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オクラとミニトマトの煮びたし ~ 余らしたら煮てしまう [野菜]

煮びたしにはいろいろありますけれど、夏の野菜、オクラとミニトマトでもおいしくできます。


「煮びたし」は、”煮て”、”浸す”。
おいしい「煮びたし」は野菜の香り、甘み、食感が生きていて、ほんのりとお出汁が染み込んだもの。

煮びたしとういと、茄子や冬瓜が思い浮かびます。茄子、冬瓜にかつおと昆布の上品なお出汁が染み込んで、口に含むと香り、甘みがいっぱいに広がります。

でも、こんな料理、出汁をとるのは面倒だし、メインじゃない副菜に手間隙かけて作ったところで、おいしいって言ってもらえるかどうか、もっと言えば、食べてもらえるかどうかも分からない。。。

夏によく買ってくる野菜、オクラとミニトマト。余らしてしまったらどうしてますか。
煮てしまえばまた違ったおいしさになります。

  <材料>
  • オクラ
  • ミニトマト
  • しょうゆ
  • みりん



本来は出汁で煮ます。
でも、煮びたしは野菜の香り、甘み、食感が生きていればそれでおいしいもの。出汁じゃなくても大丈夫。

  <下ごしらえ>
  • ミニトマトのヘタをとる。
  • オクラのがくを削り取る。
オクラは畑から取ってきたような新鮮なものなら、がくとうぶげが痛い。スーパーで買ってくるものなら、もう、うぶげはちくちく感じないでしょう。痛ければ塩で板ずりして取り除きます。
がくだけぺティナイフかピーラーで削り取ります。がくの下で切り落としてしまう必要はありません。


<作り方>
1.水、しょうゆ、酒、みりんを鍋に入れて沸かす。

2.ミニトマトを入れ再び沸いたら、オクラを入れる。



ミニトマトは火を通さなくても食べられるので、”煮る”のが目的ではありません。皮がはじけたら火を止めます。

オクラは加熱し過ぎると柔らかくなりすぎ、色も悪くなります。オクラの香り、食感もなくなる。1分は煮すぎで、時間で測るのではなくて、色を見て判断するとよいです。きれいな緑色に変化して、「もうこれ以上煮ないで~」って言ってきた時火を止めます。

ミニトマトとオクラの2つを一緒に煮るなら、先にトマトで少し間をおいてオクラです。

3.ボールに移して氷水で冷やす。

この冷やされる過程で味が染み込んでいきます。氷水で冷やすのは、オクラの色が悪くならないよう、急速に冷やしたいから。

冷めたら食べるか、冷蔵庫で保存。


前菜程度にはなります。出し汁で煮た「煮びたし」なら、かつお節を振りかけるとおいしく食べられます。


もっと、ちゃんとした煮びたしを作りたい方はネット検索すればいくらでも出てきます。

オクラ トマト 煮びたし - Google 検索

料理に決まりなんてありませんが、煮びたしと煮物の違い、煮びたしに向く野菜は、

煮びたし - Wikipedia

私には冬瓜は「煮びたし」に思えます。大根も、もっと言えばおでんも一種の煮びたしじゃないでしょうか。どれも、火を止めて冷まさない限りおいしくなりません。
長い時間煮るかどうかの違いで見れば、「煮物」になります。

トマトは洋風、和風どちらの「煮びたし」にもおいしく食べられます。トマトは「煮物」にすると、トマト自身が出汁になってしまいます。
トマト自体を食べたいなら加熱は短時間です。トマトのおでんは何とも言えない複雑な味わいになります。フルーツのような風味なのに、出汁が染み込んだ果実?


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kizママ

仰るとおりですね。
オクラとトマトの煮びたしは、夏限定。
冷たく冷やすと本当に美味しいと思います。
by kizママ (2010-08-29 14:00) 

deipno

オクラもトマトも寒くなると高くなるので、確かに夏限定ですね。

by deipno (2010-08-30 04:06) 

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