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ポトフ ~ 生姜のやさしさ [鍋]

ポトフというと洋風のイメージですが、生姜を使うと、やさしくてじんわりあったまる、おでんのような煮物になります。


仕事で遅くなる日が多く、精神的にも疲れてきたので、作り方は無し。

材料は豚バラ肉、新たまねぎ、じゃがいもメークイン、ソーセージ、にんじん、トマト、セロリ、生姜、、塩、コショウ、白ワイン、オリーブオイルです。

新玉ねぎは外の皮だけ剥いで丸ごと。にんじんも丸ごと。トマトもヘタ付きのまま、皮も剥かない。じゃがいもも皮付きのままでも構わない。
こんな適当な下ごしらえがおいしさの秘訣です。

玉ねぎを丸ごと煮る。食べる時は一枚ずつ剥がしながら食べます。
長時間煮ても、不思議と新玉ねぎの方がとろけにくく、しゃきりした食感が残ります。もちろん、とろけて甘くなった玉ねぎもおいしい。

トマトを丸ごと煮る。トマトはトマトソースと同じで、長く煮ると酸っぱくなります。
トマトはおでんに入れてもおいしいのですが、加熱時間は10分で十分。でも、おいしいお出汁は中まで染み込ませないと。
どうするかは簡単。10分加熱したら火を消して、冷ましながら味を染み込ませていくだけ。材料の中で最後に入れるといい。

じゃがいもは煮ると ”煮崩れ” ます。どうしたら煮崩れしにくいかは、皮付きでも皮無しでも同じで、煮る前に油で炒めて、表面を焼き固めておくこと。カレーやシチューで崩れて粉々になったじゃがいもは最悪です。


ポトフはおでんのように、お出汁、スープが全て。
そのスープを材料にいかに染み込ませるかだけを考えればいいだけ。




ポトフ、塩味だけなので、ぼやけた味になりがちです。だから、塩をたくさん入れてしまう。でも、しょっぱいポトフ、おでんはダメ。

どうしたら薄味なのに深い味わいのスープが作れるか?

そのひとつが生姜です。

豚バラ肉と野菜を炒めるときに、生姜を一片入れて香りを付ける。
ニンニクやタイム、ローズマリーもいいですが、生姜がお勧め。

塩は控えめでも生姜のおかげでおいしいスープになります。
豚バラ肉の代わりにベーコン使うなら、塩は要らないかも。

セロリはもちろん葉っぱを使ってスープに香りを移します。セロリの葉っぱを煮出しただけで、即席スープに負けないものが作れる。

材料を炒めるのが面倒なら、煮るだけでも大丈夫。炒めず煮るのと、炒めてから煮る豚汁と同じ。どっちもおいしい。

疲れていても、丸ごと煮るだけで簡単

夜中に食ても、体にも心にも優しい食べ物

セロリの葉っぱのスープに生姜の香り、豚バラの脂、ソーセージの塩気。
心温まる、洋風おでん、ポトフ。材料変えればいくらでもアレンジができます。


ワインのアテにするなら、粒マスタードをたっぷり付けて。
日本酒、焼酎なら、酢橘や柚子を搾ります。和辛しは合わないかもしれません。
粒マスタードや果汁、酸味の利いたものがいずれにも合います。


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