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手羽先でカチャトーラ風 ~ フライパンで手軽に [鶏肉]

手羽先を使ってフライパンで焼く簡単なカチャトーラを作ります。

トマトソースで煮込まない、あっさりとした味ですが、玉ねぎ・にんじん・セロリの香りを付け、ローストチキンのようなおいしさです。
落合務さんの本「イタリア料理のおいしい約束」を参考にアレンジしています。

  <材料>
  • 手羽先・・・5本
  • 玉ねぎ・・・小1/2個
  • にんじん・・・1/4本
  • セロリ・・・5、6cm
  • しめじ・・・1/2パック
  • トマト・・・1個
  • ニンニク・・・ひとかけ
  • ローズマリー(乾燥)・・・小さじ1
  • 小麦粉・・・適量
  • 白ワイン・・・100cc
  • 塩、コショウ
  • オリーブオイル
  • 水・・・煮込み用にひたひたにかぶるくらい

乾燥ローズマリーの量は調節してください。この材料で小さじ1は多目です。苦手な人は減量してください。ローズマリーは生があれば生を、セージを使ってもおいしいです。
セロリは枝の方を入れています。茎でもかまいません。
白ワインの量は計ってないのでだいたいです。どれだけ入れるにしても、煮詰めて水分飛ばしますので、少な過ぎなければいいです。酒やお酢でも代用できます。落合さんのレシピではワインビネガーを使われている。

  <下ごしらえ>
  • 玉ねぎを粗くみじん切りにする。
  • セロリの枝をポキポキ折る。茎を使うなら玉ねぎと同じようみじん切り。
  • しめじを小房にわける。
  • トマトは皮を湯剥きして、横半分に切って種を取り除く。塩をして余計な水分を出しておく。
  • 手羽先に塩、コショウをして小麦粉をまぶす。

トマトに塩をしたらざるにのせるか、ペーパーを引いて出てくる水分を吸わせます。そんなことなんて思わないで、このひと手間でおいしくなります。下ごしらえしたトマトは甘い。
種は何か他の出汁にでも使ってください。玉子焼きに入れ込んでもいいかも。
トマトの皮はおいしいですから、剥かなくてもいいですが、炒めて煮込むうちに皮だけ外れるため、ここでは湯剥きしました。
トマトは入れなくてもおいしくできます。


手羽先の両面に塩、コショウをしたら、小麦粉(強力粉)を全体に満遍なくまぶして、余計な粉をはたいておきます。強力粉がなければ薄力でもかまいません。

こういうのがあると粉振りに便利です。手が汚れません。

塩、コショウはこの味が全てになりますので、適切な量を。ふだんから指で塩をするようにしていれば、丁度いい塩加減にできますよ。チャーハンで練習を!

ニンニクは皮ごと1個そのままで使いました。どれだけ香りを付けたいかで入れ方を変えてください。香りの強い順番は、
すりおろし > みじん切り > 薄切り > たたきつぶす > 半分に切る > 丸ごと > 皮ごと
どれにしても焦がさないように注意すること。


<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルをひいて、手羽先を焼き付ける。

表面がこんがりするまで、焼いているときいじらないでしっかり焼き付ける。両面とも強火で焼き、表面を焼き固めます。

2.手羽先の表面が焼き固まったら別皿に取り出し、ニンニク、玉ねぎ・セロリ・にんじんを炒める。

フライパンに残った脂をペーパーで拭き取る。この脂は野菜を炒める時の焦げにつながるだけでなく、味がくどくなる元ですので捨ててしまうこと。

オリーブオイルを引き直して、野菜を炒めます。

いずれも香り高い野菜、ミルポワ。洋食の出汁ですね。味は塩味だけですが、この野菜のおかげでとてもおいしくなります。弱火で香りが立つまでじっくり炒めます。


野菜がしんなりしたところで、手羽先を戻す。ニンニクは少しだけの香りにしたかったので、外してしまいました。そのまま入れておいてもかまいません。

3.香りが立ってきたら、白ワインを入れアルコールと水分を飛ばす。

強火にして一気にアルコールと水分を飛ばしてしまいます。沸騰したら鍋を持って回します。

水分が無くなった。

4.ローズマリー、トマト、しめじを入れて水をひたひたになるくらいに入れる。

ローズマリーは焦げないようにこのタイミングで入れました。炒める時に入れれば強く香りが付けられます。
しめじはこのあと煮込むので、縮んでしまわないようにしました。炒める時に加えれば油が回って、よりおいしくなるかも。

5.沸いたら蓋をして弱火で30分程度煮込む。

小麦粉でとろみが付いています。

6.強火にかけて水分を飛ばす。

鍋を持って回しながらすると焦げ付きません。平底の中華鍋を使ったので、深さがあり回しやすかった。


お皿に盛ってセロリの葉っぱを手でちぎって散らして完成。
野菜はクタクタに煮込まれているから、あまりおいしくありません。香り付けのためと割り切れば、お肉としめじだけ食べます。
手で持ってかぶりつくのがおいしい食べ方です。白ワインがおいしく飲めました。

トマトソースで煮込まないカチャトーラ風もおいしいですよ。手羽先でなく、手羽元やもも肉でもできます。

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イタリア料理のおいしい約束

イタリア料理のおいしい約束

  • 作者: 落合 務
  • 出版社/メーカー: 柴田書店
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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