SSブログ

生鮭と白子の味噌煮 ~ 白子の臭みを取る [鮭]

生鮭と白子を野菜と煮込み、味噌で味付けして鍋風の味噌煮にします。

鮭の白子はタラと違って安く売っています。それに鮭もアラを買ってこればかなり安く作ることができます。野菜も残り物や切れ端を使う。

  <材料>
  • 生鮭(切り身、アラどちらでも)
  • 鮭の白子
  • くず野菜
  • 昆布
  • 味噌
  • バター

これは鮭の切り落としといったところ。切り身にした後の残りです。ふつうの切り身の半額くらいで売っています。アラも安く買えます。

鮭の白子はおいしいのに、どうしてこんなに安価に手に入るのでしょう。需要が少ないのでしょうか。
鮭の白子は見た目ほど生臭くありません。ただし、下ごしらえにポイントがあります。


残り物の野菜ときのこ。


かぼちゃもあった。
味噌で味付けしますが、深みを出すのにバターも入れます。


  <下ごしらえ>
  • 野菜を適当な大きさに切る。
  • 生鮭に塩をして出てきた水分を拭き取り、酒にしばらく浸ける。
  • 鮭の白子の血管を取り除き、酒にしばらく浸ける。
  • 鍋に昆布をいれ水に浸す。

生鮭には塩はされてないので、下味の意味も含めて、まず塩を振ります。5分程度おくと水分が出てきます。ペーパーやふきんで拭き取ります。
アラだと臭みが強いので酒を振りかけしばらくおきます。お湯で霜降りしてもかまいません。


白子には血管が走っています。取り除いて売っていたらそのまま使えますが、付いたままなら、取らないとひどく生臭くなります。
この血管は生臭みの元。白子に限らず魚、肉でも同じ。

血管は指で摘んでめくるように引っ張っていけば取れますが、途中でちぎれて破ると大変。血が身に回って浸透していく。
魚を下すときの注意と同じで、

”血を身に回さない” のがポイントです。

途中でちぎれて血が身に付いてしまったら、すぐにペーパーで拭く。


血管を取り除いたら酒にしばらく浸けます。血が身に付いてしまっても、こうすることで臭みを取ることができます。
レバーと同じように牛乳に浸ける方法もありますが、酒でも同じ。海水程度の塩水だってかまいません。どれでも臭みは減らすことができます。


出汁は鮭から出てきますが、旨みを足すのに昆布。


<作り方>
1.酒に浸けた生鮭と白子の水分を拭き取る。

2.昆布を入れた鍋を火にかけ出汁を取る。
沸騰する前に昆布は取り出します。

3.生鮭を煮る。

アクが出てきたら取ります。ここで鮭に火を通してしまいます。

4.白子を煮る。

白子は加熱し過ぎると硬く、パサパサになってしまいます。白子を入れて再び煮汁が沸いたら、アクを取るだけで次の野菜を入れます。

5.入れる分量の半分の味噌を溶き入れ、鮭に味噌味をつける。

野菜を煮る前に、このかぼちゃは大きいままなので先に火を通す。


味は鮭の出汁と味噌だけです。鍋みたいに色んな具材が入らないので、鮭と白子に味噌味を付けておきます。その方が鮭自体をおいしく食べることができます。

6.野菜を煮る。


7.野菜に火が通ったら残りの味噌とバターを入れたらできあがり。

味噌は直接鍋に入れないで、ボールで煮汁でのばせば溶けやすくなります。


どうして味噌を半分後で入れるかは、味噌は煮ると香りが飛んでしまうから。味噌を溶き入れたら、グツグツ煮ないで、火は弱める。香りが生きているうちに食べます。

鍋というよりは鮭と野菜がたっぷりの味噌汁。ねぎがあればさらに良い香りになります。


関連記事
・生秋鮭と野菜の蒸し焼き ~ 白子も一緒に

・魚は生臭い? ~ 臭み取りの方法

・鮭とじゃがいもの豆乳グラタン ~ 豆乳だと簡単


・生鮭のマヨネーズ焼き ~ 皮はこんがり焼く


・サーモンとディルのスパゲティ
・スモークサーモンのクリームスパゲティ ~ ディルの甘い香り


        TOP    HOME



nice!(2)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 2

コメント 1

コメントの受付は締め切りました
ponta

鮭の白子は、はじめて見ました。感動です。何事にも下ごしらえがポイントなんですね。
魚料理を沢山知っていらっしゃるんですね!
by ponta (2010-11-22 11:37) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。