ごぼうサラダ ~ ごぼうの味がする [野菜]
おいしいごぼうサラダは、ごぼうの味がします。噛むほどに土の香りが口の中に広がります。
ごぼうはアクが強くて生のままでは食べられません。よく、ごぼうは切ったら酢水にさらしてあく抜きをします
そんなごぼう、日本人しか好んで食べないようです。中国でも薬に使うだけで、食べても好きで食べているわけではないよう。Tips1
ごぼうサラダというとマヨネーズで和えたもの。
他の味付けでもおいしいはずですが、まずはマヨネーズ味のごぼうサラダで、”ごぼうの土の香り” がするよう作ってみます。
野菜は蒸し焼きにするのが一番おいしい食べ方。蒸篭で蒸しても甘みがましておいしくなるけど、2番だと個人的には思います。
<材料>
マヨネーズで和えるごぼうサラダには砂糖を入れると、ごぼうのクセが弱まり、甘さがプラスされおいしく食べられます。でも、土の香りが弱くなります。
ごぼうだけでは甘さがありません。土の香りを殺さないよう、甘みはりんごで補います。
<下ごしらえ>
ごぼうの皮まで落としてしまわないよう、泥だけ洗い流します。根っこの方の硬いところは切り落とします。
ごぼうの繊維は縦に走っています。縦に真っ直ぐ切れば硬くコリコリした食感に、横に切ればやわらかいけど、細長く切れません。
間を取ってまず斜めに薄切りにします。
そして、縦に切る。数が多くて大変かもしれませんが、横にずらーっと並べて切ればそんなに時間はかかりません。
やわらかーいのが好きでしたら、ささがきに切るといいです。
斜めに切ると端が残る。
食材は無駄にしないよう端も使います。
ごぼうは切ると黒く変色してしまいます。アクの成分のせいですが、薄い酢水にさらすと変色しません。
長く漬けるとごぼうの旨み、味まで抜けてしまうので、5分で十分です。
さらした後はざるにあげて水気を切ります。この後、蒸し焼きにするので、水気を拭いたりしなくてかまいません。
りんごも切ったら変色してしまいます。薄い塩水にさらす。
水気を切って細く切る。
にんじんも皮を剥いたら、ごぼうと同じくらいの太さに切る。
生ハムは適当な大きさに。ハムと違ってあまり細かく切ると、混ぜているうちにちりぢりになってしまいます。
<作り方>
1.鍋にごぼうを入れ少量の水を足し、蓋をして弱火で10分~15分くらい加熱する。
水はほんの少しだけ。ごぼうにも水分があります。大さじ1も入れてません。
ごぼうの太さと量で加熱時間は変わってきます。後でにんじんも蒸し焼きにするので、噛めるくらいの硬さまで蒸し焼きにします。
2.にんじんを加えてさらに蒸し焼きにする。
蓋を開けると土の香りが漂います。これがごぼうの旨さ。
にんじんの方が早く火が通るので後から入れます。
あと7、8分蓋して蒸し焼きにします。途中で蓋を開けて、ひとつ食べて硬さを確認する。
3.ごぼうとにんじんをボールに移し、塩コショウ、お酢、粒マスタードで味を付ける。
熱いうちに和えることで味が染み込みます。後でマヨネーズを加えるので薄味。
4.太白ごま油をまぶす。
マヨネーズだけよりは何か油を足した方がおいしくなります。ふつうのごま油では風味が強すぎるので、太白ごま油がなければオリーブオイルの方がいいと思います。
5.りんごと生ハムを混ぜる。
それぞれよく混ぜ合わせます。
6.冷ます。
熱いうちにマヨネーズも和えた方が、味はよく付きますが、ついついかけ過ぎる。食べる直前ならそれを防げます。
7.マヨネーズを和えて食べる。
やっぱりマヨネーズかけ過ぎた。
冷蔵庫で冷やして翌日とか、味が馴染んだのもまたおいしいです。
ごぼうのコリコリした食感はもちろんのこと、必要最小限の加熱調理にしているため、ごぼうの土の香りがまだ生きています。
ごぼうのクセもさわやかな香りのりんごで押さえられています。
Tips1
ゴボウ 牛蒡(牛房) ごぼうの事始から調理法まで。クリックするとサイトページを開きます。ぜひ、最後まで通読してください。
ごぼうは日本の野菜。私たちには当たり前の野菜で、いろんな食べ方がありますが、それは、たいてい日本独自のものとよく合います。砂糖としょうゆ、味噌、出汁、魚と煮る。。。
お肉とも相性がいい。牛肉とごうぼうのきんぴら、鶏肉とごぼうの煮物、豚肉とごぼうの豚汁。でも、それはしょうゆや味噌など日本人が好む味付けをしているから。
欧米人はごぼうは嫌い、というより、食べない。だから味付けの仕方は知らない。こんなにおいしい野菜なのに。
たまにごぼうでトマトソースやペペロンチーノなどパスタにするのですが、やっぱり合わないと思う。きんぴらごぼうや筑前煮みたいに、ごぼうの土の味がしなくて、どこかもの足りない。
<過去に作ったごぼうのパスタ記事>
・鶏とごぼうのミートソース ~ ごぼうはパスタと合わないのか?
・赤むつとごぼうのスパゲティ
鶏肉とごぼう、白身の魚とごぼう、いずれも相性がいいですが、パスタになると不思議とごぼうの味がしなくなる。
そんなごぼう、しょうゆや味噌など日本独自のもの以外で合うのは、マヨネーズ。
ごぼうサラダというとマヨネーズが思い浮かぶくらい、当たり前のようにマヨネーズをかけてる。一体誰が最初にマヨネーズ味のごぼうサラダを作ったのでしょう? ものすごい発見だと思います。
戻る
TOP HOME
ごぼうはアクが強くて生のままでは食べられません。よく、ごぼうは切ったら酢水にさらしてあく抜きをします
そんなごぼう、日本人しか好んで食べないようです。中国でも薬に使うだけで、食べても好きで食べているわけではないよう。Tips1
ごぼうサラダというとマヨネーズで和えたもの。
他の味付けでもおいしいはずですが、まずはマヨネーズ味のごぼうサラダで、”ごぼうの土の香り” がするよう作ってみます。
野菜は蒸し焼きにするのが一番おいしい食べ方。蒸篭で蒸しても甘みがましておいしくなるけど、2番だと個人的には思います。
<材料>
- ごぼう
- にんじん
- りんご
- 生ハム
- 米酢
- 太白ごま油
- マヨネーズ
- 粒マスタード
- 塩、コショウ
マヨネーズで和えるごぼうサラダには砂糖を入れると、ごぼうのクセが弱まり、甘さがプラスされおいしく食べられます。でも、土の香りが弱くなります。
ごぼうだけでは甘さがありません。土の香りを殺さないよう、甘みはりんごで補います。
<下ごしらえ>
- ごぼうを水で洗い、タワシか包丁の峰で泥を落とす。
- ごぼうを太めの千切りにして酢水にさらす。
- りんごを薄切りにして塩水に漬ける。
- にんじんを太めの千切りにする。
- 生ハムを適当な大きさに切る。
ごぼうの皮まで落としてしまわないよう、泥だけ洗い流します。根っこの方の硬いところは切り落とします。
ごぼうの繊維は縦に走っています。縦に真っ直ぐ切れば硬くコリコリした食感に、横に切ればやわらかいけど、細長く切れません。
間を取ってまず斜めに薄切りにします。
そして、縦に切る。数が多くて大変かもしれませんが、横にずらーっと並べて切ればそんなに時間はかかりません。
やわらかーいのが好きでしたら、ささがきに切るといいです。
斜めに切ると端が残る。
食材は無駄にしないよう端も使います。
ごぼうは切ると黒く変色してしまいます。アクの成分のせいですが、薄い酢水にさらすと変色しません。
長く漬けるとごぼうの旨み、味まで抜けてしまうので、5分で十分です。
さらした後はざるにあげて水気を切ります。この後、蒸し焼きにするので、水気を拭いたりしなくてかまいません。
りんごも切ったら変色してしまいます。薄い塩水にさらす。
水気を切って細く切る。
にんじんも皮を剥いたら、ごぼうと同じくらいの太さに切る。
生ハムは適当な大きさに。ハムと違ってあまり細かく切ると、混ぜているうちにちりぢりになってしまいます。
<作り方>
1.鍋にごぼうを入れ少量の水を足し、蓋をして弱火で10分~15分くらい加熱する。
水はほんの少しだけ。ごぼうにも水分があります。大さじ1も入れてません。
ごぼうの太さと量で加熱時間は変わってきます。後でにんじんも蒸し焼きにするので、噛めるくらいの硬さまで蒸し焼きにします。
2.にんじんを加えてさらに蒸し焼きにする。
蓋を開けると土の香りが漂います。これがごぼうの旨さ。
にんじんの方が早く火が通るので後から入れます。
あと7、8分蓋して蒸し焼きにします。途中で蓋を開けて、ひとつ食べて硬さを確認する。
3.ごぼうとにんじんをボールに移し、塩コショウ、お酢、粒マスタードで味を付ける。
熱いうちに和えることで味が染み込みます。後でマヨネーズを加えるので薄味。
4.太白ごま油をまぶす。
マヨネーズだけよりは何か油を足した方がおいしくなります。ふつうのごま油では風味が強すぎるので、太白ごま油がなければオリーブオイルの方がいいと思います。
5.りんごと生ハムを混ぜる。
それぞれよく混ぜ合わせます。
6.冷ます。
熱いうちにマヨネーズも和えた方が、味はよく付きますが、ついついかけ過ぎる。食べる直前ならそれを防げます。
7.マヨネーズを和えて食べる。
やっぱりマヨネーズかけ過ぎた。
冷蔵庫で冷やして翌日とか、味が馴染んだのもまたおいしいです。
ごぼうのコリコリした食感はもちろんのこと、必要最小限の加熱調理にしているため、ごぼうの土の香りがまだ生きています。
ごぼうのクセもさわやかな香りのりんごで押さえられています。
関連記事 |
・じゃがいもの蒸し焼き ~ ほくほくがたまらない ・かぼちゃの蒸し焼き ・とうもろこしの蒸し焼き |
鍋の紹介記事 |
・ストウブ オーバル17cm ~ 野菜の下ごしらえに便利 |
Tips1
ゴボウ 牛蒡(牛房) ごぼうの事始から調理法まで。クリックするとサイトページを開きます。ぜひ、最後まで通読してください。
ごぼうは日本の野菜。私たちには当たり前の野菜で、いろんな食べ方がありますが、それは、たいてい日本独自のものとよく合います。砂糖としょうゆ、味噌、出汁、魚と煮る。。。
お肉とも相性がいい。牛肉とごうぼうのきんぴら、鶏肉とごぼうの煮物、豚肉とごぼうの豚汁。でも、それはしょうゆや味噌など日本人が好む味付けをしているから。
欧米人はごぼうは嫌い、というより、食べない。だから味付けの仕方は知らない。こんなにおいしい野菜なのに。
たまにごぼうでトマトソースやペペロンチーノなどパスタにするのですが、やっぱり合わないと思う。きんぴらごぼうや筑前煮みたいに、ごぼうの土の味がしなくて、どこかもの足りない。
<過去に作ったごぼうのパスタ記事>
・鶏とごぼうのミートソース ~ ごぼうはパスタと合わないのか?
・赤むつとごぼうのスパゲティ
鶏肉とごぼう、白身の魚とごぼう、いずれも相性がいいですが、パスタになると不思議とごぼうの味がしなくなる。
そんなごぼう、しょうゆや味噌など日本独自のもの以外で合うのは、マヨネーズ。
ごぼうサラダというとマヨネーズが思い浮かぶくらい、当たり前のようにマヨネーズをかけてる。一体誰が最初にマヨネーズ味のごぼうサラダを作ったのでしょう? ものすごい発見だと思います。
戻る
TOP HOME
ちょうど昨日スーパーでゴボウを見かけて、おいしそうだな~って思ったばかりでした。でもきんぴらくらいしか思いつかず、買わずじまい。ゴボウサラダがあったな~と記事を拝見して食べたくなっちゃいました。さっそく作ってみます~
by 鈴虫 (2010-02-15 14:00)
こんにちは。
ごぼうはよくあまらせがちな野菜ですね。全部煮てしまうか、サラダにしちゃうが多いです。
by deipnosophistae (2010-02-15 14:30)