。
このお酒の量が多すぎ後で後悔した...
<フルーツの煮物 ~ アルコールを飛ばさないと>
コンフィとかコンポートと言ったほうがカッコイイのかもしれないけど、サッと煮るだけで糖度も分からないので、これは煮物。
<材料>
- いちご
- パイナップル
- マンゴー
- パパイヤ
- キウイ
- オレンジ
- グランマルニエ
- フランボワーズ
グランマルニエはオレンジの、フランボワーズは木苺のリキュール。
もちろん、リキュール抜きで作れば、二十歳未満の子でも食べられる。むしろ、その方がおいしいかも。
<下ごしらえ>
- それぞれのフルーツを食べやすい大きさにカットする。
- カットしたフルーツをグランマルニエに浸ける。(いちごはフランボワーズに)
- オレンジを搾る。
いちごは縦半分にカットしてフランボワーズに。
浸かっているように見えないけれど、今日のは無色透明のフランボワーズを使った。
パインやマンゴー、パパイヤのリキュールは持ってないのでグランマルニエに浸ける。フルーツはオレンジの果汁で煮る。
マンゴーとパパイヤを切ったことがない人のために。
<マンゴーのカットの仕方>
マンゴーには中央に薄くて平べったい、巨大な種が入っている。
その種を避けるように、縦に3つに切る。もったいないからといって、種ギリギリを切ろうとするとまず失敗する。もし種に当たってしまったら、もう少し外側を切り直したらいい。
真ん中の種のところは使わない。いや、使えない。実だけ切ろうとしてもうまくいかないはず。そこは皮を剥いてから直接かぶりつくしかない。酸っぱくてうまい~。
マンゴーは実がやわらかく崩れやすい。手で触ると崩れるので、皮は剥かないでカットして、実には手を触れないようにする。
次に縦に切ったマンゴーの左側と右側ををカットしていく。
皮を下に横向きに置き、縦に均等間隔に切る。やや斜めにするとカッコイイ。
皮をナイフでそぎ切る。
指でやさしく実を押さえて、皮の少し上の実をナイフですべらせるようにそぎ切る。
魚の皮の削ぎ切りに比べたら簡単。ただ、「皮だけ」を切ろうとしたら失敗する。実を皮に少し残すつもりで。
実は長いとスプーンですくいにくい。ひとくちサイズより少し小さめにカットする。
カットしたらグランマルニエに浸ける。
<パパイヤのカットの仕方>
パパイヤも皮は剥かないでカットして、後から切るほうが簡単。
まず、横向きに輪切りにする。
幅はマンゴーと同じくらいになるようにする。
皮をナイフで剥く。
皮を持ってくるりと回しながらナイフで切るだけ、簡単。
ただ、パパイヤの皮の下の実、白いところは苦い。大根みたいに厚めに切ったほうがいい。
適当な大きさにカットして種のところを切り取る。
皮下の白いのを切って形を整える。
<キウイのカットの仕方>
横半分に切ったキウイの皮をスプーンでくり抜く。
アイスクリーム用のスプーンでやったけど、これではやりにくかった。薄目のティースプーンくらいがいいのかな。
皮だけを切ろうとするとまず失敗する。皮の下の実をくり抜くつもりで回す。
オレンジを搾る。
果肉をこす。果肉は使わない。
この果肉はぜひ炒め物、煮物に使ってください。砂糖の代わりになります。 オレンジと相性のいい鶏、鴨と。豚肉でもいいです。魚なら鮭、トラウトサーモン(マス)でもおしいですよ。 |
リキュールに浸けたフルーツ。
この後、オレンジ果汁で煮るんだけど、弱火で少しだけ。
だから、染み込んだアルコールは抜けない。ゴメンなさい。
<作り方>
1.オレンジ果汁を沸かしてアクを取る。
2.オレンジ果汁にいちご以外のフルーツを、浸けたグランマルニエごと入れて煮る。弱火。
いちごは加熱すると形が崩れて、すぐに色が悪くなる。出来上がり間近に入れる。
キウイも美しい緑がなくなっちゃうけど。
(後ろに写ってしまった野菜は関係なし。弁当の仕込みです。)
煮る時間は目的に合わせて。
すぐに食べきるならサッと温める程度にして、オレンジ果汁の中に入れたまま冷ます。煮物と同じで冷めると味が落ち着いて美味しくなる。
日持ちさせたいなら少しやわらかくなるまで煮る。こんなの保存食として作る人いないけど。
フルーツの風味が残るよう、サッと煮るだけがいい。
弱火で煮てもアクが出てくる。丁寧にすくい取る。
3.いちごを入れてサッと煮る。
4.ざるでフルーツと煮汁と分ける。
この後、煮汁だけ煮詰める。
この実をタルト生地に包んで焼けば感動できるはず。いつか作りたい。
5.煮汁を煮詰める。
半量になるくらいまで煮詰める。弱火。
フルーツはそれぞれの風味を残したい。でも、煮汁は甘くしたほうが美味しい。
甘いと言っても砂糖の甘さじゃない。酸っぱいフルーツばかりでも、煮詰めれば甘くなる。
フルーツは酸っぱくてほのかな甘味を感じ、それを包む煮汁(ソース)はみんなのまとめ役。
6.煮詰めた煮汁をフルーツに浸して冷まし、冷蔵庫で冷やす。
このフルーツの煮物はアルコールが飛んでいない。いくらお酒が好きな人でもたくさん食べると酔う。
フルーツの美味しさでお酒も飲める。体の中のアルコールは倍量になってしまう。しばらくすると二日酔い状態になり、頭痛が襲ってくる。
アルコールは飛ばしてからにするべきだった。飛ばしたものに浸けたって、エキスが残っているから、フルーツはおいしくなる。
反省しました。
思いつきで作ったプリンはひどかった。
また、また、卵焼きを作ってしまった。ゴールにはたどり着けないかもしれない。。。
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